知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

国家再生論 1 経営者思考

2010年01月25日 | 国家論
ドラッカーは、
 企業家精神をもつことの重要性
を唱えています。

企業家として、
 価値を創造し社会に貢献する
ことが重要であるとのことです。


企業家になるためには、
 経営感覚
をもつということが大切です。

そして、
 国家が再生するためのヒント
がここにあると思います。

会社がつぶれそうな時に、
 新たな経営者が入り、
 経営理念を明確にし、
 従業員の意識を変える
ことにより、
 会社が再生する
ケースがあります。

企業を人と考えると、
 頭の部分が変わる
ことによって、
 行動が変わる。
行動が変わることによって、
 会社に利益が残る
ようになります。

新たな製品を開発したりしなくても、
 サービスの質が向上したり、
 無駄な経費の浪費がなくなるだけで
業績が上向くのです。


 思考によって、結果が変わる
というのは、
 「原因と結果の法則」ジェームズアレン著
で繰り返し出てくる原則です。


今の国家に求められているのが、この
 思考の変革
であると思います。


大企業病というのは、
 過去の成功体験により、以前のままにやっていればよい
という思考が硬直化することにより、起こってきます。

時代が変われば、環境に合わせて
 ビジネスモデルを変革していかなければならない
のに、なかなかできなくなってしまします。

そんなは前例はない。
失敗したらどうする。私は責任を取りたくない。

こうなると、新しい行動はとれなくなります。
ユニクロは、こうならないようにしているそうです。
「成功は1日で捨てされ」柳井正著


例えば、円高になったのであれば、
 輸出産業は、商品が高くなってしまう
ので、売れなります。
例えば、1ドル200円であったものが、100円になれば、
ドルの価値が下がってしまうので、そのまま値段に反映すると、
 100ドルで売っていた物は、200ドルになってしまう
わけです。

「日本は輸出産業中心だから、不利だ。」と考えるわけですが、
 2億円かかっていたものが、1億円で作れるぞ。
と考えて、工場を立てて、海外で生産する。
 200円の人件費が100円ですむぞ。
と考えて、海外で人を雇う。

現地生産は、円高であれば、メリットが大きくなります。


柳井氏の場合、経営から離れようと思っていたところ、
あまりにも新社長が保守的であったので、
すぐに復帰したというエピソードもあります。


日本の組織の多くは、大企業病にかかっています。
 国家
もそうです。

農業もそうです。

そんな中でも、元気がよいところは、
 企業家精神をもった素晴らしい経営者
がいます。
こういった人たちは、カンブリアなどに登場するので、話を聞くと面白いと思います。

最近は、鈴木の社業の話など。
フォルクスワーゲンとの提携は、皆を驚かせました。


もしも、
 よい高校に入って、偏差値の高い大学に入って、よい会社に入って・・
と考えていたら、大企業病にかかって疑いがあります。

そんなときには、
 「イノベーションと企業家精神」ドラッカー著
がおすすめです。
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