行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

狗尾草(エノコログサ)

2009-09-27 22:22:44 | Weblog
 エノコログサ

 キンエノコロ


世界の温帯から熱帯にかけて広く分布するイネ科の一年生草本。
日本でも,荒れ地,道端,畑畦など至るところに生え,
夏から秋にかけて,柔らかなブラシのような花穂をたくさんつける。
そのブラシのような花穂が小犬(狗)の尾に似ているところから,
犬っころ草が変じて,エノコログサになったといわれ,
漢字も狗尾草がそのままあてはめられている。
余談だが,穀物の粟はこのエノコロクサが原種にあたる。

別名,猫じゃらしの名がある。こちらの方がなじみ深い。
夏の終り,秋の初め,野一面に猫じゃらしの花穂が
風に揺れている景色をよく見る。
写真上は曇天下,中は夕日に輝くエノコログサの群生,
下は日に当たると花穂が金色に見えるキンエノコロ。

花穂は小さな花の集まりであるので,一つの花穂にはそれこそ無数の種ができる。
この無数の種が地に落ち,地に貯えられ,
来年,再来年,3年後とそれぞれ時を変えて発芽する仕掛けを持つ。
いっぺんに発芽すると,なにかのアクシデントで全滅する可能性があるので,
それを避けるため時間差をつけて,発芽するのである。
縄文時代の遺跡からもナズナ,イネタデなどとともに
猫じゃらしの種が見つかるという。
ずっと長い間,種を維持してきたのである。
これからもきっと猫じゃらしは世界中に生き続けてくのであろう。

夕日背に故郷の畦をねこじゃらし 


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アメリカンブルーとマメアサガオ

2009-09-27 00:19:24 | Weblog
アメリカンブルー

 マメアサガオ

アメリカンブルーが見事にたくさんの花を付けていました。
7月に見たときは花はポツンポツンとでしたが,
いまはびっしりと花を付け,一面が青に染まっていました。
アメリカンブルーは昨日のルコウソウと同じヒルガオ科の花,
色は違いますが,花の様子がよく似ています。
雄蘂が白で,よく目立つのも一緒です。

写真下は白のマルバルコウソウかと思って撮ったもの,
花,葉の感じがマルバルコウソウととてもよく似ています。
調べた結果,マメアサガオという名があるようです。
ルコウソウと同じく北アメリカ原産のヒルガオ科,
マルバルコウソウと同じく野生化しているようです。
写真は路地に這いつくばって咲いたもの,
踏まれたりして,葉が傷んでいます。
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