知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

仏教的思想観。

2013年03月05日 | 国家論
仏教的思想観は、
 強欲に対する歯止め
として機能します。

 足るを知る
というのは、その表れです。

仏教は、
 人生には苦しみが伴う
ということを前提とし、
 その苦しみをいかに対応するか
を追求する教えです。

強欲は、
 満たされない思い
が苦しみとなって現れる。

そのためには、
 どうしたらよいのか?

 足るを知る。



 誰かと比較をする
と、苦しみが生まれます。

こんなに働いているのに、
 あいつより給料が少ない。

 平均年収より低い。


ただ、平均年収など、どうでもよいわけで、
 今現在、自分が幸せに生活できているか
の方が重要なわけです。

年収が1000万円を超えても、
 高級マンション
 ブランドのスーツ
 高級車
 高級レストラン・バー
 海外旅行
など、
 たくさん使えば、生活でお金に困る
わけです。
ローンの支払も多額であったりします。


足るを知ることで、
 消費を抑え、その中の生活でお金に困っていない
のであれば、
 平穏に生きる
ことができます。


ただ、それでも、
 将来を考えすぎると「不安」が生じる
ので、
 また、苦しみが生まれます。

 こんな年収では、老後の生活はできない。


とあるサイトで、
 年収が低い人は結婚する資格がない
などというコメントがあり、嫌な気分になりました。

こういうひとは、
 人を年収という物差しで判断している
わけです。

 大学を偏差値で判断する
というところから生まれたものかもしれません。

偏差値教育は、
 常に自分を他人と比較する
という「比較の価値観」を育てるだけで、
 弊害が大きい
と思います。

人を判断するのも、
 スペックで判断。

偏差値などで、人と比べて、安心したいというわけです。
逆に、平均より劣ると、不安になったり、不満に思ったりするということです。

しかし、
 そんなスペックがあてになるかどうかの保証はない。

そのため、
 スペックを信頼して結婚しても、幸せになれるかどうかなど分からない
ということです。

今は安泰でも、リストラ、会社の倒産ということになれば、
 比較の視点がさらなる苦しみをもたらす
ことになります。

人と比べず、
 自分の幸せについて考える。

20代以下の若い世代を中心は、
 スペックやブランドに関心がなくなっている人が増えている
ということです。
あまり、お金や高級品にも関心がなくなっている。

ただ、
 欲は成長をももたらす
ので、
 自分の欲をうまくコントロールする力
を身につけたほうが、
 今の世の中には適合できる
と思います。
コメント
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