滑りやすい溜まった落ち葉。湿った苔。それでなくても次々と続くテクニカルな上り。ピークまで標高差にして50mくらいはありそうなこの坂を、僕はまだ一度も完登したことがない。惜しかったのが2回。1回は、初っ端の入りの部分でふらついて脇の岩にお手付き。もう1回は最後の少し難しい場所、でも5回中1回くらいしか失敗しない場所(当時)で足つき。一度でいいから完登してみたいのだけれども、技術的にもそして長い坂だけに体力的にももう厳しいような気がしている。実際、核心部分だけとっても、そこをきっちり上り切ったことが今となっては信じられないくらいなのだ。そして核心部分をクリアしたとしても、息があがったそのすぐあとに休めない難しい上りがまだまだ続くのだから。
長い上りなので、一度失敗したらもうその日は終了。まぐれでもいいので、一度でいいから上り切ってみたいと思っているのだけど、自分も、そして向うも余程コンディションが良くないと厳しいかな。さらにかなりの運にも恵まれてとなると。。。