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YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

トランプ大統領、再選出馬公式表明

2019-06-20 07:00:43 | アメリカ政治
トランプ節を一時間以上聞くのはさすがに辛い。自画自賛が多い事には多少辟易するが、正直な語り口と中身が濃い内容、揺らがない政策方針には安心感がある。

トランプを下品とみると、知性、理性の量が多い人ほど思考停止に陥り客観的な評価が出来なくなる様だ。

トランプは政治感覚、経済感覚が天才的な上に戦いを恐れない。(好戦的という意味ではなく)トランプの事を嫌いで完全に狂っているマスコミ、なんでも反対の民主党、共和党の Never Trumper、既得権の塊である官僚組織と戦い続けている。

アメリカから発信される情報はトランプを悪者する扱いが大半だが、世界の反応を見れば彼のやっている事の影響が良くわかる。報復関税に対する中国の反応から、中米からの難民挙動まで、トランプが進める政策を正しく理解して反応している。

民主党は反トランプ以外の戦略が見つけ出せずにいる。トランプがやっている事は、オバマの幼稚で場当たり的ものではなく、原則的に正しく有効なので、反トランプは対抗軸になりえない。

民主党大統領候補者の政策は、学生ローン徳政令、大学無料化、黒人への奴隷保証金支払い等々、世迷言のオンパレードとなっている。アメリカンリベラルの狂気を覗きたければ、民主党大統領候補討論会は必見。

アメリカ政治のエンターテイメント性の高さは呆れるほど凄い。

天才政治家トランプ!?

2019-06-01 00:03:21 | アメリカ政治
トランプ米政権が表明したメキシコ製品への関税発動は、神がかり的な一手だろう。

レーガン大統領時代からなし崩し的に移民法が骨抜きにされ、不法移民が大量に入ってきている。(その数は、1200万人ともいわれている)

背に腹を代えられないキシコ政府は、本格的な対策を講じるであろう。中米からの移民もメキシコからの移民も、メキシコ政府がやると決めれば人道上の制約を気にせずに取り締まる事を知っているので、それだけでも効果が期待出来る。

全米商工会議所を筆頭に産業界は大反対であるが、アメリカ国民には広く支持されるのではないかと思う。

メキシコ政府にしても中米からアメリカを目指す中米移民の通過を看過できなくなっているし、これまで何も講じなかった自国民の違法行為を取り締まる当たり前の事をすれば、関税は掛からなくなるのだ。

歴代の大統領が手を出せなかった不法移民問題に真っ向から挑んでいるトランプは真摯なアメリカ大統領であり、繰り出す政策は天才的だ。

オバマ政権の闇

2019-05-10 08:11:41 | アメリカ政治
トランプのロシア疑獄は予想外の展開をし始めている。全てが明るみ出れば、ニクソンのウオーターゲートが吹っ飛ぶ規模のスキャンダルになるであろう。

1.FBIが捏造証拠に基づき大統領候補であったトランプ及びスタッフへのスパイを行っていた

2.国務長官時代のヒラリーの機密漏洩問題(公務にパーソナル e-mail を使用、機密書類のやり取りを行っていた)

3.先日2020年大統領選に出馬表明した前副大統領バイダンが、息子のビジネスの件でウクライナ政府に圧力を掛けていた

4.前国務長官ケリーは、オバマ政権時代の核開発凍結合意を守るためにイラン政府と個人的に外交交渉を行っていた

これらは陰謀説ではなく、公開されている情報や報道で明らかになっている。

全部が立件されるとは思わないが、2020年にトランプが再選され、共和党が上下院の過半数を取ると面白い展開になると思われる。

オバマがどこまで関与していたか興味があるが、政権運用ばかりでなく、悪事さえも不真面目で、意外と蚊帳の外にいたような気がする。

Joe Biden

2019-04-27 00:11:26 | アメリカ政治
Joe Bidenが出馬表明し、民主党候補が出そろった。

オバマの副大統領だったので知名度が群を抜いており、又、中道路線なので無党派中間層を取り込めるるとの読みから、トランプを倒せると期待されている。

史上最悪の副大統領だったこともあり、民主党候補にもならないであろう。

1.歳:就任時には78歳

2.政治経験が長い:過去の投票履歴、失言ビデオが一杯ある

3.政治信念:この期に及んでトランプはダメ位しか言っていない

民主党は左傾化が激しく、バイダンの様な中道派は党内で目の敵にされている程だ。過去の3回立候補しているが予備選緒戦で撤退するのが常で、トランプに Mr. 1% (支持率)とからかわれた挙句、是非、民主党大統領候補になってほしいとからかわれている。

20人超える候補者は全員いかれている。唯一まともそうなのは Andrew Yang、政治家ではなく実業家である事が、(民主党ばかりでなく)アメリカ政治の衰退を暗示している。

