福岡糸島半島は、以前煮干し用のイリコ(片口イワシ)の生産が盛んでしたが、10年ほど前からこの片口イワシが捕れなくなり、カキの養殖を始めました。
今では、国道202号線を通ると、糸島市前原、志摩町、二丈町には、たくさんのカキ小屋があります。
昨日(12/06)行ったのは、202号線今宿から県道54号線に折れ、糸島半島の北部に位置する「北崎・唐泊(からとまり)」。
唐泊は、名のごとく、昔は、遣唐使の風待ち港でした。
江戸時代には、、福岡藩の「筑前五ケ浦廻船」の一つで千石船で福岡藩の年貢米を瀬戸内海を経て大坂、江戸などに運ぶほか日本各地の産物を日本海や太平洋岸の
長距離輸送に活躍しました。遠くは津軽ぐらいまで運んでいたそうです。江戸中期には50隻の廻船があったといわれています。
この筑前五ヶ浦廻船の基地になったのが「残島(能古島)」「今津」「浜崎」「唐泊」「宮浦」でした。
「恵比須牡蠣」とは、唐泊にある臨済宗東林寺(栄西禅師が開祖したといわれる)には、昔、竜神様と恵比寿様が一緒に祀られていましたが、後年になって蛭子崎(唐泊崎)に恵比寿神社として建立して移転させた。
この神社から命名したそうです。カキ小屋は、平成15年(2003)から海釣り公園横にオープンしました。
恵比寿カキは、2012年のカキ日本一選手権で準優勝になったそうです。買ったのは、Aセット1セットと別にカキ1kg、カキ飯、おにぎり、海老です。(カキ1kg/1000円)
炭火で焼く「カキ」は、香ばしく本当においしいです。カキ飯も少し辛かったけどグーです。
ビールを飲みたかったけど、帰ってから車で出かけなければならないので、ノンアルコールにしました。
2kgのカキは、あっという間に無くなってしまいました。
カキ小屋の裏の海です。