林縁の草地にニガナ(苦菜)が群生し,
盛りに花をつけていました(5/12)。
草地の緑にニガナの黄色がやさしく感じます。
日本全土に分布し,
道端や低山の野に普通に見られるキク科ニガナ属の多年草です。
普通に見られるとありますが,
同じキク科の春の黄色花,オオジシバリやタンポポなどと比べると,
見る機会はかなり少ないように思います。
小ぶりでシンプルな5弁花,
どういうわけか,それが美しく感じられるニガナです。
葉や茎に苦味のある白い乳液を含むため,
苦菜(ニガナ)の名がつけられましたが,
菜の字は食用にされるからではないようです。
少し離れて,日当たりのよい斜面に咲いていたニガナ,
咲きはじめから少し時間が経っているようで,
花数もまばら,茎も茶色で堅そうに見えます。
少ない花数ですが,
よくみると,同じ草に5弁,6弁,7弁の花が確認できます。
これもニガナの特徴のようです。
そのニガナの花弁,
マクロレンズで撮ってみました。
この花,7弁のようですが,
花びらの大きさがそれぞれ違います。
5弁と6弁の花が隣合わせに咲いています。
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