トランプは現職の強みがあり、民主党のメッセージの無さ、パッとしない候補者しかいないので、2020年大統領選はつまらないものになりそうだ。

Crazy Bernie

2019-04-15 23:46:46 | アメリカ政治
初めてバーニーサンダースの議論を聞いたのだが、ニックネームに恥じないCrazyぶりであった。年寄りのリベラルは見られたものではない。

2016年に民主党がいやいやながらヒラリーを選んだのも無理はないと思う。

全国的に名前が知れているので、2020年民主党大統領候補選でも健闘しそうなのだが、こんな世迷言にもう一度付き合わされると思うとうんざり。

アメリカの中絶論争

2019-02-10 11:23:09 | アメリカ政治
Pro-Life(中絶反対)とPro-Choice(中絶賛成)の対立なのだが、Pro-Lifeでも強姦での妊娠とか妊婦の健康上理由での中絶は容認しており、争点は、どの段階まで中絶が許されるかになっている。

Pro-Lifeの許容範囲は既に究極まで来ており、出産しても臍の緒が繋がっている限り胎児であり中絶出来るという見解である。

いかなる理由でも、妊娠初期を超えての中絶を容認することは、ジェノサイドに繋がると思う。

トランプの喧嘩上手

2019-01-05 00:05:02 | アメリカ政治
アメリカ下院は、昨年の中間選挙で過半数を奪い返した民主党が、トランプとの対決姿勢を打ち出して始まった。

現在の政局は、「メキシコ国境の壁建設」を巡り予算不成立で、昨年より政府機関の一部が閉鎖しており、トランプ政権対民主党の対立である。

民主党は、基本的にお人好しの共和党大統領(レーガン、ブッシュ親子)を上手に騙してきたが、トランプ大統領にはその手が通じないのではないかと思う。

トランプ大統領は喧嘩が上手い。賛否両論あるが、付け込まれる隙がない。民主党も珍しく一枚岩ではないので、グダグダやっているうちに亀裂する可能性が高い。

下院過半数を頼んで喧嘩を仕掛けたが、ボコボコにされるのではないかと思う。

2018 アメリカ中間選挙の結果

2018-11-10 14:18:36 | アメリカ政治
民主党が下院の過半数を奪い返し、共和党が上院の過半数を上積みした。

この結果が、どの様にアメリカ政局に変化もたらし、究極的にはトランプ再選に影響していくのであろう。

ねじれ議会で、政策的には膠着状態に陥ると考えられている。普通の大統領であれば、政権運営が思うようにならないので悪影響になる。しかし、民主党の下院運営がスムーズにいかなければ、トランプ大統領に格好の攻撃材料を提供することになるであろう。

どちらに転んでもトランプに有利に働くと思う。上手くいけば超党的な協力で分裂した世論をまとめた事になり、対決姿勢のままだとトランプに格好の攻撃材料を与えることになる。

トランプは大統領なので(当たり前だが)発言力が大きく、ここまでは民主党を圧倒している。又、上院の過半数を固めたことで、閣僚指名、最高裁判所判事承認がスムーズにいくので、政権運営の問題は少ないであろう。立法は滞ったとしても、行政面で行えることは多い。


尚、今回の中間選挙では、下院で過半数を失ったとはいえトランプ人気が共和党を大きく下支えしたのは間違いない。Blue Wave と呼ばれる民主党の躍進が予想されていたが、やっと過半数を取ったに過ぎない。

下院で過半数を奪われた大きな要因の一つに、40人以上の共和党議員の引退がある。(代表例は下院議長で2012年の副大統領候補であったポールライアン)トランプ嫌いもしくは懐疑的な一派が共和党の中に少なからずおり、トランプが大統領当選後に引退を表明していた。

トランプは部外者として、超党的な既成勢力と戦っている構図が浮かび上がる。

河井 克行

2018-11-04 09:39:10 | アメリカ政治
衆議院議員 河井 克行(広島3区)が「米国中間選挙をズバリ予想! 共和党が下院でも過半数維持」(11/3/2018)と予想している。論点、アメリカのムードを的確に掴んでいる。

