鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岡山・岡本、劇的ヘディング

2015年08月24日 | Weblog
第30節
2015年8月23日(日)19:03KO Cスタ

[ 岡本 英也 ]
--得点シーンを振り返ってください。
その前のプレーはあまり良くなくて収められなかったので、最後のワンチャンスをしっかりというふうに考えていました。(伊藤)大介が縦に流れてくれたときに一度、大介が中を見てくれたのですが、そのタイミングでは(クロスが)上がってきませんでした。その時にDFがニアを消そうとしていたのでちょっと止まったのですけど、本当に大介のボールが良くて、あとは当てるだけでした。(ヘディングは)しっかりとは当たらなかったのですけど、浮かすよりも下にたたこうと思っていたので、結果的に入って良かったです。練習から大介とはフィーリングが合うなと思っていたので、それをゲームで出せて良かったなと思います。今日、結果を残せたことは次につながると思いますし、チームに貢献できて、自分のゴールで勝てたことは、サッカー選手として自信になります。ここで満足せず、次の試合にもしっかりとやっていきたいです。


決勝ゴールを決めた岡山の岡本である。
途中出場し、アディショナルタイムに劇的ヘディングを決めた。
これには観客も沸いた。
持っているFWである。
これからも活躍の報を待っておる。

笑顔の指揮官

2015年08月23日 | Weblog
午後練習


山形戦から一夜明け、選手たちは16時にトレーニングを開始しました。山形戦の先発メンバーは、リカバリートレーニングを実施し、その他のメンバーはミニゲームやパス練習などを行いました。


トレーニングを見る石井監督である。
笑顔がこぼれ、チームの好調に満足の様子。
しかしながら、この週末からは過密日程となり、且つ上位チームとの対戦が続く。
指揮官としては気を緩められる時は限られよう。
就任から勝利を積み重ね、選手の特性、戦術の方向性も定まってきた。
ここまで、毎試合選手を入れ替えてきたが、ここからはある程度決まった形になるのではなかろうか。
石井監督の采配に注目である。

サッカーダイジェスト 山形戦寸評

2015年08月23日 | Weblog
【J1採点&寸評】鹿島×山形|3-0の快勝で4年ぶりの5連勝! ステージ首位をキープ!!
サッカーダイジェスト編集部
2015年08月23日


シュート数では下回ったものの、鹿島は決定機を逃さなかった。


【警告】鹿島=山村(14分)、遠藤(84分) 山形=キム・ボムヨン(31分)、山田(37分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤 康(鹿島)


【試合内容】
 鹿島が3発快勝で第2ステージ首位をキープした。過去7戦負けなし(4勝3分け)の山形に序盤は主導権を握られたが、40分に金崎が先制ヘッド。57分にはパスミスを奪い、土居、遠藤と素早く展開してカイオが押し込んだ。

 74分には、カイオのお返しアシストを受けた遠藤が鮮やかな左足をミドル。11年7~8月以来4年ぶりの5連勝を飾った。守備陣も、山形のロングボール攻撃を想定して起用された186センチ同士のボランチ山村とCB植田が機能。2失点した前節仙台戦の反省を活かし完封に導いた。

 山形は好連係からディエゴが最終ラインを破る場面もあったが、シュートの精度が低かった。守りも乱れて14戦勝ちなしとなった。

【チーム|採点・寸評】
鹿島 6.5
最下位相手にシュート数では下回ったが、好機を逃さず、したたかに点を重ねた。

山形 5
攻勢の序盤は理想的な展開もパスミスなどで自滅。3失点以上は今季7度目の屈辱。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
少ない危機も集中して止めた。ボックスを飛び出してのクリアなど判断力が光った。

