巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

八頭(やづ)の大杉

2006-07-24 | 三重県

 

名阪国道から伊勢自動車道に入り一志嬉野インターから県道43号線で八頭山を目指す。

県道43号線は一志町波瀬から次第に林道のように細くなるが、中宮公園キャンプ場の看板を目標に車を進めていく。

やがて深山に入っていくが矢頭峠の少し手前のところで、幹周り5~8mクラスの大杉が林立し、ログハウスを備えた広場に到着する。

この駐車場の目の前に天を突き破って聳え立つ「矢頭の大杉」が飛び込んでくる。

狭い山道の県道とは言え、こんな道路町かでこれほど大物の巨木に会えるのはちょっと拍子抜けの感が否めないが横着者の僕はおおいに助かりました。

 

推定樹齢1300年、樹高45m、目通り幹周10.27mと記された三重県指定天然記念物の大スギです。

八頭山は文武天皇の時代に役の小角の開いた霊山で、蔵王権現を祀っていたと伝えられている。

明治維新までは、八頭権現と称し数千本の老杉が生い茂っていたと言われています。

「矢頭の大杉」は、古木らしからぬ艶を残しており、太く真っ直ぐに伸び切った堂々たる主幹の生命力が,見るものに突き刺さる思いがする。

この大杉の左奥てには、まるで過ぎの幹とは思えない程に節くれだった幹周り8mクラスの個性的な姿の老杉がある。

付近はマイナスイオンの空気に包まれた素晴らしい環境で、それ以外にも幹周6~8mクラスのスギが数本現存している。

撮影2006.6.10

場所はここ

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。