MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

神奈川県歴史博物館見学

2023年07月14日 | アート・文化

神奈川県歴史博物館で開催されている神奈川県の古代から中世、近世、近代までの歴史を学ぶ多くの資料が展示されている常設展を観てきました。

歴史博物館は、横浜港開港以来、外国貿易関係業務を専門的に扱う銀行だった明治時代初期に設立された「旧横浜正金銀行本店」で、神奈川県の代表的なレトロ建築で、ドーム屋根や石・煉瓦造りの外観が素晴らしく国の重要文化財に指定されています。

正面入口の景観

艦内の内部には、独特のデザインの通路も見られます。

常設展会場のテーマ1・古代のコーナーでは、古代「さがみの古代に生きた人びと」をテーマに、海や山などの豊かな自然、温暖な気候に恵まれた神奈川県域に、古くから人々が住み、生活を営んできた情景を、残された集落址、貝塚、洞窟住居、古墳、出土品などを中心に、石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代、奈良時代の神奈川の様子が展示されていました。

当時の海蝕洞窟の様子。

横浜磯子区の弥生時代の集落と水田の様子の模型

テーマ2・中世のコーナーでは、中世「都市鎌倉と中世びと」をテーマに、鎌倉幕府の始まりから後北条氏の滅亡までの武家政権の変遷を軸に、中世の歴史と文化を学ぶ資料が展示されています。

当時の人びとの信仰集めた薬師如来像と日光・月光菩薩像

三方が山に囲まれた鎌倉の地形を描いた模型

円覚寺舎利殿の模型

相模国分寺の僧寺・尼寺史跡の模型

テーマ3・近世のコーナーでは、近世「近世の街道と庶民文化」の資料が展示されています。

県域には、東海道や甲州街道の宿場が多くあり、東海道を題材にした浮世絵が多く展示されています。

テーマ4・近代コーナーでは、近代「横浜開港と近代化」をテーマに、鎖国の下における諸外国との交流、開港時の横浜など神奈川の近代化の様子が紹介されています。

当時、相模湾の台場に置かれていた大きな大砲が展示されています

日本大通りを中心とした外国人居留地と日本人街の模型

テーマ5・現代・民族コーナーでは、現代の「現代の神奈川と伝統文化」をテーマに、関東大震災と復興、戦争期の軍施設、戦後復興の様子が紹介されています。

民俗展示室コーナーには、地域の伝統工芸品や民俗芸能、生活用品など当時の様相が多くのモデルなどで紹介されています。

展示会場を出た博物館の新館入口には、旧大空襲の旧外国人居留地で出土された大砲が保存されています。

横浜開港164年、関東大震災100周年を迎えますが、神奈川県の現在に至るまでの歴史や文化を再認識する機会でした。


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