ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマの回想<後編>

2014-02-06 | コシボソヤンマ

<2012>

コシボソヤンマは、主に横浜市の円海山周辺部と鎌倉市の谷で撮っています。後者は前年激減しましたが12年は復活。
どちらも個体数が多く、すっきり撮れていなかった♂の静止を度々撮影しました。12年のコシボソヤンマの記録です。

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1回目(8.4)

シーズン初日、まずは横浜。曇、最高気温31℃。暗くなって、早くも14時半頃から♂の縄張り飛翔が見られた。
しばらくして土砂降りの雷雨、1時間程足止め。小降りになり多数のオオシオカラトンボが交尾後、道の水溜りで産卵。
小川の濁流が治まると♂が一斉に飛来して数メートル範囲での縄張り行動が始まった。いつになくバトルが多い。
バトル後、一方が休止するパターンがよく見られ、川沿いの奥まった躑躅の♂を発見。珍しく枝葉が被らない位置にいた。

♂ 静止







2012.8.4 横浜市

2回目(8.12)

翌週は産卵狙いで鎌倉の谷。曇、最高気温32℃。10時半頃に♀を発見。近付くと産卵を止め真上の笹で休止した。
数分後、大粒の雨が降り出し何処へか消えてしまった。

♀ 産卵








♀ 静止 産卵休止




雨が降ったり止んだりで一旦引き返して午後に出直したが、♀は現われず。15時頃から多数の♂が飛び回った。

♂  飛翔

2012.8.12 鎌倉市

3回目(8.19)

1週間後、再び鎌倉の谷。晴、最高気温33℃。コシボソヤンマは1頭も見られず。

4回目(8.25)

次週も鎌倉。晴、最高気温34℃。8月下旬も暑い日が続く。11時頃、朽木に♀が止まるも、すぐに一時避難。
産卵を始めたので接近すると再び中断。もう一度機会があったが、安易な動きをして今度はさすがに逃げられた。
産卵に集中までは相当敏感であることを、余りの暑さですっかり失念していた。

♀ 静止 産卵休止






♀ 産卵


2度目の産卵休止

2012.8.25 鎌倉市

5回目(8.26)

晴、最高気温34℃。翌日も似たような天候、同じ時間帯に待機して挽回を図るが、いくら待っても♀は現われず。
午後になって探雌の♂が飛来して林縁に入ったのを目撃。止まりを見つけて撮影し、産卵は断念。

♂ 静止




移動して

2012.8.26 鎌倉市

縄張り飛翔が始まる頃合をみて横浜の沢に移動。3週間前より個体数が増え、♂同士のバトルが頻発していた。
やはりバトル後に一方が川沿いに止まるパターンが多い。入込んだ場所を好み、よく笹に止まるが探し難い。
♀は数回現われたが、行方を追ううちに♂に捕まる繰返し。交尾態はいずれも高い梢に消えてしまう。
この日が生殖活動のピークと目された。

♂ 飛翔


♂ 静止





2012.8.26 横浜市

6回目(9.8)

曇時々晴、最高気温32℃。午前中、鎌倉の様子見に行ったが1♂が飛来したのみ。終盤に近く、この日で観察終了。


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