すっかり世界は雪景色。
街なかにはクリスマスとお正月飾りのコラボレーション、今年も年の瀬が迫ってきたなぁと感じる今日この頃です。
さぁ、子どもたちにとっては待ちに待った冬休み!
色々なお出かけの予定があれこれ決まってきていることと思います。
その予定のおひとつにイエティくらぶ・いぶり校の冬休みスペシャルキャンプのチェックもお忘れなく!
この冬も“自然×遊び×おでかけ=ドキドキ☆わくわく”が詰まったキャンプを絶賛準備中です。
いぶり校の冬休みキャンプは全3コース。
①幼稚園年長さんからでも参加OK!はじめてのおとまりキャンプ
②冬だからこそ寒さを楽しむ!電車でゆく大樹町つるつるキャンプ
そして、限定10名・少人数でじっくりしっかり“手仕事”に取り組む世界に一つだけのイス作りキャンプ
この週末、いぶりチームはイス作りキャンプに向けて、手作りイスの見本作りを行いました。
1日目。
本日の講師はこの方、モモンガ博士ことヒヤマさん。
札幌のねおす事務所の2階にオフィスをかまえるwoodyhouse(designshttp://www2.ocn.ne.jp/~woody-h/)のデザイナーさんです。
手作り椅子の見本の見本を作ってきてくださいました。
「大丈夫ですから、どうぞ座ってみてください」とヒヤマさん。が、しかし、これを見て、大人たちはみな一様にこう言います。
「(大丈夫と言われましても)私が座ったら壊しちゃいそうですね~」と、なかなか座る勇気が出ません。
が、おっかなびっくり座ってみてあらビックリ!とっても丈夫でびくともしません。
それどころか座り心地抜群!
俄然、スタッフの闘志に火が付きます。
イス作りにあたって、まずは材料の調達から。
イスを作る材料となる木は、森の中から間伐して出た木の枝や細い幹を使います。
森や林の中にたくさんの木が成長してくると、林の中が込み合ってしまい、互いの枝葉が重なり合うようになってきてしまいます。
これでは、それ以上に枝葉を伸ばすことができず、お互いの成長を阻害してしまうことになります。
そんなときに行うのが木の間引き・間伐です。
木の成長具合やお隣さんとの間隔などを考慮し、計画的に木を切ることで、木の成長を助けることができます。
が、間伐をして切った木。
そのままサヨウナラ~するのはもったいないわけです。
薪にして暖をとるのにつかったり、何かに活用すれば立派な資源。
そのひとつが今回のイス作り、というわけです。
飾り物のイスなんかじゃなく、本当に自宅で使えるものを作ります。
間伐した木をパーツごとに切りそろえます。
同じように切りそろえる、また、同じような形のものを探しだすというのはなかなか難しい。
切り出した木。
ただ組み合わせるだけではありません。
そのままの形でも大丈夫ですが、家の中に置くイスです。材料の端っこを面
取りしてキレイに整えます。
組み立てに使うのは電気ドリル。
まずは下穴をあけて、そこからねじを打ち込みます。ウィーーーンッッッ!!
所変わって2日目。
本日はいぶり自然学校の事務所で作業。
骨組みのペアを作ったら、それらをつなぎ合わせて、座面を組んでいきます。
座り心地を確認しながら「これかな?いや、こっちだな」
切ったり、くっつけたり、やり直したり、悩んだり、ひらめいたり。
イス作りは木との対話です、とヒヤマさん。
本当にそのとおりで、木をじっくり見て触って、どこの部分に使えるか、こっちがだめでもあっちに使えるか、など目の前にある木と会話をしながら作業を進めていきます。
そうして完成したのがこちら。
(一番左手奥はヒヤマさんが持って来てくださった見本の見本です)
木の形、種類、特徴はみんな1つとして同じものはありません。
同じものはふたつとできない世界にひとつだけのイス。
さぁ、1月のキャンプも楽しみです!!
<世界に一つだけのイスづくり~和みの森・手仕事キャンプ~>
日時:2013年1月13日(日)~15日(火)2泊3日
活動場所:苫小牧市、むかわ町穂別(宿泊は施設泊)
対象・定員:小学3年生から6年生、10名
参加費:25,000円(材料費、保険代、食費、宿泊費込み)+交通費
集合・解散場所:苫小牧市民会館前、JR登別駅、JR札幌駅
いぶり自然学校・上道和恵(うえちゃん)