DF
22 西 大伍 6
右サイドの起点になる。初めてキャプテンマークを巻いてチームを5連勝に導いた

23 植田直通 6
ディエゴとの肉弾戦を制して完封。7試合ぶりの先発で空中戦の勝負強さを示す。

3 昌子 源 6
後輩の植田をリードし、ほとんど決定機を作らせなかった。クリアも安定していた。

16 山本脩斗 6
初の3戦連発はならなかったが、守備で貢献。パスカットなどで左サイドを制圧。

MF
4 山村和也 6
負傷の小笠原に代わって先発。186センチの高さを活かしてロングボールを撥ね返した。

20 柴崎 岳 6
攻撃参加も周りに使ってもらえなかった。珍しく味方とのパスが合わない場面も。

25 遠藤 康 7
得点もアシストも美しかった。劣勢の中、足元の技術を生かしてタメをつくった

7 カイオ 6.5
遠藤との好連係で1得点1アシスト。粘る相手を一瞬で仕留めるセンスがあった。

FW
33 金崎夢生 6.5
序盤からハイプレスの中心になり、40分にチームを助ける先制弾。今季5点目を奪う。

8 土居聖真 6.5
出身地のクラブである山形を相手に初アシスト。密集を抜けてクロスを上げる流れは見事。

交代出場
FW
18 赤崎秀平 5.5
途中出場で好機はあったものの決め切れず。精彩を欠いて天を仰ぐ場面が多かった。

MF
40 小笠原満男 5.5
左太もも裏の張りでベンチスタートも、途中からピッチに立ち試合を引き締めた。

DF
17 鈴木隆雅 5.5
残り4分から出場。練習でのアピールが実り、プロ入り後2試合目の出番を掴んだ。

監督
石井正忠 6.5
チーム内の激しい競争を呼び覚ます分け隔てない起用で就任後5戦全勝。ハーフタイムの落ち着かせる指示が利いた


チームの2点目を決めたカイオ。巧みなゴールセンスを見せた。写真:徳原隆元

力の差を見せつけられた山形。序盤の勢いを保てず。

【山形|採点・寸評】
GK
1 山岸範宏 5
声を出してチームを鼓舞し続けたが、GKとしては止めようのない3失点だった

DF
26 宇佐美宏和 4.5
2失点目につながるパスミスを犯し、敗戦を決定づけた。不用意なプレーが目立つ。

4 西河翔吾 4.5
ロングボールの処理を誤って、あわや失点の場面も。守備ラインを統率できなかった。

13 石川竜也 5
前節はCKから得点を奪ったが、この日は不発。得意のFKも壁に当ててしまった。

MF
6 山田拓巳 4.5
8試合ぶりの先発も不完全燃焼。攻め上がりが少なくリズムをもたらせなかった。

5 アルセウ 5
中盤でのボール奪取が多くプレーは利いていたが、奪った後の展開力が乏しかった。

15 宮阪政樹 5
高性能のFKが不発。惜しいミドルは1本あったが、前線へ飛び出す回数が少ない。

24 ロメロ・フランク 5
ボールが収まらず、攻撃の起点になれなかった。指揮官も「精彩を欠いた」と指摘。

29 川西翔太 4.5
3戦ぶり先発も、狙われてボールの奪いどころにされた。カウンター招く一因に

MF
22 キム・ボムヨン 5
左サイドで攻撃の舵取りを任されたが、クロスの精度が低く決定機を作れなかった。

FW
11 ディエゴ 5.5
ボールを受けに下がりすぎ、攻め手を欠く。24分の1対1を外したのが痛かった。

交代出場
FW
9 中島裕希 5
終了間際に惜しい右足ボレーも曽ケ端の好セーブに遭う。古巣相手に活躍できず。

FW
8 林 陵平 5
ロングボール攻撃の質が低く、186センチの長身を活かし切れず。鬱憤がたまった。

監督
石信弘 4.5
序盤の内容は良かったが、維持する手を打てず。3枚目のカードも切らなかった。

取材・文:木下 淳(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


サッカーダイジェストの木下氏による山形戦の寸評である。
最高評価はMOMでもあるヤスに輝いた。
1G1Aの結果以上に西とのコンビネーションが光る右サイドを活性化させたプレイは見物であった。
また、ゴールに絡んだ聖真、カイオ、夢生も高評価である。
特に、均衡を破る先制点を演出した聖真のドリブルは先発起用に応える素晴らしいものであった。
そして5連勝を呼び込んだ石井采配も高い点数が付けられておる。
ここまでチームが甦ったのは石井監督の手腕に頼るところが大きい。
また、満男を先発から外して勝利を得たことも、石井采配の冴えと言える。
好調を維持し、勝利を積み重ねたい。
楽しみである。

山形戦報道

2015年08月23日 | Weblog
鹿島が首位堅守 山形14戦勝ちなし/鹿-山8節
[2015年8月22日20時46分]


後半、ゴールを決めた鹿島MFカイオ(左)と笑顔を見せるFW金崎(撮影・たえ見朱実)

<J1:鹿島3-0山形>◇第8節◇22日◇カシマ

 前節首位に立った鹿島が最下位の山形に完勝し、第2ステージ1位を守った。

 序盤はアウェー山形が主導権を握った。開始1分、FWディエゴが左足で低空ミドルシュート。サイドネットに刺さったが、まず戦う姿勢を示した。その後も左サイドを起点にボールを保持。24分には、左スローインからの好連係でディエゴが最終ラインのど真ん中を破ったが、左足シュートはゴールの右に外れた。

 最下位相手に負けられない鹿島は前半、ほとんどチャンスをつくれなかった。5分に得た右CKにDF植田が頭で合わせ、浮いてしまったシュートが序盤唯一のシュート。しかし、焦らない。前半40分、この日2本目のシュートを確実に決めた。ゴール前の密集を抜けたFW土居が左足で浮き球を送る。ファーサイドに走り込んだFW金崎が頭で押し込み、先制した。1-0で前半を折り返した。

 後半も鹿島が先手を取った。12分、MFカイオが追加点だ。土居のスルーパスで右サイドを疾走したMF遠藤が、利き足ではない右足でグラウンダーのクロス。GKとDFの間を通すと大奥に走り込んだカイオに届き、あとは無人のゴールに流し込むだけだった。

 さらに29分、3点目でダメを押す。カイオが個人技で左サイドを突破し、中央にマイナスのパス。ペナルティーアーク付近で受けた遠藤がダイレクトで左足を合わせ、ゴール右に突き刺した。完璧な試合運びを披露した鹿島が、11年7~8月以来の5連勝を飾った。

 山形は後半43分、途中出場のMF中島が惜しい右足ボレーを放ったが、GK曽ケ端の好セーブに遭って無得点。今季7度目となる3失点以上を喫し、14戦連続勝ちなしとなった。

