( 若竹屋「坐」 家庭INING「かきたRO」) 2010/11/22
■2010/11/22(月)
アテや食べ物の写真が無いのにご不満の向きもあろうが、
やはりお酒があまりに卓越していたので、
敢えて今回はお酒にスポットを当て
アテは載せなかった。
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さて その夜、時計の針は、夜の9時半をあっさりと越えていた・・・らしい。
というか時計など一度も見ることなくあっさりと2時間半以上が
過ぎていたことが、今振り返っても信じられないくらいだ。
店の中は、気づけば満席状態の盛況さ。
おかみ(石飛)さんは、まさにその名の通り
席から席へ 「和らぎ水」を
注いでまわっていた。
K先輩が、時計を確認する姿を見て、私も初めて自分の時計を見た。
「え~っ、もうすぐ10時ですか。」
時間は、物理的な物だが、人の心の中の時の進み具合は、
まさに心理的なものだと感じさせられた。
その時飲んでいたのが
坐
ほとんどが、関西の立ちばかりで飲んでいる私
たま~に座って飲む夜の〆などには
似合っているかもしれないな
このお酒は。
時間を確認して、店を出るまでは長くなかった。
一応このお店の日本酒会員(NO.11)に名を連ねさせてもらっている私、
おかみの石飛さんには、美味しいお酒を紹介頂いたことに御礼を申し上げた。
珠玉の銘酒たちの封切りが、果たして私で良かったのか
正直なところ 役不足を感じないでもなかったが、
店を出るときの満足感はいつもの数倍だった。
この店を紹介してくれたK先輩とバス亭で別れ、来たバスに飛び乗った。
バス亭の名前が「別府(べふ)」 別れの府とは、出来すぎだな。
バスに乗ってしばらくして ポケットからラジオを取り出し
聴いてわかったことが、
「今日はいい夫婦の日、皆さんはどうでした?」と
流れてきた。
そうか・・・ いい夫婦の日、私は別にして
「先輩と先輩のだんなさんには、悪いことしてしまったな・・・」
私ひとり はしゃいでしまって、そんな私に付きあわせてしまって
と反省することしきりの夜であった。
でも また「かきたRO」さんの扉を開ける日が、近いうちに来るといいな。
そう思った夜でもあった。
・・・おしまい
(寅)