6月に入り、ようやく清々しい陽気となり、もやもや気分を払うには最高の天候で、久しぶりに茅ヶ崎の『湘南の里山』へと向かった。
慶応大学藤沢キャンパス付近には、多くの谷戸が拡がり春の息吹が溢れていおり、ジョギングには最適のコースである。
マイコースの慶応周辺をひと回りすると、小出川沿いには月中に開催される「あじさい祭り」に向けて、色付き始めたアジサイの手入れに多くのボランテイアの方が手入れに余念がない。
また、懇意にしている果樹園に立ち寄ったが、ここでも藤沢の名産品「ぶどう藤稔」や「梨豊水」は、この時期の手入れが勝負を決するそうで、夏の成果品を生む苦労話で休息を取った。
小出川に沿って田園風景を楽しみながら、茅ヶ崎へと向かい腰掛神社へ立ち寄った。
神社は、日本武尊[ヤマトタケルノミコト]が、東征の際に立ち寄り玉石に腰掛けて大山を眺めたという伝説があり、鬱蒼と樹木が茂る社地の中は、訪れる人もなく静まり返っていた。
今の日本のありえない姿を訴えたが、嘆き声が聞こえてきそうだった。
さらに目指す『茅ヶ崎里山公園』と向かうが、丘陵地への急な登りが続いた後、丘陵地の谷間には、緑濃い谷戸の田畑が拡がってきた。
陽も通らぬみこし坂を駆け降りると、視界が開けて『芹沢の池』に到達、カワセミやシジュウカラなどこの季節に多くの野鳥が観察されるそうですが、ウグイスらしい鳴き声も聞こえるが、その姿は見えなかった。
『柳谷の谷戸』には、昔ながらの谷戸田、畑、雑木林が拡がり、数少ない自然豊かな里山風景が残っていた。
田んぼでは、ボランテイアの方々が、10日後に予定されている地域の小学生による田植えの準備をされており、もち米の苗木の手入れをされていた。
しばし、ご苦労話を聞いてから、古民家風の休息所の「谷の家」や「竹林」を抜けて「子供の村」へ移動すると、そこには多くの子供連れの姿があり、「雲のトランポリン」などには、飛び跳ねながら嬉々とした姿で遊ぶ姿に勇気を貰った。
「風の広場」、「里の丘」、「風の谷」などのネーミングされる芝生の村には、適度なアップダウンがあり、里山の自然の風にたっぷりと浸りながら、約1時間のクロカンを楽しんだ。
道中では、いつものヤギ家族が見送ってくれたが、いつの間にか家族数が増えていたようで、口てい疫は大丈夫?だろうかと案じながら帰路についた。
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