鹿島5連勝で首位守る 年間トップ浦和は3連勝 
[2015年8月22日21時43分]


後半、ゴールを決め喜ぶ鹿島MF遠藤(左)(撮影・たえ見朱実)

<J1>◇第8節◇22日◇カシマほか

 鹿島は最下位の山形に3-0で快勝し、5連勝で勝ち点を19に伸ばして首位を守った。

 広島は新潟を2-0で下し、3連敗を免れ勝ち点18で2位とした。

 年間勝ち点トップの浦和は仙台を3-1で退け、3連勝。

 湘南は川崎に逆転勝ちし、G大阪は清水に競り勝った。横浜は鳥栖を破り3連勝。甲府は神戸に勝って5戦ぶりの勝利を挙げた。名古屋-東京は引き分けた。

鹿島4年ぶり5連勝で首位キープ 石井監督負けなし
[2015年8月23日7時28分 紙面から]


前半40分、先制ゴールを決め喜ぶ鹿島金崎(撮影・たえ見朱実)

<J1:鹿島3-0山形>◇第8節◇22日◇カシマ

 鹿島が最下位山形を下し、第2ステージ首位を堅持した。過去7戦負けなしの「お得意さま」を序盤は攻めあぐねたが、老練な集団は焦らない。前半40分にFW金崎が頭で先制弾。ようやく打ったチーム2本目のシュートを確実に決め、11年7~8月以来4年ぶりの5連勝を飾った。

 先手を取った後は、相手の出方をうかがい点を加えた。後半12分に「3手」で2点目を奪う。高い位置で相手のパスミスを拾うと、中央のMF土居が右サイドに素早く展開。MF遠藤康(27)が利き足と逆の右足でクロスを送り、最奥に走り込んだMFカイオが無人ゴールに押し込んだ。同29分には、カイオのパスを受けた遠藤が左足でダメ押しミドル。最下位相手にシュート数で下回った(7対11本)が、少ない手数で3点を積み上げた。

 就任後5戦全勝の石井正忠監督(48)は「先発11人、ベンチ入り18人、それ以外の全選手が役割を果たしてくれている」と納得した。先発が同じだった試合はなく、1得点1アシストの遠藤は「練習から意欲的。でも石井さんやチームへの犠牲心があるから、単なるアピールにならず雰囲気がいい」。試合前日には、石井監督の意向で練習を見学するサポーターとチーム全員の記念撮影を始めた。指揮官が自宅近くで採取したカブトムシ20匹を子供に贈るなど、ピッチ内外に一体感がある。

 主将のMF小笠原が左太もも裏の張りで先発を回避しても、代わった山村や初主将のDF西が締める。歯車がかみ合っての完封劇で首位キープ。第2ステージ最多タイ3度の優勝を誇る鹿島が、得意の後半戦の先頭を突っ走る。【木下淳】

鹿島、無キズ5連勝で堅首!石井監督「ここからが本番」

絡まっちゃった!? ゴールを決めたカイオは勢い余ってネットに突っ込んだ (撮影・中井誠)

 明治安田J1第2ステージ第8節最終日(22日、鹿島3-0山形、カシマ)名将と呼んでいい。7月21日に就任した鹿島の石井監督がチームを4年ぶりの5連勝に導き、満面の笑みを浮かべた。

 「(ゴールシーンは)うまくいったと思う。選手のいいパフォーマンスが出た」

 前半40分、FW土居がドリブルで4人を置き去りにして左クロス。FW金崎が頭で合わせて先制すると、後半にMFカイオ、MF遠藤が追加点。最下位の山形にボールを支配されながらシュート7本で3得点し、土居は「流れを見て臨機応変にできた」と胸を張った。

 “石井マジック”だ。MF登録ながら2トップを組んだ金崎と土居から先制点が生まれ、1ゴール1アシストのカイオは5試合ぶりの先発復帰。選手起用の眼力と、組み合わせを試しながらも結果を残す手腕が光る。強化責任者の鈴木満常務は「競争が結果につながるいい循環が生まれている」と目を細めた。

 就任後の5試合は12得点、3失点。セレーゾ前監督時代と比べ、1試合当たりの得点は1・6倍、失点は約6割減だ。V字回復で第2ステージ首位をがっちりキープ。指揮官は「上位との対戦も増えるここからが本番」と気を引き締めた。 (伊藤昇)


前半、先制のゴールを決める鹿島・金崎(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、先制のゴールを決め笑顔の鹿島・金崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、突破をはかる鹿島・柴崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、先制のゴールを決める鹿島・金崎(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


後半、チーム2点目を決めた鹿島・カイオ(左)と祝福する金崎(右)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


後半、チーム3点目を決め、鹿島・カイオ(右)とタッチする遠藤(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


後半、競り合う鹿島・金崎(左)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


後半 チーム3点目を決め、鹿島・西(右)と抱き合う遠藤=カシマスタジアム(撮影・中井誠)


前半、攻め込む鹿島・金崎(33)=カシマ


山形に快勝し、サポーターの声援に応える柴崎(左から2人目)ら鹿島イレブン=カシマ


前半、ドリブルで攻め込む鹿島・柴崎(右)=カシマ


前半、ヘディングで先制ゴールを決める鹿島・金崎(33)。山形・GK山岸=カシマ


(紙面から)

