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Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

不適切な日本語

2017-06-09 20:59:09 | 本-言語関連
図書館から借りた『不適切な日本語 (新潮新書)』を読了。
本書は日本語に関する25のエッセイ集。よく使われている表現が「え、正しくないの?」と驚くものばかりですし、他にも国語辞典の楽しみ方とか表現の違い、カタカナ語、アクセントなどが取り上げられています。親しみやすい文章で書かれているところが良かったです。
著者の梶原しげる氏はどこかでお名前を拝見していると思ったら、日本語検定の審議委員をされているのですね。

不適切な日本語 (新潮新書)
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新潮社

上流の日本語 どんな場所に出ても、恥をかかない話し方

2017-04-06 21:29:58 | 本-言語関連
図書館から借りた『上流の日本語 どんな場所に出ても、恥をかかない話し方』を読了。
本書では人に感心を与えるような日本語の表現が紹介されています。褒め方、断り方、電話、メールなど、パターンは様々。特に目上の人に対しては私も上品な日本語を使いたいですね。
ただ、本書には1つだけ欠点が。それは「お過ごしになられた」など、二重敬語が頻繁に出てくるところ。それさえなければ本書は文句のつけようがありません。それを反面教師として、正しい敬語を身に付けたいですね。

上流の日本語 どんな場所に出ても、恥をかかない話し方
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朝日新聞出版

驚くべき日本語

2017-03-29 21:21:48 | 本-言語関連
図書館から借りた『驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)』を読了。
本書はアメリカ人である著者が語っている「日本語」について。翻訳されているということは当然原書は英語でしょうし、原書の方がどんな風に書かれているのか気になります。
略語とか曖昧に見える言葉、敬語など、アメリカ人から見た日本語ってああなんだなと。特に日本語だけが「曖昧」ではないというのがちょっと意外だったかもしれません。

驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)
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集英社インターナショナル

優しい日本語―英語にできない「おかげさま」のこころ

2017-03-26 14:38:59 | 本-言語関連
図書館から借りた『優しい日本語―英語にできない「おかげさま」のこころ』を読了。
本書では英語では表現しにくい日本語が挙げられています。一応その言葉に近い英訳が書かれているけれど、やはり無理矢理な表現になっていますね。それだけ日本語の持つ表現が奥深いということなのでしょう。
海外出身者にとって、日本語は習得しづらいところも多いようです。漢字はもちろんですが、どういう意味なのか曖昧な表現が多いとか。
英語など多国語を学ぶのもいいけれど、まずは優しく繊細な日本語を大切にしたいですね。

優しい日本語―英語にできない「おかげさま」のこころ
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太陽出版


もうじき地元の図書館が1週間お休みに入るので、数日前から貸出期間が3週間(通常は2週間)に延びています。ということで、昨日は予約の本を含めて何冊も借りてきました。

日本語通

2017-02-09 21:21:54 | 本-言語関連
図書館から借りた『日本語通 (新潮新書)』を読了。
本書は日本語に関するあれこれを書いたもの。漢字、文法、日本語の歴史など、けっこう幅広いです。
第一章で取り上げられている「きらきらネーム」はホントに普通では読めません。もし私がそんな名前だったら、誰にも読めなくて嫌ですね。
「ら抜き言葉」は最近使われ始められたと思っていたけれど、案外近世の作家も使っていた様子。
第五章の「日本語史通」はちょっと難しい内容だけれど、内容は面白かったです。「醍醐寺」を「チーズ寺」とするなんてユニークです。それと昔は海外の人とのやりとりは相当難しかったでしょう。そういう偉人たちの苦労があったこそ、今があるのですね。

日本語通 (新潮新書)
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新潮社


実は本記事は昨日書く予定でした。しかし昨日は出勤の後に美容院へ寄り、帰宅が遅くなりました。すっかり疲れてしまって、パソコンはメールチェックにとどめて、夜9時頃にはベッドへ入ってしまいました。美容院って座りっぱなしだから、マッサージしてもらっても案外疲れるのですよね。次回の予約は休日の前の金曜日にしました。

「ほぼほぼ」「いまいま」?! クイズ おかしな日本語

2017-02-03 21:53:51 | 本-言語関連
図書館から借りた『「ほぼほぼ」「いまいま」?! クイズ おかしな日本語 (光文社新書)』を読了。
「面白いタイトルだなぁ」と思い本書を借りてきましたが、内容はそれなりに面白かったです。タイトルどおり日本語クイズとその詳しい解説が載っているわけですが、案外難しかったです。本書は大きく「語彙・意味」、「表記・文法」、「敬語」の3つの章に分けられていて、クイズはちょっぴり日本語検定みたいでした。
今まで何冊も日本語関連の本を読んできましたが、漢字、敬語、慣用表現など日本語って奥が深いと思います。

