知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

学力格差の拡大に備える

2020年05月06日 | スキルアップ
緊急事態宣言により営業自粛と休校により、
 経済格差

 学力格差
が拡大することになります。

おそらく、来年の大学入試試験は感染対策を行った上で実施されるため、
 4月、5月の休校期間中にどれだけ学習ができたか
により、結果に影響が出てくると思います。

受験戦争は、コロナで停戦となるわけではないわけです。

私立の進学校の場合、1、2年で高校3年までのカリキュラムを終え、
 3年は受験対策
となるのに対し、
公立の場合、高3のカリキュラムが終えられないおそれがあるため、
 大きなハンディキャップとなります。

そのため、公立高校の生徒の場合は、
 予備校などのオンライン授業を利用して受験対策をする
必要がありますが、
 ここで、親の資力が学力に影響する
ことになります。

もともと親の資力により
 私大は厳しい
とか、
 自宅から通える範囲の大学しか難しい
ということで制約があるのに、
さらなる不利益を押しつけられるわけです。

こうした状況を招いたのは、
 安易に劇薬である緊急事態宣言を利用し、国民の行動を制限した
ためです。

緊急事態宣言が必要だったのは、東京と大阪ぐらいで、
 他県は感染状況に応じて、柔軟な対策を行う
ことで対処できたはずです。

ただ、緊急事態宣言を出さざるを得なくなったのは、
 オリンピックの開催のため、
 PCR検査に消極的だった東京都の責任
です。

小池都知事は、政党をコロコロ変えてきていることからも明らかなように、
 思想信条よりも、自分の利益になるかどうか
で、
 立ち位置を変える
ため、
 オリンピック(コロナ隠蔽)→コロナ対策(緊急事態宣言推進派)
とうまく変身しています。

国家も水際対策が遅れ、中国人の流入を許し、
 マスクが大量に中国人旅行者に買い漁られたり、
 転売屋の横行を許すことになりました。
未だに、マスク、消毒液は、一般人には入手できない状況にあるのも、
 増産の対応がうまくいっていないためです。

では、どうすればよかったのでしょうか?
時間軸を戻した場合、どうすればよかったのかを考えることで、 
 将来、同じ事態(場合によっては、エボラ出血熱級のウィルスのまん延もありうる)が生じた場合の対応
ができるようになります。

例えば、中国のエボラとコロナウイルスの研究をしていた施設から、新種のウイルスが漏洩した場合、
水際対策として、
 国境封鎖(どの範囲で行うのがベストか?)。

 ウイルスの情報収集(感染者の症状、致死率、感染経路) 責任担当部署は?

まん延防止策
 早期発見、隔離、治療(そのための検査←重傷者に資源を集中するため検査を抑えるというのは非論理的 後に誤りを認める)

感染者の治療
 無症状・軽症者・・・感染症予防のための隔離施設の確保 人数に応じて国家の研究機関→保養所→ホテル
 重症者・・・感染症指定病院 人数に応じて民間の感染症協力病院(今後、協力病院への補助金を設定する必要あり)

非感染者に対する感染予防の啓発
 手洗い、うがい、消毒、マスク着用
 ←協力を求める以上、国が責任を持って、マスクと消毒液を供給できるように国産化
  今回のように日本企業の海外工場での生産分は輸出停止措置が執られるリスクがある

感染者数の情報公開(感染者数の動向に応じた柔軟な対策を取る)
 ←このデータがないと科学的に政策を決定できない。今の日本の混乱の原因

 ・症状に応じた発表 ←過度に不安を煽らないため
 ・死者数
 ・感染の再生産数

どのような数字になった場合に、どの範囲・どの日数(最大14日 延長原則不可)で、
劇薬である緊急事態宣言を出すことができるかについての基準
 外出自粛要請→外出禁止命令(強制力あり 罰則付き)
 営業自粛要請→営業禁止命令(強制力あり 補償付き)

どのような数字になった場合に、非常事態宣言を解除するかの基準

*****

ただ、すでに起こってしまったことは、
 コントロールできない
ので、受け入れざるを得ないわけです。
そのため、
 コントロールできることに集中する。

これが、
 コントロールできることとコントロールできないことに分け
 コントロールできないことは、そのまま受入れ、
 コントロールできることに集中する。
という第1テーゼ。

高校生であれば、
 お金がない家に生まれた
ことは、
 コントロールできない
ので、受け入れる。

そこで、
 コントロールできることに集中する。
例えば、
 早い段階で、奨学金などを調べておく。

2020年からは大学授業料の無償化がスタートします。
親の所得による制限や手続きの要件があるため、
 きちんと調べて申請できるようにしておく必要がある
わけです。