鹿島 3発快勝で堅首!“石井マジック”的中し4季ぶり5連勝
J1第2S第8節 鹿島3―0山形 (8月22日 カシマ)


<鹿島・山形>前半、鹿島・金崎はヘディングでゴールを決める(右はキム・ボムヨン)
Photo By スポニチ


 鹿島が首位を守った。ホームで山形に3―0で快勝。トニーニョ・セレーゾ監督を解任し、石井監督が就任してから負けなしだ。指揮官は「目の前の試合をやっていくことを考えていた」と冷静に話したが、11年以来、4季ぶりの5連勝。第2ステージ優勝へと一歩近づき最大の目標である年間順位も5位に浮上した。

 “石井マジック”がまた当たった。前半40分、日本代表入りが確実視される柴崎が起点となり、最後は土居のアシストから金崎が頭で決めた。ともにMF登録である2人を2トップで起用。初のコンビだったが先制点を決た。後半12分にはMFカイオが得点。セレーゾ監督時代はレギュラーだったが監督交代後、初先発。同29分には遠藤の得点をお膳立てするなど、起用に応えた。

 ホーム3連勝となった。セレーゾ監督時代はホームで2勝3分け4敗と負け越していたが、石井監督は3戦全勝。就任後選手らにファンサービスの充実を訴えてきた指揮官。21日の練習では見学に来たサポーターと選手らで記念撮影を行うことを提案した。小学生には自身が飼育するカブトムシをプレゼント。この日も1万6700人に勝利を届けた。1ゴール1アシストの遠藤は「みなさんの応援が力になります」と感謝を示すなど、石井イズムが浸透している。

 ここまで全試合で先発を入れ替えてきた。しかし、次節以降に向けて石井監督は「今まではいろいろな組み合わせを試してきたが、ここからは違った形になるのでは」と固定化を示唆。さらにギアを上げて、3年ぶりタイトル獲得へ突き進む。


<鹿島・山形>後半、鹿島・カイオ(左)はゴールを決め金崎と笑顔を見せる
Photo By スポニチ


[ 2015年8月23日 05:30 ]

【鹿島】3発で堅首!4年ぶり5連勝 石井イズムで強さ取り戻した
2015年8月23日6時0分 スポーツ報知


前半40分、鹿島・金崎〈33〉が先制のヘディングシュートを決める(右から山形GK山岸、キム・ボムヨン〈22〉)

 ◆J1第2ステージ第8節 鹿島3―0山形(22日・カシマスタジアム)

 カシマスタジアムに往年の光景が戻ってきた。試合後、イレブンは淡々と握手を繰り返し、列を整えていく。そこに大げさな笑顔はなく、スタンドからの大歓声が勝利を伝えるだけ。2011年8月以来、4年ぶりの5連勝で首位キープ。MF遠藤は「これで(確かに)5連勝だけど、優勝するためには今後も勝ち続けないといけない」と淡々と振り返った。

 前半は下位に沈む山形にペースを握られたが、同40分、FW土居のドリブルから、FW金崎がヘディングで先制点。さらに後半に入ってからも、2点を加えた。7対11のシュート数が示すように、すべての時間を掌握できたわけではない。ただ、終わってみれば3―0。GK曽ケ端は「ボールを回せればいいけど、そこは臨機応変に。我慢強くやれた」と言った。

 この「臨機応変」「我慢強さ」こそ、脈々と受け継がれる勝利マニュアル。7月下旬に解任されたトニーニョ・セレーゾ監督(60)は動きに制限を設けたが、結果を残せなかった。反対に、石井正忠監督(48)は「ダメだと思ったらやり直せ」と相手の守備にほころびが出るまで自由な発想でパスを回すことを許可した。もともと力のある選手の感性が生かされるようになった。

 選手が鹿島に入団する理由は大体同じだ。DF内田(現シャルケ04)は「なぜ強いのか知りたい」、MF柴崎は「勝ち方を学びたい」と言う。職人肌の選手が多く所属しているため、誰も「言葉にしてくれない」(柴崎)のが玉にキズだが、内田は「守備も攻撃も我慢強く、試合の流れを読んでできるのが強さの秘密」と結論づける。鹿島は強くなったのではなく、強さを取り戻した。

鹿島、5連勝で首位守る 広島は連敗止めて2位

【サッカーJ1鹿島対山形】 第2ステージ 後半 競り合う、鹿島・金崎夢生(左) = カシマスタジアム (撮影・中井誠)

 明治安田J1第2ステージ第8節は22日、カシマスタジアムなどで8試合が行われ、鹿島は最下位の山形に3-0で快勝し、5連勝で勝ち点を19に伸ばして首位を守った。広島は新潟を2-0で下し、3連敗を免れ勝ち点18で2位とした。

 年間勝ち点トップの浦和は仙台を3-1で退け、3連勝。湘南は川崎に逆転勝ちし、G大阪は清水に競り勝った。横浜Mは鳥栖を破り3連勝。甲府は神戸に勝って5戦ぶりの勝利を挙げた。名古屋-FC東京は引き分けた。


