巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

熊本県小国町 下城(しもんじょう)の大公孫樹

2013-01-01 | 熊本県

熊本県阿蘇山系の北方山襞、高原域に拓けた小国町に有る、今度は大公孫樹です。

熊本中心部、熊本城辺りより、阿蘇外輪山縁を通って北東に約70km、標高約450mの高原の町は又巨木の町でも有ります。

九州とは言え此処では楠は影を潜めて居ます。

大分道、日田ICを降り、国道212号線で筑後川支流の大山川を遡ること約1時間程、ダム湖の淵を道なりに進めば川の名前が変わって杖立川、遡ること約10分足らず、国道から左折すれば左手高台に大空を覆う公孫樹の巨木が見える。

この地を訪れたのはGWの5月1日、高原の遅い若葉が青空にキラキラ輝いていた。 

ここは、その昔この地を治めた城主、「下城氏」の墓所、古びた五輪塔は「下城上総介経賢」の母「妙栄」のものだと云われ、大公孫樹はその墓標替わりだと言われて居ます。

熊本県下一のおお公孫樹は平成16年、台風18号の強風により、幹と大枝が根本からもぎ取られた様ですが、根元からはたくさんのヒコバエが起ち上がり元気そのものです。

根回り約21m、目通り10m、樹高約25m、国の天然記念物に指定され」、樹齢約1000年とされて居る。

地元では 「チチコブ」さんと呼ばれ、ここでも母乳信仰が有り、10月の終わり頃には「ちちこぶ祭り」が行われている様です。

撮影2012.5.1



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