アメリカでの研修生経験、又、安倍政権の内閣総理大臣補佐官として、トランプ政権、アメリカ議会との橋渡し役をしているので、良い情報源を持っているのだろう。

保守系の様なので、今後の活躍を期待したい。

2018 アメリカ中間選挙まであと1ヶ月

2018-10-13 11:14:32 | アメリカ政治
基本構図は、トランプ政権の実績 vs 半狂乱の民主党。

現時点でのコンセンサスは、上院は共和党が過半数を維持、下院は民主党の大幅躍進で過半数奪回の可能性有。

反トランプで有利に選挙戦を進めていた民主党だが、連邦最高裁判所判事承認過程での陰湿な妨害工作を行った上に敗北し、逆に共和党の団結を助ける形になっている。

議会がネジレると、トランプ政権のスピード感のある運営に影を落とすことになるだろう。

希望的観測としては、トランプ当選を予想できなかった大統領選の様に、中間選挙の民主党有利のコンセンサスが間違っている事。

トランプ政権下の民主党は、ロシア疑惑、最高裁判所判事候補の性的暴行疑惑の追及に忙しく、まともな政策論争になっていない。まさに狂っているとしか表現出来ない。

オバマ大統領就任で左に振り切れた振り子のゆっくりとした右への揺り戻しの流れは、未だ止まらないと思う。

日系人の恥

2018-09-25 12:50:34 | アメリカ政治
ハワイ州連邦上院議員の Mazie Hirono の連邦最高裁判所判事候補への発言は酷い。

Brett Kavanaugh の指名審議は、根拠のないスキャンダルに翻弄されている。高校、大学時代の証拠も証人も無い上に、ましてや訴えている女性本人たちの記憶さえ怪しい出来事を、民主党が大騒ぎをして指名をさせまいとしている。

彼女は米議会上院の司法委員なので発言の機会が多く、疑わしきは有罪と言わんばかりの論法でがなり立てている。

同じ日系人として、恥ずかしい。

民主党全体が金太郎飴の様に論理破綻しているので、彼女だけ特別ではないのだが、連邦上院議員ならもう少しマシな発言をしてほしい。リベラルは人種関係なくユニバーサルに狂っているので、救いは無いのではあるが。


過去のエントリー

アメリカ連邦最高裁判所、トランプ新しい判事を指名 (2018-07-12)

民主党の発狂は予想通り。

アメリカ連邦最高裁判所、トランプ新しい判事を指名

2018-07-12 09:17:48 | アメリカ政治
ケネディ判事が高齢を理由に引退のに伴い、トランプが新しい判事カバナーを指名した。連邦上院の承認が得られれば就任という運びになる。

ケネディ判事は中道と見られており、保守、革新のバランスが4対4状態が続いているので、スイングボート(どちらにも振れる)と考えられていた。しかし、カバナーは保守であり、就任すればバランスが崩れる。その上、トランプ在任中に革新の二人が引退(もしくは寿命)の可能性がある。

連邦最高裁判所判事は終身なので、今回の指名とトランプが再選すると最高裁は保守傾向が長く続くことになる。

このような状況なので、連邦上院で過半数が無く指名を阻止できない民主党が発狂している。

まず、ケネディ判事が引退を表明した直後か、中間選挙の年なので指名をするべきではないとか、どの候補者であっても指名阻止するとか、正気の沙汰ではない。今後、公聴会での意地悪な質問とか、リベラル系のマスコミと一体となった個人的なスキャンダル探し(過去の保守系候補者の場合ほとんどがデマ)とか、恥をかなぐり捨てたうんざりする展開が予想される。

よっぽどなことが無い限りカバナーが承認されると予想されているが、中間選挙、特に連邦上院選挙への影響が大きいので、注目している。

アメリカ民主党がどれだけ狂っているか、篤とご覧あれ。


関連エントリー

ObamaCare: 連邦最高裁合憲判決 (2012/6/29)

アメリカ不法移民の旬な話題

2018-06-21 17:41:50 | アメリカ政治
今年は、子供を親から引き離して収容することが、旬な話題となっている。

現実には、このようなケースは全体の10%であり、残りの90%は子供だけで不法入国をしている。

オバマ政権の対応と基本的に変わっていないのに人道上の理由で無責任にトランプ政権を非難する民主党、調べもせずにセンセーショナルな報道を垂れ流すマスコミ、リベラル系は完全に狂っている。

トランプに始まり、トランプに終わる

2017-12-31 15:30:30 | アメリカ政治
2017は、そんな年だった。

最後の税制改革で Obamacare の強制加入を骨抜きにした事で、共和党の不甲斐なさで廃案に出来なかった埋め合わせとなった。

目に見える形で良い方向に進んでいると思う。

一般アメリカ人に沿った価値観(だからポピュラリズムと言われるのだが)に根差した公約を有言実行している。(良い意味で)大人げないのだが、想像以上にスケールの大きな人物だと思う。

従来の政治システムからは生まれてこない大統領には違いない。硬直化した国際政治、アメリカ政界を揺さぶり続けて欲しい。

TPP11

2017-11-13 08:10:11 | アメリカ政治
トランプが就任早々 TPP からの離脱を表明したが、ほとぼりが冷めると復帰すると考えている。

税制改革がなれば TPP はアメリカ経済の活性化に繋がるので、2020年の大統領選挙で揉みくちゃにされる前に合意する方向に向かうだろう。(その頃には話題にならない可能性もある)

今回の TPP11 の合意は TPP からの大幅な修正が無いとの事なので、これまでの日本国内の調整(特にアメリカを意識した)は無駄にならないだろう。