知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
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オリンピックの魅力

2021年07月18日 | 国家論
オリンピックの魅力は、
 みんなでスポーツを楽しむということ
です。
ただ、そこには、深い思いが込められています。

オリンピックは、1896年からスタート。
日本は、1912年のストックホルム大会から参加。
約110年参加している常連国。

各種スポーツごとに、
 世界大会
はあるものの、
 選手にとってオリンピックは特別な存在です。

理由の一つが世界中の注目を集めるということ。
国によっては、メダルを取ることで、国の英雄となれる。

そういう思い入れが強い戦いだけに、
 観客も真剣勝負を楽しめる。

サッカーのワールドカップにも言えることですが、
 国民が自国を熱狂して応援する
という数少ない機会となります。


愛国心という言葉と、戦争を直結して考える人は、
 こういう国民が一丸となって自国を応援する
ということを嫌います。

国旗を燃やしたり、国歌斉唱を拒否したりする価値観の持ち主からすれば、
 メダルを取る度に国旗を掲揚したり、国歌が流れたりするシーンは嫌悪感を覚えることでしょう。


ナショナリズムを警戒するグローバリストも、
 オリンピックは時代遅れだ、利権の巣窟だと批判する
ことになりがちです。

 テレビなどオールドメディアの影響力が強いオリンピックは面白くない
からです。


ただ、
 そういう人達は、見なければいい
わけで、
 必死で潰そうとしなくてもよい
と思います。

一生懸命努力してきた人や、楽しみにしている人の機会を奪う権利はないはずです。


今回は、新型コロナウイルスの蔓延防止という攻撃材料が手に入ったので、
 中止に向けた世論操作が行われました。

分科会の尾身会長も、上手く乗せられて、代弁者として活躍しました。
重傷者が明らかに減っているにもかかわらず、データを分析し、正確に予測することもせず、
 観戦者数が増えているということで、無観客としてしまいました。


コロナはゼロにはならないことを前提に、
 重症化させて、病床がいっぱいになり、適切な治療が行えない
ということにならないようにすることを目標にすればよいと思います。

国産ワクチンを特別許可し、国の基金を設置して責任を負うようにすれば、
 後遺症などの損害賠償責任の問題もクリアできます。
モデルナ、アストラゼネカ、ファイザーのワクチンも免責条項付きであり、
 結局は日本政府が責任を負うため、同じことです。

今回は、
 政府が対応を間違えて非常事態宣言を出して、無観客開催を決定してしまいましたが、
 最大の問題は、正確な情報や中立公正な専門家の分析が入手困難である
ということです。

メディアの情報は、脚色や自らやスポンサーの意向という「色」がついていて、
 いわば、傾向企業のようになっています。
傾向企業とは、ある思想や信条が企業の根幹を構成するような企業のことをいいます。


オリンピックの魅力は、
 こういった政治思想を入れずに、純粋にスポーツを楽しむ
ことで、
 国家間の関係を深める
ということです。

すごい選手を通して、その国のことを知ることができます。
相互理解が深まれば、その国への印象がよくなり、
 今後の国際交流の道が開ける
ことになります。

韓国選手のように、政治的横断幕を出して、オリンピック憲章に違反し、
 さらに嫌われる国もありますが、普通の感覚の人は、国の代表として友好的です。

外国人を話をする際に、オリンピックで活躍したその国の選手の名前を出すと、
 盛り上がることがあります。

 スポーツを楽しみ、国際交流を図る。
外交や国際関係に関心が薄い国民が多い日本にとって、
 オリンピックは日本をもっと知ってもらうためにもよい機会です。

残念ながら、訪日外国人はいませんが、日本での様子はテレビで紹介されることになります。
ちなみに、海外では、日本がニュースになることはあまりありません。
NHKの世界のニュースで、アジアのニュースは、大抵中国です。

今回世界中で日本が注目されることになりました。
こんなことは、おそらく、もうないと思います。
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