アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

大腸内視鏡検査

2017年11月14日 | みどりの雑記帖

市の総合健診で昨年に引き続き今年も検便で潜血反応が指摘され、内視鏡による精密検査を勧告されてしまいました。日帰り入院で検査を受けるのですが、午前中は2リットルの下剤を飲み、腸内を空にして洗浄し、午後から、痛みに苦しみましたが無事検査を受けることができました。その結果、昨年見つかった2個のポリープに変化はありませんでしたが、新たに2個の小さなポリープが見つかってしまいました。

私は2年前脳梗塞を患い、「抗凝固薬」・「抗血小板薬」の両方を服用しているため、ポリープの検体を採取したり切除したり、出血を伴う施術はできないのです。ポリープが良性か悪性かは判断できませんので、苦しい検査を受けて、ポリープの経過を観察するしかありません。手術できないのであれば、ガンと判明しても精神的ストレスになるだけですので、検査を受けず「知らぬが仏」でいた方が良いのかもしれません。

入院して同室したのは、グラウンドゴルフ大会で時々顔を合わす他町の高齢者クラブの副会長でした。彼は、奥さんに付き添われて、初めて受ける内視鏡検査に落ち込んでいました。平然としている私が不思議に映ったようです。

私の脳梗塞は深刻で、一見元気なのですが、医者からも「風前の灯」と宣告されている身の上です。脳底動脈の重要部分の狭窄が深刻で、半ば匙を投げられているのです。その覚悟は定まっているので、大腸のポリープなど物の数ではないのです。大切なことは、余命いくばくもないのですから、生きている間は、人のために尽して感謝され、毎日を朗らかに明るく過ごしたいのです。

その日の担当看護婦は新米のナッちゃんでした。血管の細い私に点滴の注射針の挿入がうまくいきませんでした。「痛い思いをさせて」と怒られると思い、落ち込んで謝るナッちゃんに、「喜んで練習台になってあげるから、早くうまくなってください」と励ましました。先輩看護婦のマッちゃんを連れてきて針を刺してもらうのですが、以来ナッちゃんとはすっかり気持ちが通じした。20分ほどの検査は苦しかったのですが、手品を披露してナッちゃんや同室者を驚かせたり、束の間の楽しい入院でした。それを、くだんの副会長は不思議がるのです。

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