子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

黒松内校2月『冬の猟師さんキャンプ』~1日目

2018年02月03日 20時46分55秒 | 黒松内校

今回の黒松内校イエティは、『冬の猟師さんキャンプ』。
町の猟師さん2名、役場産業課職員1名を講師としてお呼びしました。
狩猟というテーマそのものが賛否両論ではありますが、まずは知らないことには判断できません。
せっかくの珍しい機会です。色々な気づきや感想があれば良いかなと思います。

 

始まりの会まで少々時間があったため、弓矢遊び。
ネマガリダケなどで作ったシンプルな作りですが、ちゃんと作り使うと20m程は飛びます。
アイヌの子どもたちはこういったおもちゃで練習をしていたそうです。

  

 

さて、2時頃には全員が揃いました。
始まりの会で、参加者や2日間の全体像を掴んだあとは

早速猟師さん達が登場です!
新人、中堅、ベテランの猟師3名と、産業課の鳥獣担当者の1名。見慣れた顔の新人がいますね。

自己紹介をしてもらった後は、司会のたつみが用意した質問タイム。
15つ程に答えてもらいながら、猟師さんのライフスタイルや黒松内町の動物などについて知りました。

皆からの自主的な質問も。興味の高さが伺えます。

 


その後は、猟師さんの道具紹介。
鉄砲の類はこういったイベントに持ってこられないのでありませんが、猟師さんの車にはたくさんの便利道具が積んであります。
坂を登れるスキー、片手で設置できる三脚、音色の変えられる鹿笛、川を濡れずに渡れる胴付き‥‥
中でも距離計はシンプルに面白く、みんな様々な壁に向かって距離を測定していました。

 


その後は車に乗って移動、猟師さんの視点から景色の案内をしてもらいました。
日々町内を回っておられるということで、フィールドには本当に詳しい方たちです。
道からは見えない場所に民家がある事、林の奥が開けている事など、地理的な事の詳しさといったら。

いつも双眼鏡を使っている猟師さんを真似て、みんなも使って遠くを色々見てみました。
遠目の点にしか見えない水鳥も双眼鏡を使えばしっかり見えました。

  

 

町の施設の見学などもさせてもらい、最後にはなんと鹿角と自作のアクセサリーもお土産で頂きました。
ありがとうございます!

  

 

講師の方はここまで。たくさんの「初めて」のある体験、色々教えていただきました。

 

なお、夕食前の自由時間では、昼の弓矢遊びをもう一度やる子も。

的の雪像マンモスめがけて励んでいます。最後はマンモス肉をゲットしたようです。

 

外を出歩いたという事もあり、キッチンまりこのあったかご飯も嬉しかったです。
お残しなく、全て無くなりました!

夜は希望者の「ライトセンサス」。
林道などを車で定速走行し、ライトで照射、動物の姿や目のきらめきで確認するという調査です。

今回は民家なども無く、動物の期待もできる山道へ。
残念ながら動物の姿は確認できませんでしたが、大量の足跡の痕跡にみんな興奮。
「あったー!」と大きな声を出していました。

 

 

別の夜の風景では、明日に向けて何やら準備している人たちも。
何でしょうか、楽しみです。

 

今夜は風がちょっと強いです。今も窓からビュービュー聞こえています。
あったかい校舎でしっかり休み、また明日もたくさんの初めてを楽しんでほしいです。

 

MJたつみ こと 巽 創

 

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