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ケネディ暗殺から50年

2013-11-23 22:38:24 | 雑記
私のアメリカ生活では、サンクスギビングとケネディ暗殺はコンビになっている。暗殺日が11月22日なので、11月に入ると毎年いろんなチャンネルで特集番組が流れる。今年は50年目という事もあり、更に盛り上がっている。

未だにアメリカ国民の80%の人が、何らかの陰謀説もしくは政府が事実を隠蔽していると考えている。カリスマ性のある若き大統領と軍隊上がりの共産主義にかぶれたチンピラのバランスが悪過ぎる事、又、容疑者が2日後に警察署内で殺された事で、50年経って尚、神秘的なベールが掛かっている。ジョンソン副大統領とケネディの弟である司法長官の不仲のサイドプロットもあり、考え過ぎるネタには事欠かない。

しかし、オズワルドの単独犯行を覆す客観的な証拠は50年経っても出てこない。

節目なので、事件の事だけでなく私生活に関する特集番組もあった。

有名なマリリン・モンローとの情事だけでなく、女性関係は随分乱れていた様だ。東ドイツのスパイと考えられていた女性との交際もあり、もし、暗殺されていなかったらスキャンダルまみれになった可能性が高かったそうだ。

25年前から追体験をしている私にしても毎年の様に知識が増えている。自分の中のイメージは、事件映像がデジタル処理でカラーになり、風化するどころか鮮明になっている。

ケネディ暗殺は、アメリカが、第二次世界大戦後の発展の頂点にあり、ベトナム戦争に突入しておらず、未だアメリカがイノセントであった最後の時期である。事件を振り返る人々は、そのノスタルジーから何かがあると考えざるを得ないのであろう。


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