2008年の社長輩出率が、今月 帝国データバンクから発表されたが、福井県が調査開始以来27年連続で第1位だったようだ。
発表されたデータによると、県別人口10万人当たりの社長数で、1,634人で東京都の約2倍である。
その要因として、繊維やメガネ産業などの外部依存程度が低い地場産業が多く、事業を次代に継ぐ環境があるからだそうである。
NHK 「ゆうどきネット」でも、福井工業高等専門学校(福井高専)出身者の起業・創業を考える環境が紹介されていた。
先輩から後輩へ起業に対する心構えやノウハウを伝授されているのだ。
IT技術を活かしたIT関連の起業家が多く、シリコンバレー日本版として、「鯖江バレー」を目指すそうだ。
読売新聞の『日本の活力』でも、「最前線は今」の特集記事で、同様の活動が紹介されていたが、 『福井高専』の起業・創業への取組みに対する熱い心意気が語られている。
高専の中では、出身者の起業率の高さは、特別のようである。
福井高専には、地元の協力を得て起業を目指す学生や卒業生、社会人を対象に、起業精神を育成し、支援する『アントレプレナー支援センター』が、2年前に開設されてセミナー開催などを実施しているそうだ。
高専は、設立されてから既に40年以上経過しており、企業側からは必ずしも高い評価を得ているとは言えない。
知人も某高専で指導されていたが、就職活動では苦労があったようだ。
未曾有の不況が続くであろうが、創造性豊かな実践的なエンジニアを養成し、地元産業の振興に大いに役立つことを期待したい。
今、光り輝く「我が福井県」から、元気を発信してほしい
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