前日に続いて三社祭で最大のクライマックスを迎える「本社神輿渡御」を観に出かけてきました。
浅草に到着したとこには、既に本社(一之宮・二之宮・三之宮)は、宮出しして氏子町会への渡御に入っており、雷門通りでは、この日も町会神輿や山車が勇壮に練り歩いていました。
雷門通りを埋め尽くした観客に囲まれながら、丁度開業1周年を迎える東京スカイツリーを仰ぎながら進む光景は、新しい東京の顔と伝統の江戸が重なっていました。
本社神輿が各町会を渡御して雷門通りへ戻るのを待つ間に浅草神社境内へ戻り、参拝すると拝殿の中には、越前松平春嶽の筆とされる素晴らしい扁額を目にすることが出来ました。
丁度神楽殿では、舞踊の奉納や太鼓の演奏が披露されていたが、これも浅草らしい光景ですね
浅草寺の諸堂や六区街をブラついて雷門通りへ戻り「一之宮神輿」を待つと、予定時刻を遥かに超えており、担ぎ手や観客が手持無沙汰で到着を待つ光景が見られていた。
担ぎ手の半纏の背中には、浅草神社の神紋の「三つ網」が記されています。
待つこと約50分で国際通りを通りを経て神職を先頭に「一之宮」が到着しましたが、待ちわびた次の町会への引き渡しの儀式が執り行われます。先頭の天狗面を付けて高下駄姿は誰なのでしょうか?子供達の人気を独占していました・・・・
本社神輿は、早朝の宮出しの後、氏子の44の各町会を巡りますが、それぞれの町会の境界ポイントで引き継がれるそうですが、各町会とも担ぎ手を関東各地から募って集めているそうで、選ばれた担ぎ手の満を持しての心意気が伝わってきました。
町会長の挨拶に始まり手締めの儀式の後に担がれましたが、待ちわびたエネルギーが一気に爆発するかのように勢いを増して雷門通りからすしや通り、六区へと向かって進みゴールの宮入までは4時間以上かけて渡御が続きます。
六区ブロードウエーまで後に続いて、今年の本社神輿と分かれましたが、二之宮、三之宮は、同じように浅草の各町会を渡御を続けており、浅草一帯は勇壮な祭り一色となっていました。
浅草寺境内や浅草六区界隈も身動き出来ない賑わいでしたが、疲労を感じながらようやく脱出して帰路についた。
【浅草散歩に続く】