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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

マスク社会が危ない

2023-01-22 13:37:02 | 本-その他
Kindle本『マスク社会が危ない』を読了。
本書はコロナ生活がどう子どもたちに影響したかを書いています。マスク着用や「黙食」などが想像以上に子どもたちにかなりのストレスを与えているようです。たしかにどっちかといえばインドア派の私でさえ相当なストレスなので、未発達の子どもにとってはさらに深刻でしょう。部活は制限、声を出して思い切り笑えない、お弁当の時間におしゃべりできない。今まで当たり前だったことができないのですから、それはかわいそうです。
体育の授業などで「マスクを外していいよ」と先生が言っても、ほとんどの子どもたちはマスクをしたままだそうです。大人たちも人気のない屋外でさえマスクです。鼻や口を覆われているので当然笑っているのか怒っているのか表情が読み取れませんし、皆が無表情に見えます。
そういえば高校1年生の甥は、自宅マンションに来る際、食事以外はマスクをしたまま。母や姪と写真を撮った時も「マスクを外して」と言われて渋々マスクを外した様子。すっかりマスクに慣れてしまって、外すのが恥ずかしいのでしょうか? 「マスクが好き」「マスクをした方が楽」という若い人たちも決して少なくないそうです。
それと、スキンシップが極端に減ったのも大きいそうです。「ソーシャルディスタンスを保ちましょう」となるべく他人同士が接触しないように言われていて、間近で人とふれ合うことができない。本来、人はリアルのコミュニケーションの中で生きているのであって、やはりオンラインでは限界があります。
特にコロナ時代に生まれてきた子どもたちは、実際のコミュニケーションが極端に少なく、大人も子どもも皆がマスクをしている姿しか見ていませんから、それが彼らの将来にどう影響されるのか。そんな世代がいずれは世の中を支えることになるでしょうから心配です。
新聞によると、春にはコロナがインフルエンザと同じような扱いになるようですね。屋内でのマスクも原則的にOKになるそうですが、それでマスク生活が変わるとは思えません。
マスクが絶対にダメとは言えませんし、「着けたい人は着ける、着けたくない人は外す」でいいと思います。それをマスコミがコロナに対してワーワー騒ぎ立てるから、余計に「マスクを着用すべし」という半強制的な圧力がかかるのでは。実際はコロナだけでなくインフルエンザだって怖いのに、何故かインフルエンザに関する報道はあまりありません。TVもSNSも偏った報道は避けてほしいものです。