石井采配を軸に紙面を飾る各紙である。
先発を固定せず、調子の良い選手を起用し、また、相手のイヤなところを突く試合運びは石井監督ならではのもの。
オリヴェイラの戦術にアウトゥオリの選手起用を見るようである。
報知の「鹿島は強くなったのではなく、強さを取り戻した」が象徴する言葉と言いたい。

山形戦トラッキングデータ

2015年08月23日 | Weblog
2ndステージ 第8節
2015年8月22日(土)18:34KO カシマ


Jリーグ公式に掲載された山形戦のトラッキングデータである。
夢生の数値は相変わらず飛び抜けておる。
先制点も当然と言えよう。
夢生を攻撃の軸に据え、快進撃を続けるには意味がある。
ここから先、優勝戦線を戦うには、スプリントと走行距離は重要となろう。
コンディションを維持し戦っていくのだ。
楽しみにしておる。

山形戦コメント

2015年08月23日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第8節
常陽銀行創立80周年記念試合





鹿島アントラーズ:石井 正忠
試合の流れとしては自分たちがボールを持つ時間が長くなるのではと考えていた。ボールを持ちながら、揺さぶってゴールを狙えればと考えていたが、1点目はすごくいい形で決めることができた。ディフェンスはボランチも含めて新しいコンビで戦ったが、守備での安定は少し出すことができなかった。これは、トレーニングがまだ少ないから。今日の試合でいえば、0点に抑えられたことがよかった。追加点が取れたことも非常によかった。

Q.先発5人を入れ替えて、試合に出た選手が活躍したことへの評価。5連勝して、今後に向けた抱負。

A.交代のメンバーに関しては、あまり意識していない。日々のトレーニングのパフォーマンスを見て決めている。出た選手は非常にいいパフォーマンスを見せてくれた。特にナオ(植田選手)は今まで試合に出たとき少しミスが多かった。今日は非常にミスが少なく、ポジショニングもよかった。他の選手は以前にも試合に出ているし、問題なくできていた。ボランチのところの守備の安定感はなかなか出せなかったが、選手自身の問題ではなく、練習を重ねていけばクリアできると思う。

5連勝に関しては、目の前の1つ1つの試合に勝つことだけを考えて戦ってきた結果。それが5回積み重なったということ。今後は対戦するチームも上位になるし、カップ戦も入ってくる。ここからが本当の勝負。

Q.コーチとしていろいろな監督の下でやってきたが、アントラーズの監督は勝っているときはメンバーを代えない監督が多かった。石井監督がメンバーを代えている基準は?

A.基準と言われると難しいが、いろいろなことを考えている。ここからが本当の勝負だと思う。今節までは、いろいろな組み合わせで選手たちのパフォーマンスを見たかった。ここからは違ったかたちになるのではないかと思う。基本的には僕が監督に就任してからだけではなく、セレーゾ前監督のときのパフォーマンスも把握して僕自身も選手を評価していた。当然、相手の力関係もみて、今後どんな布陣がベストなのか考えていきたい。





【カイオ】
ゴールの場面は、プレーが切れるまでしっかりとやりきろうと思っていたところに、素晴らしいパスがファーサイドに来た。その後のアシストは、(遠藤選手への)お返しということではないけど、ドリブルで仕掛けたらコースを消されて、そこしかなかった。ある意味では、お返しのようなアシストになったと思う。

【遠藤 康】
前半は少し苦しい立ち上がりになったけど、守備陣がしっかりと我慢してくれた。ゴールは、力まずに打ったら入ったという感じ。カイオからボールが来ると信じていた。優勝するためには勝ち続けるしかない。勝ち続けたい。

【西 大伍】
前半は我慢をする展開になったけど、こういう試合もあると割り切ってプレーしていた。石井さんも、こういう試合展開もあり得ると予想していた。キャプテンをしたのは、たぶん中学生以来。少し硬かったかな、とは思う。
J1 2nd 第8節 山形戦


本日行われたJ1 2nd 第8節 山形戦は3-0で勝利しました。

2ndステージ 第8節
2015年8月22日(土)18:34KO カシマ

[ 石井 正忠監督 ]
今日は自分たちがボールを持つ時間が長くなるのではないかと思っていました。ですので、しっかり自分たちがボールを持っている時間を長くして、相手を揺さぶりながら、最終的にはゴールにつなげられたらいいなと思っていました。そういうところにおいては、最初の1点目は良い形が出たので、非常によかったです。ディフェンスに関しては、少し新しいコンビ(山村 和也と柴崎 岳)でボランチを組んで戦ったので、その辺の守備での安定というのは少し見られませんでしたけど、これはトレーニングがまだ少ないので、これからの課題だと思っています。今日の試合に関していえば、(失点を)ゼロに抑えられたことが非常によかったということと、追加点を取れたということは非常によかったと思います。

2ndステージ 第8節
2015年8月22日(土)18:34KO カシマ

[ カイオ ]
--チームの2点目は自分でボールを奪ってフィニッシュする良い形でした。
あの位置でボール奪取できたことがよかったし、奪った瞬間に中に突っ込んでいこうという気持ちでした。プレーが切れるところまでしっかりやり切ろうと思っていたので、遠藤(康)選手から非常に素晴らしいパスが来てそれを決めるだけでした。非常によかったと思います。

