行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

栗の花にベニカミキリ

2019-07-01 20:00:50 | 花と虫
咲いて間もない栗の花にベニカミキリが団体でいました。
珍しい種のカミキリムシではありませんが
数匹がまとまっているのは初めて見ます。


散歩道の栗の花に赤い甲虫を見つけました(6/8)。
近づいてみるとベニカミキリです。
春から初夏にかけて、
美しい赤色の翅を輝かせて飛んでいる姿をよく見ます。


ベニカミキリ。
前胸背板と上翅が赤色、
胸部に黒い班点が並び、飛ぶと美しいカミキリムシです。
4月中旬から6月ごろまで出現する成虫は
花粉や花蜜が食糧、様々な花を訪れます。
雄しべがびっしりとある栗の雄花は6月の絶好の餌です。


幼虫は通常は乾燥した竹材を食しますが、
衰弱した竹も食べ、竹林の害虫とされています。
年内に羽化して成虫で越冬するもの(一年一化)と、
幼虫のまま越冬して翌年に蛹化、羽化して、
今度は成虫で越冬する(二年一化)の両方があるそうです。


シャッターを押した瞬間に飛び上がったので、
偶然、羽を広げたところが撮れました。
胴体や下翅は黒色です。


3匹が重なった珍しい場面、
雌雄で体色に変わりはありませんが、
雄の方が触覚が長く、触覚が体長を優に超えます。
雌の触覚はほぼ体長と同じです。
この3匹、下から雌、雄、雄と並んでいます。


こちらは2匹、
交尾かと思いましたが
触角から判断すると雄どうしに見えます。


花壇のオルレアの花にもベニカミキリ、
この個体は雌と思われます。
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