知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

ボトルネックを強化する。

2019年04月03日 | スキルアップ


ザ・ゴールは分厚い本なので、気合いを入れて読む必要がありますが、
このマンガは、すぐ読めます。

ザ・ゴールの著者であるエリヤフ・ゴールドラット博士は、
 トヨタの「改善」をヒントに理論を組み立てた
と言われています。

TOC(Theory of Constraints:制約理論)は、
 ボトルネックを発見し、強化する
ことで、
 効率を高める
ためのものです。


製造に関する理論ですが、 
 チーム

 個人
でも使えます。


例えば、自分の苦手なものや、
 できないわけではないけど、負担に感じること
をピックアップします。

僕の場合は、細かな事務処理です。
領収書をいちいち仕分けし、入力するのも、きらいです。

そういった苦手な部分を発見し、
 どうすれば、取り除けるか、強化できるか
を考えます。

僕の場合は、税理士に全部お任せすることにしました。

これで、
 自分の得意な部分に、時間とエネルギーを注ぐ
ことができるようになります。


チームで言うと、
 メンバーの苦手なところ
を発見します。

コミュニケーション能力がないメンバーがいた場合、
 顧客対応をさせるとトラブルになる
おそれがあります。

トラブルになると、トラブル解決のための時間とエネルギーが無駄になり、
 他のメンバーの効率が悪くなる
わけです。

そうであれば、
 コミュニケーションに立ち入らない部分に留める
ような仕事の割り振りをすることが、
 チームの効率を最大化する
ことにつながります。

 弱いところをチームでフォローする。

取り除くのではなく、
 うまく活用する(強化する)
ということが重要となります。


高校野球でいうなら、東邦高校が30年ぶりに優勝しましたが、
 キャプテンで、完投・完封し、ホームランを2本打つ
という石川選手のようなスーパースターがいても、
 ファインプレーで貢献するファースト
や、
 エラーを一つも出さない他のメンバー
がいたからこそ、
 チームとして優勝できた。

足が速い選手、打撃力ある選手、器用な選手、頭のよい選手など、
 個性がうまくかみ合う
ことで、
 総合力が上がる
ことになります。

これを可能にするのは、監督の力量というわけです。

会社もそうです。

大切なのは、
 ボトルネックを見つけたときに、排除以外の選択肢がある
ということです。

若いときは、
 スーパースターを目指す
ため、
 努力すれば何でもできるという感覚
になりがちです。

そのため、
 使えない
と思うと、
 すぐに排除してしまう。

その後、年を重ねると、
 この部分は使えないけど、
 こういう風にすれば、なんとかなるな
という考えになってきます。

今ある資源をうまく活用して、
 結果を出す
ことが求められるからです。

これが、
 ボトルネックをうまく活用する(強化する)
ということです。

初めて部下をもつと、
 部下によっては、周りに迷惑ばかりかけて、ストレスになる
ということがあると思います。

その場合の対応を考える際に、
 ボトルネック(周りに迷惑をかけている原因)を調査し、
 対応策を考える
ことで、
 ストレスを軽減する
ことができると思います。

制約理論は、
 パレートの法則同様、結構使える
と思います。


これからも、学んだことをシェアしていきます。
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