ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

「ヨナ書」

2018-05-14 16:56:37 | 今日の聖句
今日の聖句 「ヨナ書」4章1節~4章11節 です。

04:01ヨナにとって、このことは大いに不満であり、彼は怒った。 04:02彼は、主に訴えた。「ああ、主よ、わたしが
まだ国にいましたとき、言ったとおりではありませんか。だから、わたしは先にタルシシュに向かって逃げたのです。
わたしには、こうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、
災いをくだそうとしても思い直される方です。 04:03主よどうか今、わたしの命を取ってください。生きているよりも
死ぬ方がましです。」 04:04主は言われた。「お前は怒るが、それは正しいことか。」 04:05そこで、ヨナは都を出て
東の方に座り込んだ。そして、そこに小屋を建て、日射しを避けてその中に座り、都に何が起こるかを見届けようとした。
04:06すると、主なる神は彼の苦痛を救うため、とうごまの木に命じて芽を出させられた。とうごまの木は伸びて
ヨナよりも丈が高くなり、頭の上に陰をつくったので、ヨナの不満は消え、このとうごまの木を大いに喜んだ。
04:07ところが翌日の明け方、神は虫に命じて木に登らせ、とうごまの木を食い荒らさせられたので木は枯れてしまった。
04:08日が昇ると、神は今度は焼けつくような東風に吹きつけるよう命じられた。太陽もヨナの頭上に照りつけたので、
ヨナはぐったりとなり、死ぬことを願って言った。「生きているよりも、死ぬ方がましです。」 04:09神はヨナに言われた。
「お前はとうごまの木のことで怒るが、それは正しいことか。」彼は言った。「もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。」
04:10すると、主はこう言われた。「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びた
このとうごまの木さえ惜しんでいる。 04:11それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。
そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」


旧約聖書、今日は「ヨナ書」を読みました。

『神は、ヨナに対してアッシリアの都ニネベに行って審判の言葉を語るよう命令する。ところが、預言者としてあろうことか、
ヨナはこの使命の困難を恐れて逃亡する。ヤッファの港に下ってタルシシュ行きの船に乗り込むと間もなく大風が起こって、
船は沈没しそうになる。大風の原因はヨナが神の命令を恐れて逃亡したためであることが明らかになり、ヨナは海に投げ込まれ、
神の遣わした大魚に飲み込まれる。しかしヨナが神に祈ると魚はヨナをニネベの近くに吐き出した。神が再びヨナに命じたので、
ヨナはやむなくニネベの人々に神の審判を告げた。すると予期に反して、王をはじめニネベの人々は断食をして悔い改め、
神は審判を思いとどまった。ヨナにとって神の慈悲は不満であった。なぜ巨悪の都ニネベは赦されたのか、神は自分を
弄んだのではないか。』    聖書事典から(木田献一先生による)ヨナ書のあらすじです。

短いということもありますが、この「ヨナ書」とても親しみを感じます。
ヨナという預言者の神様への話しぶりが率直で正直で可愛らし気があります。
「生きているよりも、死ぬ方がましです。」
「もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。」・・・・なんてねえ~(笑)
「ヨナ書」の神様も旧約の威厳ある恐れ多い雰囲気よりずいぶんと優しそうです。
(以前、左近牧師が説教でヨナ書の「恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても
思い直される方です
。」の聖句に言及されたことを思い出しました。)

木田献一先生によると
ヨナ書は 『人間は自分の狭い価値判断で、世界に生起する出来事を不条理とし、神への信頼を拒否するが、
愚かなことである。
 ヨナ書はペルシア時代のユダヤ人の信仰的成熟を示している。』 そうです。

世界に生起する出来事、毎日の身の回りの出来事、なんで? なんで!と思う事がたくさんあります。
思いがけない(不条理?)出来事が多く、不幸と思えること、悲しいこと、苦しいことがたくさんある日常に
「時を得ても得なくても」神様に従って生きるということはどういうことなのか・・・・・
神も仏も無いものかという人間の嘆きはまっとうだよねぇ・・・・・
信仰浅く、傲慢で、愚かな私はそう考える時もあります。
それでも今の私は、神無き世界、主いまさぬ世界を想像する事はできません。
この苦しい世の中を生きて行けるのは信仰があるからだ、と私は信じています。
そして毎日神様に「御心ならばこうして頂きたい、ああしていただきたい」と親しくお話させていただいています。

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親鳥から餌をもらうカラスの幼鳥たち、口の中がまだ赤い。
今の時期の公園や野原では野鳥たちが子育ての真っ最中です。
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