節分を迎え3年振りに藤沢の遊行寺で節分追儺式(豆まき)が開催され、福を呼ぶ福豆拾いに行ってきました。
惣門(冠木門)から参道のいろは坂では、「節分会」の赤い幟が飾られて福を呼びこむ光景が創り出されていました。
今年も本堂前の一遍上人の立像の横に特設ステージが設置されて、地域の勇壮な太鼓演奏が行われ、本堂内で大般若経が転読された後、住職や地域のとび職、関係者が特設ステージに集まり、参拝者と共に邪気を祓い幸福な一年となるように頑張りたいと声を掛け合っていました。
「福は内~福は内~」と掛け声とともに、関係者から威勢よく豆がまかれると、参拝客からも歓声が飛び交い、福豆の奪いとなっていましたが、遊行寺には鬼は居ないようで「鬼は外~」の掛け声は唱えられませんでした(笑)
激しい豆拾いでしたが、何とか40個の福豆をゲットし、その中に景品付きの福豆もあり、まずまずの福を得ることができました。
福を呼ぶ豆撒きの終了後広い境内を久しぶりに散策していました。
中雀門は、いつもは閉ざされていますが、この日は開かれていて、唐門の棟上には、皇室ゆかりの菊の御紋や屋根下には徳川家の葵の家紋が刻まれていて、市の重要文化財の姿が見られます。
本堂前の地蔵堂には、日を限って参拝すれば願いが叶うと言われる「日限り地蔵菩薩」が祀られて、健康長寿・疫病退散を祈願していました。
地蔵堂の横の「股野大権現」には、遊行寺開山の第4代呑海上人の兄の地頭俣野五郎影平を祀られています。
手水舎も明治百年を記念に創設された有形文化財に登録されています。
境内には、他にも道祖神や供養塔などが多くの史跡が保存されており、過っての藤沢宿の守り処として開山700年の名刹となっていました。
夏には、遊行寺盆踊りも大変な賑わいとなり、邪気を払って福を呼ぶ一年を願っていました。
やはり規模が違いますね。私の行った
十番の大法寺とは・・・・でも規模は
違っても邪気を払って福を呼ぶ気持ちには
変わりないですね。
遊行寺の節分豆撒きも3年振りに開催され、鎌倉の建長寺や長谷寺とは規模も異なり鎌倉程の賑いではありませんでしたが、大変な賑わい久しぶりに節分の雰囲気を味わいながら、沢山福を呼ぶ福豆が得られ、今年の福を期待したいと思いますね。