YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

ジオスも

2010-04-25 09:07:03 | 雑記
英会話学校のインチキは20年以上の歳月を経てやっと終焉に向かうのだろう。今まで一度も 日本の英会話学校に通って英会話が出来る様になった人に会った事が無い。

先週、ジオスが倒産した。3年前の NOVA 倒産の方がインパクトが強かった気がするが、伴に1980年代に設立され、バブルと一緒に伸び、その後も抜群のマーケッティングとインチキ臭いビジネスモデルで生き延びたが、日本経済の低迷とインチキに化けの皮が剥がれまくっていた事を乗り越える事は出来なかった。

個人的な体験としては、アメリカに来る前に何も無き英会話学校(名前も覚えていない)に体験入学した事あるが、アメリカのクレジットカード事情を講師の外人(アメリカ人だったと思う)に質問した所、20代後半とおぼしきアンチャンは、クレジットカードを持っていないと言うではないか。まともな社会的な会話が出来そうにないので、それっきり辞めてしまった。

留学とか海外旅行とか、英会話を学ぶ動機は人それぞれにあると思うのだが、それらの対象がアメリカ中心から、いろんな国々に分散していった事も遠因としてあると思う。青年はアメリカを目指さないのである。

アメリカに憧れて永住を決めた身としては、インチキのネタとしてさえ神通力が無くなりつつあるアメリカを巡る環境が、いささか寂しい。

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2 コメント

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いんちきのネタ・・・ (Drなかがわ)
2010-04-27 01:17:36
>いんちきのネタ
言い得て妙です。
私の友人のワイフはジオスでNo1先生になったことも高サラリーでしたが、お金が貯まるとさっさと辞めて旦那さんの開業にと内助の功、今では院長夫人で英会話の先生もしていません。その彼女に英会話をどこで学べばいいかと聞けば、「行くのが一番、日本でやってもね・・」でした。
そういえば最近ベルリッツも値下げしてきました。

わたしも自分の英語は、お店ではまったくからきしで、学会と研究室でしか通じないのですがそれはそれで仕事には役立っていて自分では納得しています。
英会話スクール、確かにいんちきなのですが
アメリカとは「クチやくざ」の国だと祖父に教わっていたことを思い出しました。
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クチやくざ (ysjournal)
2010-04-27 18:08:14
「クチやくざ」の真意を聞いてみたいものです。敗戦後の事なのか、戦前の事なのか。

ミシガンでは余り感じないのですが、カリフォルニアとかに長くいると、アメリカそのものが幻想の国の様な気がするときがあります。

この辺が、インチキの原動力ではないかと密かに思っております。
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