また、大学によっては、特待生や奨学生という制度が存在するので、
早い内から調べて狙いをつけておく。
高校1年で知っていれば、希望大学の奨学生に選ばれやすい要素をピックアップし、
ロールプレイングゲームのように達成していけばよいわけです。

高3の11月に申請受付がなされる大学が多く、
 家計基準
というお金がない家に有利となる要素があるので、これを活用する。
偏差値よりも、奨学金の制度の充実している方を優先した方が、
 学生生活は楽
になります。
大学名など、実力がつけば、たいした違いはないからです。

早めにスタートするということが、
 コントロールできないことも時間軸を遡らせることにより、
 コントロールできるようになることがある
という第2テーゼです。

また、こういう「戦略的思考」や情報を提供してくれる人やモノ(ツール)を活用することで、
 自分ではできないこともできるようになる。

格差が固定してしまう理由の一つは、
 こういうテクニカルな情報が入手できない環境であったり、
 「成り上がる方法がある」というモチベーションを高めてくれる人に出会う確率が低い
からです。

これが、
 コントロールできないことも他のモノを利用することにより
 コントロールできるようになることがある
という第3テーゼ。


はっきり言って、この世の中は、お金持ちに有利にできているのは間違いないわけです。
お金持ちである政治家や官僚が制度を作っているので、
 自分たちに不利益となる制度など作らない
からです。

貧しい家庭に生まれた瞬間に、
 ハンディを負わされている。
ただ、
 どうしようもないので、それは受入れ、
 自分にできることに集中して、幸せに暮らせるスキルを身につけていけばよい
わけです。

 頭の中のモノは奪われない
というユダヤの格言があります。
ユダヤ人は、
 金銀財宝を蓄えても、奪われてしまうリスクが高い
ため、
 教育に時間とお金を投資するようになり、研究者、医師、弁護士、会計士になった人
が多いといわれています。

お金がないと、アルバイトなどで時間もなくなるため、
 不利な状況に追い込まれる
わけですが、
 YouTubeやインターネットには無料でも価値を有する情報がある
ため、
 効率よく取り入れて、自分のスキルを磨いていく
とよいと思います。

お金がないことは不利ですが、
 創意工夫
で補った場合、
 最後は、意欲の勝負になる。

 絶対に、豊かになってやる
という意欲です。

大学授業料の無償化の取組みも国家財政が悪化すれば、
予算が大幅に削減されかねないので過度の期待は危険です。

基本的に、
 国家がなんとかすべきだ
とか
 格差は悪だ
と叫んでいたところで、
 現状は残念ながら変わりません。

自分ができることに集中して、
 後は気合いで乗り越えてやる
と思った方が結果が出やすいと思います。

利用できるモノは何でも利用する。
自分に有利な制度があれば、ラッキーだと思って活用する。

今回のコロナでは、
 アルバイトや非正規社員、中小零細企業にシワ寄せが来る
ということが分かったと思います。

残念ながら、これが現実の社会です。
ただ、
 ゲームと同じように、攻略法が存在する。

豊かな家庭に生まれた場合は、
 初期設定で、高価な武器をすでに装着し、
 ゲームを有利に進めていきます。

残念ながら、たいした武器を持たない設定でのスタートであれば、
 攻略本を入手し、効率よくレベルアップしていけばよい
わけです。
また、
 頼りになる人をパーティーに加えて力を借りればよい
わけです。

攻略本に基づいて、自分でレベルアップしていった人は、
 実力を兼ねそろえている
ので、
 親からもらった武器や防具でスタートした人
よりも、
 より先へ行ける可能性があります。

ゲーム感覚で、やるべきミッションを設定し、 
 一つ一つクリアしていく。
その積み重ねが、確かな力になっていきます。

これが、
 学力格差を乗り越えるモチベーションになる
と思います。

このブログでは、役立ちそうなことを提供することで
 応援しています。

*****
ちなみに、コントロールの3つの考え方は非常に役立つので、
 問題に直面したら利用してみてください。
大抵、糸口が見つかります(13年前に書いてからずっと変わっていないです)。

今は、そのまま受け入れるということも、
 踏ん切りをつけて、次のステップに進む
ことができるようになるため、非情に有益です。

通常は、今は解決できないけど、
 時間をかけてコツコツ習得する(第2テーゼ)

 解決できるモノ(者・物)を探す(第3テーゼ)
という行動に移ることができるからです。

くよくよ悩んだり、不平不満を言うだけで、
何も行動しない時間が一番無駄なわけです。
コメント
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