この銀杏の巨木が有る大分県宇佐市院内町西椎屋地区は宇佐市街から約20km、奇山奇岩の連なる耶馬渓のずっと奥、R387号線がはるか天井の山肌を縫って走る谷底にある小さな集落です。
集落に入る細い道を下っていくと、くねくね曲がりながらこの西椎屋神社の石鳥居の前に出る。
背の低い石鳥居をくぐって石段を登ると境内左手にでんと腰を下ろしていて何があってもゆるぎないという様です。
ここを訪れたのは昨年暮れの師走も押し迫った26日、裸木には既にに新しい注連縄も巻かれ、新年を迎える神木の厳かさを醸し出している。
銀杏の古木独特の気根が幾重にも垂れ下がり、ここでも乳神さんとしての信仰があるようです。
一般的には鎌倉期に中国から伝来したと言われる銀杏の木がここでは樹齢約1300年、こんな偏境の地にいち早く伝えられたとしても?樹齢だけが独り歩きしているのかもです。
根回り: 13m、 幹回り: 11.2m、樹 高 : 34m、宇佐市の天然記念物に指定されています。
撮影2009.12.26
公孫樹の成長が早いからそう言う「誤解」が生まれるのか、もしかすると本当にもっと伝来が早かったのか・・・。
公孫樹は銀杏がクスリや食料になるので、非公式に僧侶などによってもっと早く伝えられていたかも知れないですね。私はそっちの説の方が納得出来ます。
そちらまさか雪じゃないですよね??
公孫樹の樹齢いつも思うんですよね、伝来700年というけど、樹齢1000年以上のものがあちこちにある。
青垣に常龍寺の乳公孫樹など見た限りとても700年未満とは思えない。
Junさんの説のほうが説得力ありますね。