一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

家庭DINING「かきたRO」 -⑦   座りの締めは若竹屋「坐」  11/22

2010年11月27日 23時46分25秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 若竹屋「坐」  家庭INING「かきたRO」) 2010/11/22

 

■2010/11/22(月)

アテや食べ物の写真が無いのにご不満の向きもあろうが、

やはりお酒があまりに卓越していたので、

敢えて今回はお酒にスポットを当て

アテは載せなかった。

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さて その夜、時計の針は、夜の9時半をあっさりと越えていた・・・らしい。

というか時計など一度も見ることなくあっさりと2時間半以上が

過ぎていたことが、今振り返っても信じられないくらいだ。

店の中は、気づけば満席状態の盛況さ。

おかみ(石飛)さんは、まさにその名の通り

席から席へ 「和らぎ水」

注いでまわっていた。

 

K先輩が、時計を確認する姿を見て、私も初めて自分の時計を見た。

「え~っ、もうすぐ10時ですか。」

 

時間は、物理的な物だが、人の心の中の時の進み具合は、

まさに心理的なものだと感じさせられた。

 

その時飲んでいたのが

 

ほとんどが、関西の立ちばかりで飲んでいる私

たま~に座って飲む夜の〆などには

似合っているかもしれないな

このお酒は。

 

時間を確認して、店を出るまでは長くなかった。

一応このお店の日本酒会員(NO.11)に名を連ねさせてもらっている私、

おかみの石飛さんには、美味しいお酒を紹介頂いたことに御礼を申し上げた。

珠玉の銘酒たちの封切りが、果たして私で良かったのか

正直なところ 役不足を感じないでもなかったが、

店を出るときの満足感はいつもの数倍だった。

 

この店を紹介してくれたK先輩とバス亭で別れ、来たバスに飛び乗った。

バス亭の名前が「別府(べふ)」 別れの府とは、出来すぎだな。

バスに乗ってしばらくして ポケットからラジオを取り出し

聴いてわかったことが、

「今日はいい夫婦の日、皆さんはどうでした?」

流れてきた。

 

そうか・・・ いい夫婦の日、私は別にして

「先輩と先輩のだんなさんには、悪いことしてしまったな・・・」

私ひとり はしゃいでしまって、そんな私に付きあわせてしまって

と反省することしきりの夜であった。

 

でも また「かきたRO」さんの扉を開ける日が、近いうちに来るといいな。

そう思った夜でもあった。

 

・・・おしまい

(寅)

 

 

 

 


家庭DINING「かきたRO」 -⑥   梅乃宿『月うさぎ』の夜  11/22

2010年11月27日 19時50分12秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 梅乃宿「月うさぎ」  家庭DINING「かきたRO」) 2010/11/22

 

■2010/11/22(月) 月うさぎの夜

燗酒をもう一つ追加で呑んでいた時に

おかみ(石飛)さんが、「冷えましたので、三人で一緒に頂きましょうか」

私たちの席まで持ってこられたのが、私が手土産がわりに差し上げていたブルーの瓶

 

冷えた 梅乃宿の『月うさぎ』 だった。

写真は、しっかり後ろのラベルを確認していらしたおかみさんの様子

手にするのも 見るのも この夜が初めてとのこと。

 

三人で「月うさぎ」で乾杯して まもなく おかみ(石飛)さんから

「うちは今、一ノ蔵さんの『すず音』を入れてますけど、明日からこれに切り替えます。

とどろき(酒店)さんに頼んだらいいのかしら・・・」

サプライズなコメントが返ってきた。

気に入ってもらえたわけだ。

 

バッグに「月うさぎ」の青い瓶を詰め込んで、関門海峡を越えて持って来て良かった。

「あらごしシリーズ」に加え、「月うさぎ」もラインナップに加わり

私の地元の酒が、福岡の地で愛飲されると

想像するだけで、感無量になった。

 

今夜は月曜日、そして来年は、兎(うさぎ)の年

曇り空で、夜空に月は見えなくても

テーブルの上の「月うさぎ」

ひときわ輝いていた

だった。

つづく・・・

(寅)

 

 


家庭DINING「かきたRO」 -⑤  『若竹屋 雄町と五百万石』  11/22

2010年11月27日 12時55分12秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(燗酒「若竹屋の雄町と五百万石」 家庭DINING「かきたRO」 ) 2010/11/22

 

■2010/11/22(月)

ということで、大吟醸トリオにすっかりはしゃいでしまっていた私。

今にして思えば、前に座っていたK先輩は、たぶん

私を呆れ顔で眺めていたかもしれない。

 

「じゃ次は、そろそろ燗酒でいきましょうか。」と私が言うと

「燗酒 いいわね」

初めてお酒に先輩がのってきた。

 

そうか・・・ 知らなかったというか わかってなかった

「先輩は、燗なら飲めることを」

 

