行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

花紫苑

2008-10-23 23:00:45 | Weblog
紫苑の花

キク科の多年草で原産地はアジア北東部,モンゴル,シベリア地方とのこと.
9月下旬から10月にかけて,薄紫の小花を草いっぱいに咲かせる.
草丈は1.5~2mになり,見上げるようである.
名は紫苑,しおん,音も漢字もとてもきれいである.
花もきれいである.また,薄紫がすこし寂しげで,秋の匂いがする.

別名として,鬼の醜草(おにのしこくさ)の名がある.
紫苑とはえらい隔たりのある名である.
なぜこんな名がついたのであろうか,
やはりそれはその草丈にあると想像する.
花はよく女性の姿に例えられる.
今では背の高い女性は美人の要素であり,好まれるが,
昔は170,180cmも身長のある女性は問題があったのであろう.
鬼のように醜いといわれたのかもしれない.
また,花としても丈が高いのはマイナス要因である.
写真の花も群生して咲き,きれいであったが,
倒れないように縄で支えられていた.

 丈高きことを憂いて紫苑咲く
 風吹いてぶつかりあいし花紫苑
コメント
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