「ほぼほぼ」「いまいま」?! クイズ おかしな日本語 (光文社新書)
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光文社

新・敬語論

2017-01-31 21:18:38 | 本-言語関連
新・敬語論―なぜ「乱れる」のか (NHK出版新書 508)』を読了。
自宅近くの本屋さんを眺めていたら本書が目にとまり、つい衝動買いしてしまいました。日本語検定2級を持っているとはいえ、敬語には自信のない私。やはり他人や自分の敬語が気になってしまいます。本書は期待どおりで知らなかったことも多く、けっこう参考になりました。
本書では尊敬語や謙譲語は勿論のこと、コンビニやファミレスの店員さんが使う所謂「マニュアル敬語」についてまで書かれています。一見「マニュアル敬語」は最近作られたように思えますが、時代を遡ると江戸時代にもあったとか。
それと敬語は年齢を重ねることで身につくとのこと。たしかに小学生時代は「です」「ます」すら使う機会も少ないですからね。高校時代でも「いらっしゃいますか」なんて滅多に言いません。社会に出て何年かして漸く使い分けができるレベルだと思います。
「どこまで敬語を使えばいいのか?」と度々思います。失礼かなと思ってつい使いすぎてしまったり、逆に目上の人に対して失礼な言葉を使ってしまったり。ただ、深く考えすぎるのも良くないし、他人の敬語に対して批判しすぎるのもどうかと思います。

新・敬語論―なぜ「乱れる」のか (NHK出版新書 508)
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NHK出版

日本語を作った男 上田万年とその時代

2017-01-23 21:02:17 | 本-言語関連
図書館から借りた『日本語を作った男 上田万年とその時代』を読了。
はぁ、本書は約550ページと長かった…。図書館で本書を受け取った時、分厚さに驚きましたもの。読み終わるのに10日近くもかかりました。
本書は国語学者の故・上田万年(うえだかずとし)氏と日本語に纏わる話。漢字廃止論とか仮名遣い、文体、標準語など、明治時代には日本語に関するいろいろな議論があったのでした。
随分本書は引用が多かったように思えます。その辺はちょっと難しかったし、大まかな意味が分かればいいやと思いさっと読んでしまいました。もう漢検1級、準1級範囲の漢字が出るわ出るわ。たしかに漢検の文章題って明治、大正時代辺りの文章が引用されていることが多いです。

日本語を作った男 上田万年とその時代
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集英社インターナショナル

新・にほんご紀行

2016-10-03 21:42:57 | 本-言語関連
図書館から借りた『新・にほんご紀行』を読了。
本書は日本語に関するエッセイ。TVの言葉、オノマトペ、日本語の風景と、大きく3つに分かれています。
著者はバラエティやドラマなど、随分いろいろなTV番組を見ているなぁなんて思います。TVを見れば世の中で使われている日本語がよく分かるでしょうし、TVを見ながら日本語を研究しているのでしょうね。
オノマトペも本書で扱っているのはほんの一部でしょうが、日本人って本当にそれが好きなのかと。
後半では、実際に新聞に載っていた本や辞書の広告が。現在でも新聞の朝刊の1面には本や雑誌の広告が載っているけれども、江戸時代からあるのですね。
敬語についても触れられていましたが、正しい敬語を使うのって難しいですよね。親しい人との会話なら気軽に話せていいのですが、目上の人とだとどうしても敬語を使わざるを得ませんしなかなか大変です。本書にあるように、将来敬語は簡略化されるのでしょうか?
余談ですが、タイトルの『新・にほんご紀行』を『新・にほごん紀行』に見えてしまうのは日本語検定受検経験者ならではでしょうか?日記帳には正しいタイトルを書かなくては。タブレットで文字を入力する時、予測変換で「にほごん」って出てくるのですよね(笑)。

新・にほんご紀行
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日経BP社

にほんご歳時記

2016-10-01 21:04:32 | 本-言語関連
図書館から借りた『にほんご歳時記 (PHP新書)』を読了。
本書は見開き2ページ、100のエッセイから成り立っています。そこから四季(旧暦)に分けられていて、それぞれの季節には25のエッセイが収録。
本書を読んでいると、日本には四季があって、それぞれの季節に美しさがあるなと改めて感じました。海外の人が「日本は美しい」なんて言うのも決して嘘ではないかと。
最近ではスーパーに行くと旬でないものも年じゅう売られていたりするけれど、その季節ならではの食べ物を味わうのがいちばんですね。お祭りなどの行事もその季節ならではの楽しさがあります。
例えば暑いと「もっと涼しくならないかな」なんて言ってはいるけれど、やはり四季を味わえるなんて贅沢なのでしょうか?

にほんご歳時記 (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所