おかみ(石飛)さんを呼んで早速、燗酒を頼みたいと相談すると

「折角ですから 燗も若竹屋さんでいっちゃいましょうか」

と出して頂いたのが、写真の

「雄町」「五百万石」

 

この温めタイプの酒器もなかなかいい感じ

お酒の方も K先輩と私とで2つとも

あっと言う間に空(カラ)になった。

燗酒に切り替えてどうやら

正解だったようだ。

つづく・・・

(寅)

 

 


家庭DINING「かきたRO」 -④  『若竹屋 珠玉の銘酒三種』  11/22

2010年11月27日 09時25分45秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 若竹屋「珠玉の銘酒」三種  家庭DINING「かきたRO」) 2010/11/22

 

■2010/11/22(月)

「渓」はさすがに美味かった。

すーっとした喉ごし

スタートを敢えてビールにせず、これにして正解だった。

 

一杯目のグラスはあっという間に呑んでしまった。

次は・・・「 何がいいですかね? 」と聞いた。

おかみ(石飛)さんが 「じゃ 昨日蔵で試飲して、特に美味しいと思って

瓶詰めしてもらった大吟醸の飲み比べでいってみましょうか?

これは、流通してなくて、ここでしか飲めないお酒ですよ。」

 

「いいですね~ 今ここでしか飲めないお酒。 是非それお願いします。」

まもなく 私の前に並べられたボトルたち

 まばゆかったこと。 (写真)

 

左の二つの未開封ボトルに名前は無いようだが、 

左から若竹屋 『大吟醸うす濁り』・『純米大吟醸』・『極(きわみ)』

お値段は、右に行くほど高くて

一番右は、1万円クラスだと。

 

でも私が気に入ったのは、一番左の『大吟醸・うす濁り』

「あの~ この中では、値段が一番低いみたいですけど

私はこの一番左のお酒が、めちゃめちゃ美味しいと感じました。

今年もいろいろ飲みましたが、たぶんこれが印象度・一番のお酒です。」

 

実は、おかみさんも同感とのこと

「昨日、蔵で試飲してこれをとても気に入って、買って帰ったんですよ」

 

前回、私が「奥播磨」「三井の寿」の銘柄を指名したら

とても喜んでいらしたが、どうやら

私とここのおかみさんの

お酒の趣向は

似ている

ようだ。

 

「これは、まさに水と米でできた芸術品ですよね。」

珠玉の銘酒に対してこれぐらいのコメントしか浮かばなかったが、

本当に今夜 ここに来て良かったと思った。 

もしかして お酒が私を呼んだのか?

私の後ろに着いている食神が

酒を呼んだのか?

定かでは

ないが。

しっかりと定かな印象だけは、心に刻まれた夜だった。

つづく・・・

(寅)

 

 

 

 

 

 

 


家庭DINING「かきたRO」 -③  若竹屋シリーズの始まり始まり  11/22

2010年11月27日 07時55分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(若竹屋・純米吟醸「渓(たに) 」 福岡市・家庭DINING「かきたRO」) 2010/11/22  19:30

 

■2010/11/22(月)

店に入って挨拶・お土産類の紹介・記念撮影が一通り終わったところで

そんなこんなで時計を見ると既に30分近くが経っていた。

入店してから30分もオーダーを入れてないというのも

極めて稀なケース。

飲み始めようと

壁を見た

飲みたい「ひやおろし」数種は、完売と書かれていた。

「東洋美人も終わっちゃったか~ 」

 

おかみ(石飛)さんに「そろそろ飲み始めたいんですけどおすすめは何ですか?」

と尋ねると即座に返ってきたのは

「若竹屋さんですね。

 昨日、田主丸の若竹屋さんの蔵に初めて行ったんですけど

本当に楽しませてもらって帰ってきたところなんですよ。

ここのお酒、とても美味しくて沢山仕入れてきました。

まさにタイミングがいいですね・・・

 それいってみますか。」

 

「若竹屋の名前だけは充分知っています。お酒の雑誌では、

九州で指折りに美味い酒を造ることで有名ですよね。

伝説の若竹屋の酒 じゃ それでお願いします。」

 

蔵の所在地、田主丸に掛けて「楽し〇」という酒も見せてもらった。

九州屈指の葡萄の産地でできた日本酒は

果たして どんなものか

楽しみ 楽しみ~

 

やがて おかみさんが冷え冷えの一升瓶を持ってこられた。

写真は封切りの瞬間。(その時の雰囲気が出てると思う。)

「若竹屋の『渓(たに)』です!」

 

「きっとお酒も喜んでいると思いますよ。

やっぱり価値のわかる人に飲んでほしいですからね。」

恥ずかしくなるくらいの褒め言葉まで頂いて

若竹屋・銘酒シリーズの始まり始まり~

つづく・・・

(寅)