知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

歴史観

2018年08月03日 | 国家論
毎年8月になると、終戦記念の日に向けて、
特番や映画が放送されます。

相当、昔の様な気がしますが、
1945年なので、2018年の現在からすると、
 わずか73年前
のことです。

その間、ソビエトはなくなり、同じ社会主義国家である中国が躍進するなど、
 当時の歴史学者も予測できない事態
となっています。

世界史が好きだったことや、
大学の頃に国際法を学んでいたこともあり、
 第1次世界大戦から第2次世界大戦
までの経緯には関心があったのですが、
 国際法は強者の論理
特に、
 アメリカの論理
で成り立っている・・・

というか、
 アメリカは国際法に縛られない
という問題があります。

イラク戦争の時も、結局、大量破壊兵器は発見されませんでした。

また、原爆投下が、国際法違反であることは明白です。

非戦闘員とは、軍隊に編入されていない人民全体をいい、
非戦闘員を攻撃することは、国際法で禁止されています。

国際法を盾に取り、非戦闘員のふりをして、攻撃をしてくるケースもあるため、
 一概に軍服を着ていない人を攻撃することが国際法違反
とはいえないでしょうが、
 広島、長崎への原爆投下、東京、名古屋、大阪などの基地以外の爆撃
は、
 非戦闘員への攻撃として国際法違反
となります。

原爆投下については、1963年12月7日の東京地裁判決も国際法違反を認めています。

この点は、あと100年して、
 アメリカの力が弱まり、アジアの国々が発展した時代
に、再検討されることになると思います。

東京裁判では、敗戦国日本の国際法違反のみが裁かれることになりましたが、
 東南アジアやインドなどの植民地政策
を学ぶと、第2次世界大戦が転換点となったことは明らかです。



他方で、軍部のひどさは、組織の問題点をよく示しています。
優秀な人ではなく、こびを売ったり、責任逃れをするのがうまい人が出世して、
 無茶な計画を立て、失敗の責任は他に押しつける。

しかも、敗戦後は、GHQに取り入り、戦犯から逃れる。

現在のエリート官僚に通じるところがあります。


現在、戦争は、物理的な戦争から、
 サイバー戦争

 貿易戦争
といった形に変容し、多様化しています。


日本が、日本国民が平穏に暮らせるようにするには、
 国際法を遵守するシステム
 WTOが機能するシステム
を構築する必要があります。

パックスロマーナ、パックスブリタニカ、パックスアメリカーナなど、
 強国の支配による平穏
は、
 犠牲になる小国が存在する
ためです。

日本もアメリカに守ってもらうために、多額のお金を払っています。

今度は、中国が帝国化し、南シナ海などの火種を作っています。

アメリカが中国潰しに入ったので、
 中国の脅威が減っていく可能性がある
わけですが、
 そろそろ、主権国家として自立する時期に来ている
と思います。


戦争を正当化したり、自虐的になったりすることなく、
 冷静に分析し、日本の今後を考えてみる。

日教組や大学教授は、
 自虐的な人のみを残して、職を解いたことから、
 思想的に偏った人が多い
といわれています。

古き日本の文化と、戦争とは別物だという意見は通らない時代だったからです。

その結果、学校では、
 君が代や日の丸を国歌や国旗と認めない
といった、教師が増えてしまいました。

ただ、
 インターネットの普及のおかげで、世界中で日本の文化や日本人の習慣が取り上げられ、
 日本の文化や日本人の良さが評価されています。

外国人の友人は、
 日本人は素晴らしい国民性を持っているのに、
 なぜ、自分たちの国に誇りを持っていないのか
と不思議がります。

小さい頃から、
 他国を侵略した悪い国
と教え込まれているからだと思います。

ただ、歴史を学ぶと、当時の日本の状況が分かり、
 どういう経緯で戦争に至り、
 どういう人たちのせいで、国土が焼失するまで止められなかったのか
が見えてきます。 

その反省の元、
 どういうシステムを作らないといけないか
が分かれば、
 国家として、改善していく
ことになります。

国会議員の仕事は、
 そういうシステムを作る
ことです。
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