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Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

英語ベストセラー本の研究

2019-08-11 10:10:58 | 本-言語関連
図書館から借りた『英語ベストセラー本の研究 (幻冬舎新書)』を読了。
戦後のベストセラーになった英語学習関連本の紹介。中には懐かしいと思える本もちらほらありました。
結局著者が言いたかったのは…

「英語学習に近道はない」

ということでしょうか。
それに目指している方向によって参考になる英語本は異なってくると思います。たとえばスピーキングが上手になりたい人と英字新聞を読めるようになりたい人とは全く勉強方法が違います。本書には様々な学習方法も書かれていますから、参考になるかと思います。
英語学習問題ってつい最近のことかと思っていましたが、意外と70年くらい前から言われていたのですね。

英語ベストセラー本の研究 (幻冬舎新書)
晴山 陽一
幻冬舎

日本語はなぜ美しいのか

2019-05-06 07:06:17 | 本-言語関連
図書館から借りた『日本語はなぜ美しいのか (集英社新書)』を読了。
日本語の美しさを強調するよりも、「英語早期教育反対論」の方が全面に出されてしまっています。ちょっとその辺が期待外れだったのですが、その気持ちも分からないことはありません。赤ちゃんの頃に英語のCDをばかり聞かせていたら、2歳頃になっても肝心の日本語が話せないという信じがたい話が出てきます。それが本当にしろ嘘にしろ、もう少し母国語である日本語を大切にしてほしいと。母国語を疎かにしていたら、外国語だってきちんと習得するのは難しいと思います。

日本語はなぜ美しいのか (集英社新書)
黒川 伊保子
集英社

新聞と現代日本語

2019-02-28 15:58:30 | 本-言語関連
図書館から借りた『新聞と現代日本語 (文春新書)』を読了。
タイトルに「新聞」と書かれているけれど、何も新聞に限定する必要はないと思います。本書では漢字の使い方、敬語、文法、カタカナ語など、日本語全般について触れられています。
漢字や日本語に興味を持っている人に本書はぴったりでしょうし、日本語検定やビジネス文書検定の対策にも良さそう。特に漢字や敬語は勉強になったことが多かったです。
カタカナ語や外国語のカタカナ表記についてですが、やはり外国語、特に英語に憧れている日本人が多い証拠でしょうか。でも、氾濫しているカタカナ語によって英語学習の妨げになることがあるし、できるだけきちんとした日本語を使った方が良いのでは?それにもっと漢字文化を大切にして、それを卑下してはいけないと思います。

新聞と現代日本語 (文春新書)
クリエーター情報なし
文藝春秋

日本語はだれのものか

2019-02-10 14:14:47 | 本-言語関連
図書館から借りた『日本語はだれのものか (歴史文化ライブラリー)』を読了。
本書で触れられているのは「ら抜き言葉」とか敬語、文法など、日本語について。よく年配の人が「最近の若者は言葉が乱れている」なんて口にしていますが、それも古文の時代からそう言われているようです。私自身も知らないうちに間違っていると言われている表現をしていると思います。ただ、言葉というのは生きているものだし、時代によって変わっているのも当たり前。ちょっと敬語や文法を間違ったとしてもそれ程極端に恐れる必要はないかもしれません。
それと日本語は決して「1つ」と限らないということ。ちょっと前に方言を廃止するような動きもあったようですが、多様性を認めるべきですよね。

日本語はだれのものか (歴史文化ライブラリー)
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吉川弘文館

図解 日本の文字

2018-08-10 20:56:00 | 本-言語関連
図書館から借りた『図解 日本の文字』を読了。
借りてから気付いたのですが、著者の1人にあの笹原宏之先生が含まれていました。
本書では漢字、片仮名、平仮名など、文字について学べます。『図解 日本語』と同様、欄外に図が豊富に掲載されていて、分かりやすくなっています。漢字好きなら勿論楽しめますし、「漢字教育士」の勉強にも役立ちそうです。

図解 日本の文字
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三省堂

生きている象形文字

2018-08-06 10:51:43 | 本-言語関連
図書館から借りた『生きている象形文字 (シリーズ文明と人間)』を読了。
有名な象形文字と言ったら甲骨文字ですが、本書では中国の「モソ文字」を取り上げています。
モソ文字なんて知りませんでしたが、本書を読むと漢字の甲骨文字と通じるところがあると感じました。何だか似ているようで似ていないような…。

生きている象形文字 (シリーズ文明と人間)
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五月書房

図解 日本の語彙

2018-08-01 20:50:18 | 本-言語関連
図書館から借りた『図解 日本の語彙』を読了。
前に借りた『図解 日本語』と一部内容が被っていますが、本書では語彙についてさらに深く掘り下げて解説しています。これだけ語彙だけに絞って詳しく書かれている本は珍しいと思います。
漢字や敬語についても触れていますから、多少は漢字教育士や日本語検定の復習にもなりました。

図解 日本の語彙
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三省堂

オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで

2018-07-29 20:37:49 | 本-言語関連
図書館から借りた『オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー)』を読了。
サブタイトルが気になって手に取った本書。ポケモンに出てくるピカチュウも名前の由来がオノマトペだったのですね。
英語にもオノマトペはありますが、日本ほどオノマトペが頻繁に出てくる国は多くないでしょう。あまりオノマトペのことを深く考えたことがなかったのですが、由来とか規則性とかあって面白いですね。

オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで (岩波科学ライブラリー)
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岩波書店

通じない日本語

2018-07-28 13:24:17 | 本-言語関連
図書館から借りた『新書861通じない日本語 (平凡社新書)』を読了。
本書を知ったきっかけは、先日訪れた「国立国語研究所」。著者である窪薗晴夫氏は同研究所の教授・副所長です。
本書は2部構成となっていて、前半は世代間で、後半は国内各地域でおける「通じない日本語」が書かれています。
略語や言葉の使い方は勿論、発音やアクセントでもお互いに通じないことがあるとか。略語はどんどん新しいものが出てくると思えば廃れるものが殆どですし、言葉の意味も少しずつ変わってきています。方言はだんだん使われなくなっているとはいうものの、まだ地域差が残っています。
Webなどで若者言葉を時々見ますし、旅行などで他地域へ行くとその土地の独特の言葉や発音を聞くことがあります。そんな違いを認めるか、それとも標準語に合わせるか。個性を重視するなら前者、意思疎通を尊重するなら後者ですかね?こんな小さな島国でもあれだけ言葉の差があるなんて面白いですね。

新書861通じない日本語 (平凡社新書)
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平凡社

図解 日本語

2018-07-24 13:13:57 | 本-言語関連
図書館から借りた『図解 日本語』を読了。
本書は文法、漢字、語彙など、日本語に関するあらゆる事柄を解説したものです。
タイトルに「図解」と書かれているだけあって、欄外の表や解説が本当に多いです。本文を読むだけでも十分勉強になるでしょうが、欄外を読むとより理解が深まります。
1つ気になったのですが、「こんにちは」ではなく、「こんにちわ」と書かれていたのは誤植でしょうか…。それ以外は申し分ない内容でした。

図解 日本語
クリエーター情報なし
三省堂