行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ウメモドキの花とテングチョウ

2022-06-24 20:00:47 | 花と虫
5月下旬、
ウメモドキにたくさんの小さな薄紅色の花がつきます。


ウメモドキ(梅擬き)、
モチノキ科モチノキ属の落葉低木、
本州、四国、九州に分布、落葉広葉樹林内に自生しますが、
庭木などとして植栽もされています。


雌雄異株の種、
上写真は雌株の花、雌花です。
花の中心に緑色の発達した雌しべが目立ちます。
名の由来は葉がウメの葉に似ているところから。


そのウメモドキの雌花に
テングチョウが吸蜜にやってきました。


タテハチョウ科としては小型のテングチョウ。
長いパルピ(下唇髭)を天狗の鼻に見立てたのが名の由来です。
地面にとまっている姿をよく見ますが、花にもとまり、吸蜜します。


テングチョウは成虫で越冬する蝶の一つ。
その越冬個体からの第一化が5月下旬ごろから発生します。
年2回発生することもあるようですが、普通は年1回、
夏の暑い間は夏眠し、秋になると再び活発に動き回り、
そのまま越冬し、春をむかえます。
1年近く生きるテングチョウです。


雌花を写した2日後、雄花を見つけました(5/26)。
花の中に退化した雌しべと雄しべが4~5本あるようですが、
たくさんの花粉に隠れて見えません。


花は小さく、雄花、雌花ともに3.5mmほど、
葉の根元に枝にくっつくようにたくさんの花が見られます。
花色は 薄紅色が多く見られますが、白色もあります。

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