子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティトレッキングくらぶ~秋のミステリーツアー~

2013年10月20日 22時43分52秒 | 札幌まるやま校

今回のトレッキングくらぶは「秋のミステリーツアー」

ミステリーと言っても山はリスクも高いので事前にネタばらし。

本日はSLに乗ってオタモイから水族館のある祝津までのトレッキングです。

週間天気予報も何のその、雨はなく気温も程よい登山日和です。

さっそく集合してミステリー①のSL入線を見に行きます。

ディーゼル機関車にひかれたSLが入ってきます。

みんなのテンションも上がりに上がって、さっそく車内へ。

SLが動き出したらさっそくカフェスペースに、

車掌服を着て写真を撮ったり、オリジナルグッズを買ったりと車内を満喫です。

車内では和服姿の乗務員さんによるアナウンスもあり、

レトロな室内は赴きがあって小樽駅まではあっという間。

小樽駅降車後はディーゼル機関車が後ろにまわるので

SLの顔を拝む事ができます。

停車中に機関室に乗車させてもらったり、

鉄っちゃんの方にみんなで写真を撮られたり、

ぱぴぃから石炭や鉄道の詳しい話を聞いたりとテンションは高いまんま。

最後には乗務員のお姉さんとみんなで一枚写真を撮らせていただきました。

これで今日は十分だね、なんて雰囲気もありましたが・・・

ここからがいざ本番です。

 

バスまでの時間で次に向かったミステリー②は市場見学です。

小樽駅前にある三角市場をぶらつきます。

市場に入るのは初めてという事もあって

シャコや鮭、カニなどみんな興味津々です。

 

続いてはバスに揺られて15分おたもいへ。

おたもい交番からは坂道を20分ほど歩きます。

ミステリー③はおたもいの謎ということで、

看板に書かれたマークを探して歩きます。

 

見つけた!何か門みたいだぞ!

唐門発見!おたもい遊園地があった時の名残です。

唐門前でおたもい遊園地の歴史を軽くレクチャー、

その後は準備運動をしていざスタート!

という時に「キョッキョッキョッ」という鳴き声で飛ぶ鳥が、

クマゲラが頭上を通過しました。

これは嬉しいハプニング、今日はいい事あるね!とまたテンション上がりました。

 

登山道は紅葉も黄色が多く最初はまだまだ平坦な道です、この辺はみんな楽勝。

歩く事30分で、出羽三山神社へ到着。

配られていたおやつの行動食や水分補給、体温調節をします。

汗をかいてそのままでいると風や気温の低さに体調を崩しやすいのでこまめに脱ぎ着をします。

さてここからが本格的な山登り、赤岩山の展望台を目指します。

こまめに休憩を取りながら、バッタやセミの抜け殻、コガネなど虫も観察しながら進みます。

落ち葉を踏みしめる音を楽しんだり、ホオノキの葉っぱでお面を作りながら進みます。

所々積丹や忍路方面が見渡せる場所でパワーをもらいながら歩みを進める事1時間。

無事にお昼の休憩ポイントに到着。

今日のスープは「わかめとツナのスープ」、

寒さもあっていつもよりスープの人気が高いです。

多めに作ってきて正解でした。

ご飯を食べた後は自由時間、ぱぴぃが持ってきていた道具を使って石の観察をしています。

割ってみると中が赤い石があったりと「赤岩山は赤いわ~」の答えを発見していました。

 

エネルギーもチャージして先に進みます、

下り道ではなぜか「あんたがたどこさ」の替え歌を歌いながらおりていきます。

30分ほど降りると赤岩山の駐車場です。

トイレ休憩とお地蔵さんに安全祈願をして再度出発!

ここからはきなこさんがよくロッククライミングで訪れている場所なので、

断崖絶壁をおそるおそる覗き込みながら歩いていきます。

「高いの大好き!」という子もいれば「おしりがざわざわする」って子もいます。

かくいう私もおしりがざわざわする人の1人です。

 

海と断崖絶壁、そして紅葉、自然が織りなす風景の前で、

僕たちが子どもにかける言葉なんて必要ありません。

黙っていてもそれは伝わるし、そのまなざしや言葉から

子どもが何を感じ取っているかは存分に理解する事ができます。

今見ている景色は今日というこの日この瞬間にしか見る事ができない、

そんなことも考えながら心に残る風景を数多く子どもたちと一緒に見たいと思っています。

 

少し冷えてきましたが下りもあっという間1時間かからずに祝津に抜けました。

ホテルの下の展望台で今登ってきた方を見上げる、この瞬間が僕は好きです。

自分が歩いていた遥か向こうを見上げて子どもたちはどんな事を感じるのでしょうか?

登山が終わるといつもと同じく解放された時間の始まりです。

まずは海と戯れます、海水を触ろうとして靴を濡らしてしまう子どももいましたが・・・

続いてはカツオのヒミツのスポットで水族館の生き物を少し眺めたり、

灯台や鰊御殿をまわります、登山したとは思えないほど元気があって走り回っています。

海岸では石割りにはまった子どもたちが次々に石を割っています。

風が強いので温かいココア、そしてデザートの柿を食べてお腹もいっぱい。

バスに乗って一路小樽駅へ、小樽駅ではすぐさま区間快速に乗り継ぎ、

車内では夢の中へ落ちる子どもも。

 

朝8時に集合して18時の解散。

10時間と長旅でしたが、いろんな事をしていろんな景色を堪能できたトレッキングとなりました。

これにて冬前のトレッキングは終了。

来月はスポーツクライミング体験と円山登り納めです。

その後は12月の山小屋お泊まりへと続いていきます。

 

いつも荷物を手分けして持っているボランティアスタッフ、

僕らのゆるくて自由なトレッキングにおつき合いいただいている保護者のみなさま、

毎度の事ながら深い理解に感謝です。

次回もぜひ一緒に山に登りましょう!

 

カツオこと高野克也

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