--3点目は、そのお返しですか?
お返しという深い意味ではなかったのですが、たまたまドリブルで仕掛けてかわしたところでニアを切られて、自分のシュートコースは埋められたので、マイナスのコースしか空いていませんでした。幸いなことに遠藤選手に正確なパスを出せて、ある意味、お返しができたのはよかったと思います。

[ 植田 直通 ]
--先発するにあたって監督からいわれたことは?
(山形は)ロングボールも多いですし、そこ(ロングボールへの対応)はいつも通りやれといわれました。

--(山形が)思ったより下(グラウンダー)でつないできた感じもありましたが?
対応が少し遅い場面もあったし、もっと(ピッチの)中でやっている人たちでどう解決していくかが大事だと思うので、そういう対応力を付けていかないといけないと思います。まだまだ課題の方が多いかなと思います。

--ディエゴ選手への対応は?
ウチにもダヴィがいますし、ダヴィを相手にいつもやっているので。ボールが離れた瞬間を狙うようにしていました。やっとチームのために何かできたという思いもありますし、まだまだチームのために働いて貢献したいし、まだまだ成長したいので、(これからも)試合に出られるように頑張りたいです。

鹿島、6年ぶり5連勝で第2S首位キープ!最下位・山形は14戦勝ちなし
15/8/22 20:37

[8.22 J1第2ステージ第8節 鹿島3-0山形 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームでモンテディオ山形に3-0で快勝し、石井正忠監督就任後、無傷の5連勝を飾った。第2ステージは6勝1分1敗の勝ち点19に伸ばし、勝ち点18で暫定首位に立っていた柏を抜いて首位をキープ。一方、年間順位で最下位の山形は2連敗で14試合勝ちなし(6分8敗)となった。

 立ち上がりはアウェーの山形が良い入りを見せた。開始1分、FWディエゴがドリブルからフィニッシュまで持ち込み、左足でオープニングシュート。前半24分にはディエゴがMF川西翔太とのワンツーでゴール前に切れ込み、左足を振り抜いたが、枠を捉えられなかった。

 すると、なかなかシュートを打てずにいた鹿島が少ないチャンスを生かした。前半40分、FW土居聖真がドリブルで左サイドを縦にえぐり、ゴール前にクロス。これにFW金崎夢生がヘディングで合わせ、先制点を奪った。

 1点リードで前半を折り返すと、後半12分には土居が右サイドのスペースにスルーパスを通し、MF遠藤康がゴール前にグラウンダーのクロス。ファーサイドから走り込んだMFカイオが押し込み、2-0とリードを広げた。さらに後半29分、敵陣左サイドの深い位置でカイオが鮮やかな個人技でDFをかわすと、マイナスのクロス。これを遠藤が豪快な左足ダイレクトボレーで叩き込み、3-0と試合を決定づけた。

「(自分の)ゴールよりチームが勝ったことがうれしい」。ダメ押しの3点目を決めた遠藤は試合後のインタビューでまずはチームの勝利を喜んだ。優勝した09年以来、6年ぶりの5連勝。それでも「5連勝で来ているけど、これからも勝ち続けないと優勝は見えてこない。一戦一戦、大事に戦っていきたい」と、満足することなく先を見据えていた。

好調鹿島が6年ぶりの5連勝…遠藤のボレー弾など3発快勝で首位キープ
 2015明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第8節が22日に行われ、鹿島アントラーズとモンテディオ山形が対戦した。

 現在4連勝中で好調の鹿島が、ファーストステージから13試合連続で白星のない山形をホームに迎えての一戦となった。

 前半は山形が攻勢に出る。最初の決定的なチャンスは25分、川西翔太とのワンツーでペナルティエリア内中央に抜け出したディエゴが、左足でシュートを放つが、わずかにゴール右に外れた。山形が押す展開が続いていたが、先制したのは鹿島だった。40分、エリア内左の深いところに抜け出した土居聖真がクロスを供給。そのボールをファーサイドの金崎夢生がヘディングで押し込んで、ゴールネットを揺らした。前半は鹿島の1点リードで折り返す。

 後半に入って57分、鹿島がリードを広げる。土居からのパスで遠藤康がエリア内右に抜け出し、中央へ折り返す。ファーサイドに走り込んでいたカイオが流し込んで、追加点を奪った。さらに74分、左サイドでボールをキープしたカイオが、股抜きで相手選手をかわしてエリア内左からクロス。そのボールをペナルティアークの遠藤がダイレクトボレーを放つと、シュートはゴール中央に突き刺さった。鹿島がリードを3点に広げる。

 その後は鹿島がボールをキープし主導権を握る。終了間際には山形に押し込まれるも、守り切って試合終了。鹿島が3-0で勝利し、2009年以来6年ぶりの5連勝となった。一方の山形は14試合白星から遠ざかる結果となった。
 
 鹿島は次節、29日に川崎フロンターレと対戦。山形は第9節が延期のため、次の試合は9月12日に行われる第10節でサンフレッチェ広島とのホームゲームに臨む。

【スコア】
鹿島アントラーズ 3-0 モンテディオ山形

【得点者】
1-0 40分 金崎夢生(鹿島)
2-0 57分 カイオ(鹿島)
3-0 74分 遠藤康(鹿島)

【J1】金崎、カイオ、遠藤の3発で鹿島が5連勝を達成! 柏を抜いてステージ首位に立つ
サッカーダイジェスト編集部
2015年08月22日


“遠藤&カイオ”のコンビで後半に試合を決める2ゴールをゲット。


土居のクロスを金崎(33番)がヘッドで押し込み、幸先良く先制に成功。後半にはカイオ、遠藤(25番)が加点して3-0とし、完勝を収めた鹿島が5連勝を達成してステージ首位に。写真:徳原隆元

 J1リーグは8月22日、第2ステージ・8節の鹿島対山形が行なわれ、3-0で鹿島が完勝を収めた。

 シンプルにつないで攻め立てるホームの鹿島に対し、アウェーの山形は球際に激しくタイトな守備を見せつつ、長いボールを効果的に使いながら圧力をかけていく。ともにアグレッシブさを見せる一方、序盤はどちらも主導権を握るまでには至らない。

 20分、山形はCKのチャンスに川西が合わせて惜しいチャンスを迎える。このプレーの前後から山形がやや優勢となり、相手を押し込む時間帯が長くなる。24分には中央からの崩しでディエゴが左足で狙ったが、これは相手GKを慌てさせることはできなかった。

 山形の精力的なプレッシングと統制のとれたブロックの前に、鹿島は攻めあぐねてなかなかシュートに持ち込めなかったが、一瞬の隙をついて均衡を破る。40分、左サイドを突破した土居のクロスを、逆サイドで金崎がヘッドで押し込み、ホームチームが幸先よく先制する。

 前半は鹿島リードの1-0で終了。両者ともメンバー交代なしで迎えた後半、1点を追う山形が果敢にゴールに迫る。48分、宮阪のFKから西河がヘディングシュートを狙えば、52分には宮阪→キム・ボムヨン→川西とつなぎ、最後はディエゴがシュートを放つ。しかし、いずれもネットを揺らすことはできない。

 後半の入りは受けに回った鹿島だが、決して慌てることなく対応し、2点目を奪うことに成功する。57分、相手のパスをカットし、中央から土居が右サイドの遠藤に展開して、遠藤の正確なクロスをカイオが押し込む。

 さらに鹿島は74分、鮮やかなフェイントで相手DFを抜き去ったカイオのクロスを、遠藤が豪快なボレーで叩き込み、スコアを3-0とする。

 その後も安定したゲームコントロールを見せた鹿島は山形の反撃をシャットアウトし、そのまま試合終了。効率良くゴールを奪い、5連勝を達成した鹿島が暫定首位の柏を退け、ステージ首位に立った。


植田のことを名指しで褒める指揮官である。
若さを露呈し、不安定な守備を見せておった植田は過去のものとなった。
高さでも、速さでも、良いパフォーマンスを魅せたのではなかろうか。
このままレギュラーポジションを奪い取り、五輪出場、日本代表定着を目指して欲しいところ。
期待のCBである。

植田の進化はいかほどで、それは鹿島のレギュラーポジションを奪い返すに足るものなのか

2015年08月22日 | Weblog
U-22で期待される植田(鹿島) 試合に出られなくても成長できるのがホンモノの証(♯20)
8月18日、U-22日本代表候補メンバーが発表された。来年1月に行われるAFC・U-23選手権(リオ五輪アジア最終予選を兼ねる)に向けての強化合宿が、23日から26日まで3泊4日の日程で京都府内にて行われるためだ。

選ばれた25名は文末の別表のとおり。全員がJ1・J2のクラブに所属する選手たちだ。今回新たに招集されたMF内田 航平(水戸)、小泉 慶(新潟)、そしてFW鎌田 大地(鳥栖)の3名は、いずれも各年代を通じて初めての代表選出。高校のサッカー部から各クラブのスカウトに見出され、Jリーグを戦う中で花開いた選手たちである。

特に高卒4年目となる内田はまさにクラブ叩き上げ。水戸の関係者が大いに喜んでいたのが印象的だったが、それも当然だろう。Jリーグは「19歳以降の育成が課題」と言われて久しいが、下部リーグからキャリアをスタートさせた無名の高校生がサクセスストーリーを描きつつある意味は小さくなく、また示唆にも富む。現状、J2クラブの多くは即戦力を求めて大卒中心の新人補強になっており、そもそも専任のスカウトを置いているクラブ自体が少ないが、日本の高校サッカーの畑はいまだに豊穣。可能性を持つ選手はまだまだいるはず。発掘に力を入れるクラブがもう少し増えてくれれば、Jリーグもより豊かなものになるのではないだろうか。

週末のJ1・J2では、そんな新顔たちのプレーぶりに当然注目してほしいのだが、個人的に注目しているのは常連組のDF植田 直通(鹿島)だ。1994年生まれの20歳。今年1月のアジアカップには最年少で日本代表メンバーにも名を連ねた期待株である。187cmの長身に加えてパワーとスピード、旺盛な闘争心を備えた日本人には余りいないタイプ。ただ、今季は順風満帆とは言えない状況だ。1stステージは序盤で先発落ちを経験し、後半戦からポジションを奪い取ったものの、2ndステージからは再びベンチ暮らしが続いている。第7節まで消化して、出場は第1節の61分間のみである。


