図書館から借りた『すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)』を読了。
タリーズの社長、松田公太氏が書いたタリーズコーヒージャパン誕生物語。
タリーズのことだけでなく、社長の生い立ちまで書かれています。アフリカとアメリカにも住んだことがあるようです。英検1級取得者でも難しいと言われる国連英検特A級にも合格したとか。英検準1級止まりの自分の英語力があまりにも貧弱に見えてくる…(汗)。
松田氏は元大手銀行員で、タリーズを開業するまではコーヒーの淹れ方も分からないほど素人だったそうです。そんなタリーズが今ではスタバと競争するほど発展していますからね。本書を読んで、相当の努力が伝わってきます。
各章の冒頭の言葉も印象的。別に起業までしなくても、これらの言葉は誰にでも伝わるし、実行すべきなのではないでしょうか。
著者は日本の社会についていろいろと意見があるよう。教育とか天下りとか。こんな人が日本にもっと多くいたら、国内社会は大きく変わっているでしょうね。
スタバの本とタリーズの本と2冊続けて読んでいたら、それぞれのお店へ行きたくなりました。確かにコーヒー代はちょっと高いけれども、それだけいい豆や技術が用いられているのですもの。勿論お店の雰囲気もいいですし。
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すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫) 価格:¥ 546(税込) 発売日:2005-03-27 実際に借りたのは2002年刊のハードカバー。文庫版が出ているのですね。 |