行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フクジュソウとセツブンソウ

2021-02-12 20:00:22 | 花,植物
セツブンソウを見に昭和記念公園にと思いましたが、
コロナ感染拡大による緊急事態宣言で休園中、
府中郷土の森公園に行って見ました。
セツブンソウは見当たりませんでしたが、
梅の花の下にフクジュソウがたくさん咲いていました(2/10)。


天気もよく、早咲きの梅は満開、
その下にはフクジュソウの黄色があちらこちらに咲き、
春の訪れを感じさせます。
虫媒花、雨や曇りの日は花を閉じ、晴れの日にだけ花を開くフクジュソウ、
早春の数少ない昆虫が活動しない時は花を閉じ、
無駄なエネルギーを使わないようにして、長い間花を咲かせます。


春先、落葉樹が芽吹く前に可憐な花を咲かせて、
夏には地上から姿を消してしまいます。
春の妖精、スプリング・エフェメラルと呼ばれる一連の多年生植物の一つです。
一連の中で最も早く花を咲かせるのが、
キンポウゲ科のフクジュソウ(福寿草)そしてセツブンソウ(節分草)です。


2月初旬、土から直接咲いたかのように花を開いた後、
遅れて、茎葉が伸びてきます。
細かく分かれたまだ緑色になり切れない葉が花の脇に伸びてきていました。


昨年の2月6日、
昭和記念公園にて写したセツブンソウです。


セツブンソウもスプリング・エフェメラルと呼ばれる多年草植物の一つ、
早春、節分の頃に花が見られるのでこの名。
花の少ない、まだ寒い時に咲くのでなおさら可憐で美しく思えます。
毎年2月になると見たくなる花です。


花弁に見えるのは花弁状の萼片で、ふつう5個。
花弁自体は退化していますが、黄色の蜜腺として残り、
多数の雄蕊と共に雌蕊の周りに並んでいます。
雄蕊は多数あり、薄紫色の葯が花のアクセントになっています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする