知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

目標がないと鬱になる

2022年11月07日 | スキルアップ
かつては、
 就職して、経験と年数を重ねれば、
 年功序列で、役職が上がり、給与も上がった。

住宅ローンで家を買っておけば、
 家の値段も上がる
ので、資産は増えた。

金利や株価も、上がっているので、
 ボーナスを運用すれば、金融資産も増えていく。

老後は充実した退職金と、年金で暮らせる。
医療費も1割程度で、負担は軽い。
何も心配することはない。

そういう
 分かりやすい時代
だったので、
 目標設定は楽でした。

その会社で、頑張って働けばよい。
細かいことは、銀行や証券会社、保険会社、政府にまかせておけばよい。


ところが、
 時代が混沌とし、
 グローバル化により競争が激しくなり、
 IT化により、労働環境も変わってくる
となると、
 企業も安泰ではなくなる。

1997年に拓殖銀行や山一証券が潰れたあたりから、
 大きく日本が揺らいできています。
 中国の躍進の開始やWINDOWSも同時期。

その後、10年で中国の海外進出、アップル・スマホ。

その後、10年で中国の覇権国化、アマゾン・クラウド・AI。


これにより、
 二つの現象が起こる。

一つが、
 不安や諦めから、若者を中心に、消費意欲・労働意欲が少なくなる。
 (ヴィトンや海外旅行のために働きまくるというバブル世代とは意識が異なる。)
 派遣労働者、単身世帯を中心に、貧富の差が拡大。

もう一つが、
 少ない経費でビジネスができる
ことから、
 ITを駆使して起業し、成功している人たちが登場する。
新興企業、若手経営者、ユーチューバーなど。
このことは、SNSの普及とTV、新聞の衰退も関連する。


こういう時代では、
 正解などない
ので、
 自分で目標を設定しないと、モチベーションがどんどん下がる
ことになります。

最初のグループは、
 どうせ、給与は上がらない、一生懸命やるだけ無駄という面が強くなる。

後者の成功したグループも、
 燃え尽き症候群のように、無気力になってしまう。

軌道に乗った後で、ビジネスを売る経営者が増えているのも、
 ある程度、目標を達成すると楽しくなるから
という理由も関係しています。
(起業の出口戦略を最初に設定せよとも教えられます。)

いかに目標が重要であるかということは、
 マラソンをイメージするとよく分かります。
マラソンランナーは、もうだめだというとき、
 あの看板の所まで行こう
 あの角まで行こう

 ちょっと先の行けそうな所に目標を設定するそうです。

目標を達成した後、充実感に浸りながら、
 次の目標、次の目標
とやっていくと、
 苦しくても、いずれゴールのたどりつける。


今の時代には、まさに、必要なことだと思います。

政府も官僚も、
 難しすぎて、答えを導くことなどできない。
だから、期待するだけ無駄です。

いかに優秀な政治家でも、
 一人では無理であるし、
 リーダーシップにも限界がある。

それこそ、稲盛氏のような強烈な個性がないと、
 大企業は変わることができない。
もっと、スケールの大きい国の場合、
 さらに、強烈でないと変わることはできない。
そんな人はいないし、いても今の日本は抵抗勢力に潰される。

そのため、
 戦争や外圧のような人智を超えたインパクト
がないと、変わらない。

諦めモードでは、鬱になってしまうので、
 自分で変えることができる、ちょっと先に目標を設定し、
 とりあえず、そこにたどり着けるように努力する。

達成した場合には、充実感と自信が得られるので、
 次の目標を設定できる。

ただ、このマイナス面は、
 永遠に目標を設定し続ける必要がある
ということです。

やめてしまうと、
 鬱になる
からです。

ただ、その目標が、
 人の役に立つ
ことにつながるのであれば、
 やりがいはある
と思います。
コメント
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