知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

オリンピックから学んだ気付きメモ 体操

2024年08月17日 | スキルアップ
技の難易度や実績から、
中国の張博恒選手と前回金メダルの橋本選手の争いだと思われていた。

ところが、張選手は床で、橋本選手は鞍馬で、大きなミス。
5月のNHK杯優勝で乗りに乗っていた岡選手が
20歳の若者らしく、伸び伸びと、そして楽しそうに
すべて無難にまとめ上げて金メダル。

張選手は、初のオリンピックで
王者内村からの遠ざかっていた個人総合の金メダルという悲願と
期待を受け、
凄まじいプレッシャーがかかっていた。

橋本選手は、
内村選手の後継者として連覇を目標に
技の難易度を上げ、練習をしまくり、
ゲガなど万全でない状態で戦わざるを得ない状況だった。
張選手に勝つには、技の難易度を上げざるを得ず、
ケガのリスクは高まる。

2021年の世界選手権では、
橋本選手が鞍馬で落下し、
張選手が初優勝。
その後、2022年には、王座を奪還。

******
体操・橋本大輝と張博恒ライバル対決、勝敗を分けるのは パリ五輪は雌雄を決する舞台に
7/20(土) AERA dot.より引用
****
世界選手権での対決は、2021年は張、22年は橋本に軍配。
世界の国・地域から約1万人もの選手が参加するパリ五輪。
多くの試合が行われるが、特に「体操」のライバル決戦は見逃せない。

*  *  *
 体操男子、個人総合での連覇。その期待が高まっているのが、橋本大輝だ。
 19歳で出場した東京五輪では、個人総合と種目別鉄棒の2種目で金メダルを獲得。
橋本の魅力は、鉄棒のダイナミックな演技に代表されるように観客を魅了しつつも、
足先まで美しく見せようとする繊細な演技だ。大技と繊細さの両立。
彼の体操に向き合う姿勢は、まさに「体操ニッポン」の正統な後継者といえる。
 しかし、世界には橋本のライバルがいる。中国の張博恒だ。
 東京五輪の翌年、22年にイギリスのリバプールで行われた世界選手権の個人総合では
橋本が金メダル、張が銀メダルとなったが、
この時は橋本が床運動、あん馬で張の点数を上回り、張はつり輪、平行棒で橋本の上を行った。
跳馬と鉄棒は同点。
ここしばらく、世界の体操界はスペシャリストの時代となり、
6種目を満遍なくこなせる選手は少なくなっているが、
橋本と張は共にオールラウンダーであり、まさに好敵手と呼ぶにふさわしい。
パリ五輪までこのふたりの戦いが続いていくと思われていたが、
23年は橋本と張にとってすれ違いの年となった。

■前年の直接対決はなし
 橋本はベルギーのアントワープで開かれた世界選手権で団体、
個人総合、鉄棒の3種目で金メダル。
しかし張は同時期に地元の杭州で行われたアジア大会を優先し、
橋本不在のなかで張が個人総合の金メダルを獲得した。

 つまり、五輪前年の直接対決は実現せず、
パリ五輪は橋本と張にとっては雌雄を決する舞台になる。
おそらくひとつのミスがメダルの色を分けるに違いない。
(スポーツジャーナリスト・生島淳)
**********

張選手と橋本選手は良きライバルだからこそ、
勝つために技の難易度と実施の美しさを
高めざるを得なかった。
当然、ケガのリスクも伴う。

そして、少しのミスも許されないというプレッシャーは、
ミスにつながる恐れがある。
相手は完璧に近い演技をするはずだから、
ミスは許されないと思えば、
体が硬くなってしまうからです。

そんな中、
岡選手は、自分のできる演技を、
実施の美しさを重視して
ミスなくやり遂げた。

自己啓発書を読んでプレッシャーに打ち勝つ精神面を強化し、
自己分析ノートを作成し、減点されないようにトレーニングしてきたとのこと。

張選手と橋本選手のミスがなければ、
技の難易度的には金メダルはなかったものの
スポーツは結果がすべて。

ケガなく万全の体制で挑む。
ミスをなくす。
そのための技の難易度と実施の美しさの選択。
判断材料として、ライバルの実力との兼ね合い。

当日の器具との相性。
当日の体調管理。
プレッシャーの克服方法。

様々な要因が絡んで結果が生まれる。
特に4年に一回しかチャンスがないというプレッシャーは、
半端ないものだと思います。

資格試験なら、翌年受けられる。
しかし、4年は長い。
体力、判断能力の衰え、
ルール変更、
新たなライバルの登場、
環境の変化。
ラストチャンスの選手も多いし、
日常生活の犠牲も大きい。

しかも、プロと違って、
金銭的な保障も十分とはいえない。

スポーツに人生を賭ける
オリンピック選手は、本当にすごいと思います。

全世界の人がオリンピック選手をリスペクトし、
その国に敬意を持つため、
最高の親善大使となっています。

そういう人達を、
運動しかできないバカ、
と揶揄した上智の教授が、
いまだに君臨しているアカデミー業界には絶望すら覚えます。

国際的なレベルで日本の大学がいかに凋落しているかは、
日本の大学ランキングをみるまでもなく、
魅力的な人格者がいないことや、
世界的に売れる書籍がないことからも明らかです。
ノーベル賞も海外の大学で共同研究している学者が多く、
純粋に日本で活躍している研究者はまれ。

結論、
何かを達成するには、事前の情報収集や準備、
戦略の立案、膨大な努力とトレーニング、
そして、批判に屈することなく、
何事にも動じない強い精神力と人格が必要となる。

頑張っている人の姿は、
自分も頑張ろうという気にさせる。
人格的に腐った学者に税金を投じるくらいなら、
スポーツ団体に投じた方が、国益に資すると思います。
日本人のモチベーションも
日本に対する海外の評価も上がったと思います。
反日をモットーとする人たちは、
君が代が流れ、日の丸が掲揚される姿は見たくないので、
苦々しく思っていると思いますが、、、

国家間の交流もオリンピックが果たす役割は大きい。
特に、張選手の失敗した蘇選手への振る舞いは、人格者として、
多くの人の心を打ち、中国という国の好感度も上がりました。

中共が、仁とは、かけ離れた存在である分、
余計に、好感度が上がったはずです。
その分、中共メディアは、特攻批判で、
また好感度を下げていますが、、、
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