YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

アメリカ:失業受給者と失業率

2009-12-20 12:22:09 | アメリカ政治
今年7月に一時的に、失業率が0.1%ですが、改善しました。従来最長26週だった失業保険の給付が、8月に法制改定(景気刺激策の運用)で、20週の延長が出来ようになるのを待っていた人がいたそうです。11月にさらに13週の延長が、決定し現在では失業保険を59週受給する事が出来ます。

法制改定以前に申請した人に対しては適用されませんので、給付の最長が26週だった失業者が、これから受給者数から抜けて行きます。失業保険さえも貰えなくなった人達は、なんとかするのでしょうが、統計的には外されます。失業率の計算の分子からも分母からも消えて行きます。よって、受給者数は高止まりだが失業率が低くなるという変な事が起きそうです。来年中頃には、雇用の改善無しで失業率が8%位になるという予想も有ります。

失業保険に関係ない人達(自営業等)を含めると実質失業率は17.2%(どうやって計算したのかは不明)という話も有り,まだまだ厳しい雇用情勢です。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