湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

林檎漬け

2017年03月31日 | 山ラン
 マスクをして、曇り止め塗って朝山ラン。早く何も気にせず走れるようになって欲しい!



 この前より少し早い時間。でも気持ち良い朝の気配は希薄。山では雪を黄砂が汚してしまっていたりもするらしい。もしかしたらここらも、とこの写真を見て思ったりした。ただ実際はカメラのせいかもしれない。岩の上に落としてしまってから、なんだかくっきりした写真が撮れていない気もするのだ。



 今朝は音楽聴きながら走った。聴いていたアルバムが終わり、別のアルバムを選ぶために止まったときについでに写真も撮った。

 去年の夏から秋にかけてよく聴いていたのが椎名林檎のセカンドアルバム。居間のコンポの調子が悪くなり、CDが聴けなくなってしまった。手持ちのMDのなかでそのとき一番しっくりくる気がしたのが椎名林檎のセカンドだった。自傷的にすら感じられる叩き付ける激しさに不思議に勇気づけられたりした。

 それまでも熱心に聴いていたわけではなかった。MDは聴けない新しいコンポを買ったこともあり、それからも繰り返し聴いたりもしなかった。あらためて聴いてみようと思ったきっかけは、1月からはじまった坂元裕二脚本のドラマ『カルテット』のエンディングだった。曲、映像ともに格好良くて、少しずつ今まで聴いていなかったCDを借りはじめた。すると、今さらですかと言われてしまいそうだけれども、どれもすごく良い。そんなに熱心に音楽を聴き込むタイプではないけれど、聴けば聴くほど本物だと思った。メロディーや雰囲気だけでなく、詩も軽く聴き流せず、うなり、考え込んでしまったりする部分があったりして引き込まれていった。

 そんなわけで、最近はすっかり林檎漬け。賞味期限はまだまだ長そう。たくさん味わいたい。