行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

タマノカンアオイ、ヤフレガサ、バイモ

2022-04-22 20:00:12 | 花,植物
4月8日の多摩の丘陵地にて。
タマノカンアオイが花をつけ、
ヤブレガサの若葉が土から顔を出していました。


山道にタマノカンアオイ(多摩の寒葵)。
葉をめくってみると、特徴のある花が咲いています。
ウマノスズクサ科カンアオイ属のタマノカンアオイ、
関東地方西南部の丘陵や低山の林内にはよく見られますが、全国的には珍しい種です。
多摩丘陵で最初に見つかったことから、この名が付けられたとのこと。


花期は他のカンアオイより遅く4~5月、
花弁は無く、暗紫色の萼裂片が花弁状になり、
葉柄の基部に、半ば土に埋もれるように付きます。


やはり丘陵の山道、
ヤブレガサ(破れ傘)が土から顔を出し、
破れ傘にたとえられる若葉を少し広げていました。


ヤブレガサはキク科ヤブレガサ属の多年草。
7~8月、茎頂に円錐花序をつくり、地味な頭花をつけますが、
その花より、芽出しの頃の若葉が尊重され、知られる山野草です。


やはり4月8日、
公園の庭地にユリ科バイモの花を写しました。
江戸時代に渡来した中国原産の薬用植物ですが、
この花もスプリング・エフェメラルの一つとされているようです。


バイモ(貝母)、
花色は淡黄緑色、
内側には紫色の網目模様があります。
花の形が編み笠に似ていることから別名はアミガササユリ(編笠百合)。
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