湯布院といえば別府の奥座敷、豊前富士の名前で知られた風光明媚で長閑な湯の里としてその知名度は全国区 ??
山並みに囲まれた湯布院の街並みを見下ろす南側山裾に大杵社(おおごしゃ)という景行天皇の時代に鎮座したという小古社がある。
車で鳥居前まで急坂を登ると小さな駐車場が用意されていて、この日も温泉客のアベックだろうかタクシーで乗りつけたりしていた。
大杵社は狭い境内の奥に鬱蒼と繁る守を抱えており大杉が何本も聳え、昼なを暗いほどの杉木立に覆われています。
その中でも一際大きいのが狭い境内の正面の一段高くなった拝殿横に腰を据え、すくっと聳えるこの大杉。
根周り、13.3m、目通り約11m、樹齢約1000年と言われる大杉は目の当たりにするとやっぱり大迫力、その威風堂々とした立ち姿は別格の存在感があり、見る者を圧倒する力を持っていて、小さな境内からはみ出してしまいそうです。
根元には畳3枚ほどの空洞があり、明治30年の大晦日、ごみ焼き火が入り2年2ヶ月2日も燃え続け、煙が幹上部の穴から噴出していたと伝えられていますが樹勢の衰えを感じる事はない。
昭和9年に国の天然記念物に指定されています。
撮影2009.12.28