知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

混迷する民主党。~程遠い理想国家

2010年03月26日 | 国家論
支持率の低下で、慌てふためいて、
 色々な勢力がそれぞれ動き出した
という感じでしょうか。

解任問題、亀井大臣の発言、基地問題。
ばたばたしています。


民主党の最大の目的は、
 参院選で過半数の議席を確保する
ということです。

それ以外は、二の次です。
参院選で負けて、ねじれ現象が起き、
 国政が硬直化する
と衆議院の解散も選択せざるを得ない虞があるからです。
そうなると、政権を手放さざるを得なくなります。

勢力争いはどうでもよい。

参議院で勝つためには、
 小沢幹事長をおろすこと
と考えている陣営と、
 選挙がうまい小沢幹事長なしには参議院選勝利はありえない
と考えている陣営とが争っているようなイメージです。

つまり、目的達成のための手段が
 考え方により真っ二つに分かれる
ということです。

そして、どちらが正解か(どちらとも不正解、どちらも正解ということもある)は、
 やってみるまで分からない。

さらに、
 複雑系
が機能するため、
 予測は不可能。
例えば、自民党の失態による棚ぼた、解体など。
 

人生の目的を定めたら、手段を検討し、
 自分が正しいと思う手段を実現するために
 戦略を練る。

解任を撤回されたのちに、辞任をちらつかせて、
 要求をのませる
というのも戦略です。

辞任となれば、世論が味方に付くという考えがあってのことだからです。

こういうのを
 錦の御旗
といったりします。
明治維新の時も、天皇をどちらが取り込むかの駆け引きがありました。

最後は、数。
多くの人が正しいと思う方が勝つ。

国民を味方につけるために、シナリオを描く。
シナリオ通りに物事を進めれば、勝つ可能性が高まる。

おそらく、そこまで考えていると思います。


ただ、国民にとっては、
 党内のいざこざなどどうでもよいことです。

それより理想国家の提示と、その実現のための戦略を伝えてもらいたい。
その選択が、選挙の存在理由だからです。

中国のみならず、近いうちに韓国に抜かれるという現実を受け止めた方がよいと思います。

韓国が成長してきている理由は、
 国民への教育

 旧体制の解体
です。

今、日本に必要なのも同じだと思います。

何もない国家が生き残るには、
 教育しかない。

そのことを、韓国から学ぶことができます。
受験戦争がよいとは思いませんが、
 あの意気込みはすごい
と思います。

今、日本に足りないものは、
 意気込み
です。


会社や国に幸せにしてもらおうとしている人が多い。
幸せにしてもらうことよりも、
 自分で幸せになる
ことの方が、実は簡単です。

国民は、議員や官僚のせいにし、
議員は、官僚のせいにし、
官僚は、議員のせいにする。

国民が自分で金持ちになってやろうと努力し、
議員が自分で国をよくしてやろうと勉強し、
官僚が自分で議員を助けてやろうと協力する
という
 憲法が定める
当たり前のことができるようになれば、
 国家は発展する
ことになります。

みんなが誰かのせいにして、
 自分だけ交付が受けられれば良い
 自分だけ議員報酬が得られれば良い
 自分だけ天下り先が確保できれば良い
と考えるから、どんどん貧乏になっていくわけです。

WINWINの関係を築きながら、ともに恩恵を受けるような
 スキーム
を作り上げることが必要です。

国民がやるべきことは、
 自己のスキルをアップさせて、豊かになる
ということです。

自分で稼いで、豊かになって、税金を納めることが国民の役割です。

議員がやるべきことは、
 国家の方向性を定め、国民が豊かに稼げるような環境を作る
ことです。補助金の交付先を決めることではありません。

官僚がやるべきことは、
 やる気はあるけど、頭がついていかない議員を手助けしてやる
ことです。
官僚は、国家試験に合格したプロフェッショナルです。能力が議員の比較になりません。

それぞれが、プロ意識をもって取り組めば、
 最高のチームが出来上がる
わけです。

それが、理想の国家像だと思います。
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