行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

紅葉、黄葉、枯葉

2018-12-18 20:00:00 | 花,植物
寒さが増してきた12月9日、
散歩道のモミジが
紅、黄、褐色と異なる色づきを見せていました。


文字通りのカエデの紅葉。
今年は11月が暖かく、
12月9日でもまだ緑の葉が残り、紅葉も新鮮に見えます。


きれいな黄葉のカエデもありました。
もともと葉にはクロロフィル(緑色)とカロチノイド(黄色)という色素が含まれており、
寒くなり、日射しが弱くなると、
まずクロロフィルが分解しはじめて、
カロチノイドの黄色が目立つようになったのが黄葉なのだそうです。


さらに寒くなると、クロロフィルの分解が進み、
カロチノイドも分解を始めます。
その時、なぜか葉にはもともとはなかったアントシアニン(赤い色素)が合成されます。
それが目立つようになったのが紅葉とのことです。


黄緑色と淡い紅色の紅葉(と表現しておきます)。
こんな色に変化したカエデも見つけました。


合成されたアントシアニンの量と残ったカロテノイドの量、
この両色素の加減で葉の色が真紅、橙、黄やその中間色と変化を見せます。
この仕組みが分かると紅葉の色づきが理解できます。


そんな眼で同日に写したミズナラの葉、
これは黄葉、紅葉それとも枯葉。


12月初旬のアカシデ、
紅葉、そして枯葉に見えるのは熟した果実です。
その果実の中から種子が顔を出しています。
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