ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ 2020<8月③>

2020-08-23 | コシボソヤンマ

<8.19>

辛うじて

今季からコシボソヤンマの探索を始めた沢、時間帯を変え3回目です。♀は通過ばかりで産卵撮影ができません。
14時半頃に飛び始めた♂が15時前に飛来した♀を捕えて交尾態になり、真上に飛んで樹上高く止まりました。
撮るのをためらう程の高さでしたが、見つけた限りは撮影。辛うじて撮れました。最高気温34℃。

交尾態


♂を相当警戒しているのか、この日も産卵が撮れず。一方、産卵後とみられる♀は目撃して空回り状態です。

産卵直後で腹端が濡れている♀




探雌中の♂の休止


別個体のぶら下がり

2020.8.19 神奈川県


<8.21>

青みを帯びた複眼

2日後の同じ沢、コシボソヤンマの産卵撮影です。1時間に1回のペースで♀が飛来して一瞬の着地で飛ぶ繰返し。
ストレスが蓄積していきますが、闘争心が湧いて意地でも当地で産卵を撮るつもりです。最高気温34℃。

青みを帯びた複眼の♂が1時間程ぶら下がっていました。関東では滅多に見ないタイプ、静止を撮るのは初めて。

複眼が青みを帯びた♂のぶら下がり








通常の複眼の♂ 探雌中の休止





2020.8.21 神奈川県

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マルタンヤンマ 2020<8月②>

2020-08-20 | マルタンヤンマ

<8.17>

猛暑は続く

猛暑日が続いています。ぶら下がりヤンマも終盤の頃ですが、この時期の都区内の公園の様子を見に行きました。
午前中にマルタンヤンマ2♂、3♀を目撃。午後に37℃まで上昇しても13時半の撤退まで状況は不変でした。
約1週間前に見なかった♂を最後に撮影して、今季のぶら下がりはこれにて終了です。

11時20分頃 最後に降りてきてぶら下がる♂










最初の♂の目撃は気温が34℃に上がった10時45分頃。上の♂同様、この時期でも殆ど翅の傷みがありません。

ぶら下がりの♂




他を探して戻ると、近くの梢に移動していた


♀のぶら下がりは3頭、♂と同じ一角のみで見ました。ネアカヨシヤンマ、ヤブヤンマの目撃はありません。

ぶら下がりの♀ 



2020.8.17 東京都

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コシボソヤンマ 2020<8月②>

2020-08-18 | コシボソヤンマ

<8.14>

縄張り行動の出動前後

5日前、交尾撮影が中途半端になったコシボソヤンマ、出来れば撮り直したいもの。夕方、同じ沢に行きました。
15時時点で縄張り飛翔する♂は見られず、川端の同じ木で2♂が休んでいました。最高気温36℃。

♂ 静止


次の♂が飛来して近くの枝で休止


上の♂が飛び、別の♂が入れ替わり同じ木の枝に休止


縄張り飛翔はやや遅い15時半頃からの開始でした。♀は通過したのみ、交尾どころか産卵も見ませんでした。
♂同士の争いは活発で、いつになく縺れ合いが多く見られました。争った後、一時休止する♂です。

♂ 静止


いつもどおり狭い範囲を反復飛翔する♂です。産卵場所辺りを丹念に探雌する♂が目立ちました。

♂ 飛翔 縄張り行動





2020.8.14 神奈川県

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ハネビロエゾトンボ 2020<8月①>

2020-08-16 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.13>

交尾か産卵か

猛暑日続きで木陰がないと危険な状況下ですが、栃木のハネビロエゾトンボの撮影強行です。最高気温36℃。
暑くなると低い位置で見る傾向がある交尾態を撮るつもりでしたが、交尾の目撃は2回でいずれも高い梢。
交尾狙いでも♂の死角になる場所での産卵は撮影の好機です。交尾か産卵か、大抵撮れるのはどちらかです。

明るい草の間で激しく動きながらも約3分半に亘り産卵した♀です。暑さを忘れて撮影した一時でした。

♀ 産卵




















産卵の目撃は4♀、うち2♀が♂に捕まりました。上の♀を除くと産卵撮影のチャンスは殆どありませんでした。

♀ 産卵 ♂に捕まり交尾に至る


♀ 産卵 別個体 打水の間隔が極端に短く連続産卵に近い動きで1分程で飛び去る


♀ 産卵 別個体 ♂に捕まり交尾に至る


梢を見上げると数頭の♂と1♀が止まっていました。

♀ 静止


縄張り飛翔はあまり見られず、3♂が梢ではなく川端の草に度々休止。以前にも暑い日に見た光景です。

♂ 静止


別個体


♂ 飛翔











2020.8.13 栃木県

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ネアカヨシヤンマ 2020<8月②>

2020-08-15 | ネアカヨシヤンマ

<8.10>

前回同様

前回から5日後、再び埼玉のぶら下がり。狙いはマルタンヤンマ♂のやや明るい所での撮影ですが、見つからず。
前回同様、ネアカヨシヤンマは目撃、他はマルタンヤンマ1♀、ヤブヤンマ1♂で暑いわりに少ない状況でした。
出るに日には出ているようで、今季は当地でこれまでになくマル♂と巡り合わせが悪い。最高気温36℃。
ということで今回もネアカヨシヤンマ。あまり見ない♀が高い梢にぶら下がっていました。まだ綺麗な個体です。

♀のぶら下がり




♂のぶら下がり





2020.8.10 埼玉県


<8.11>

今年も現われる

翌日は都区内の公園。ここもマルタンヤンマ♂は見ず、低い所に♀数頭がぶら下がっていました。最高気温39℃。
当地では数年来滅多に見なかったネアカヨシヤンマが、昨年に続いて現われました。他はヤブヤンマ1♂、1♀。
風の影響があるとはいえ、この気温で肝心のマル♂が出ないとは。さすがに暑く、すっかり気力が失せました。

♂のぶら下がり


移動して


<マルタヤンマ> ♀のぶら下がり


<ヤブヤンマ> ♀のぶら下がり



2020・8・11 東京都

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