クラブでの悔しさをバネに飛躍を誓うDF植田 直通(鹿島)

本人の中にたまっているものがあったのは想像に難くないが、鹿島の関係者によると腐らず、自分の課題と向き合いながらトレーニングを続けてきたとのこと。石井 正忠監督も植田のそんな姿を観ていたのだろう。8月20日の練習で、植田はスタメン組に入ってプレー。どうやら週末の山形戦で第1節以来の先発出場がありそうである。

「(出られない間は)自分の中で課題に思っていたところの改善に取り組んで、徐々に良くなっていると思う。このチャンスは絶対に逃したくない。チームのために全力で戦いたい」

多弁なタイプではないが、気合いみなぎる表情で紡がれる言葉には明確に力があった。また「後ろはしゃべれないと話にならないから」と、練習では声を出すこともより意識するようになったそうで、鹿島の20歳はまた少し進歩したのかもしれない。

試合に出ることで選手は成長するものだが、試合に出られない期間に成長できる選手というのも、ホンモノの証だと思う。たとえば岡崎慎司はそういう選手だった。果たして、植田の進化はいかほどで、それは鹿島のレギュラーポジションを奪い返すに足るものなのか。週末の試合を、楽しみに待ちたい。

■U-22日本代表候補メンバー
GK
櫛引 政敏(清水エスパルス)
牲川 歩見(ジュビロ磐田)
中村 航輔(アビスパ福岡)

DF
亀川 諒史(アビスパ福岡)
伊東 幸敏(鹿島アントラーズ)
奈良 竜樹(FC東京)
川口 尚紀(アルビレックス新潟)
岩波 拓也(ヴィッセル神戸)
安在 和樹(東京ヴェルディ)
植田 直通(鹿島アントラーズ)
吉野 恭平(サンフレッチェ広島)
宮原 和也(サンフレッチェ広島)

MF
内田 航平(水戸ホーリーホック)
原川 力 (京都サンガF.C.)
矢島 慎也(ファジアーノ岡山)
野津田 岳人(サンフレッチェ広島)
喜田 拓也(横浜F・マリノス)
中島 翔哉(FC東京)
前田 直輝(松本山雅FC)
小泉 慶(アルビレックス新潟)

FW
鈴木 武蔵(水戸ホーリーホック)
金森 健志(アビスパ福岡)
浅野 拓磨(サンフレッチェ広島)
小屋松 知哉(名古屋グランパス)
鎌田 大地(サガン鳥栖)


植田について記す元エル・ゴラッソ編集長の川端氏である。
紅白戦が行われた木曜日にクラブハウスを訪れ、久しぶりのレギュラー組に抜擢された植田の姿を観た。
ここまで、試合からは遠ざかっておったが、課題克服に取り組んでおったとのこと。
「気合いみなぎる表情で紡がれる言葉には明確に力があった」と言い切っておる。
他の選手とは一線を画す植田の持つオーラが感じ取れる。
進歩した二十歳のCBの躍動が楽しみである。

源、“集中しろ”と言われ飽きた

2015年08月22日 | Weblog
昌子 5連勝での堅首へ気合「一つのミスが命取りになる」
 鹿島が5連勝で首位を守る。石井監督の就任後は4戦負けなし。22日の山形戦に勝てば優勝した09年以来、6年ぶりの5連勝となる。

 昌子は「いいプレッシャーを感じながら、楽しみながらやりたい」と意気込んだ。前節の仙台戦では自身のミスから相手に先制を許した。「一つのミスが命取りになる。“集中しろ”と言われ飽きたので、そろそろ言われないように」。まずは無失点に抑えて勝利へとつなぐ。
[ 2015年8月22日 05:30 ]


山形戦に向けて意気込みを語る源である。
前節・仙台戦では試合開始早々、致命的なミスをし、先制点を献上することとなった。
CBとしてはあり得ないプレイであっただけに、反省しきりであろう。
今日の山形戦では高い集中力を維持し、完封を目指すのだ。
源のプレイを楽しみにしてスタジアムに向かう。
勝利を信じておる。

植田、高さでは絶対に負けられない

2015年08月22日 | Weblog
キーマン DF 植田直通 「高さは絶対負けない」
屈強な肉体を持つ鹿島の若きセンターバック。空中戦にはめっぽう強く、7試合ぶりの先発が見込まれる山形戦は「高さでは絶対に負けられない」と意気込む。

今季は黄錫鎬と激しいポジション争いを繰り広げている。


キーマンに挙げられる植田である。
石井体制になってからの初先発となる模様。
前回対戦時には山形の高さに苦労し、引き分けに終えた。
今回は高さに自信を持つ植田を起用し、勝利を引き寄せることとなる。
植田の高さ・速さ・強さを拝めるのは嬉しいもの。
活躍を期待したい。

聖真、自分は他チームのことを発言する立場ではないと思っています

2015年08月22日 | Weblog
鹿島MF土居、故郷山形戦“恩返し”の2戦連発狙う
[2015年8月21日22時19分]

 鹿島のMF土居聖真(23)が、22日のホーム山形戦で2試合連続のゴールに挑む。

 前節仙台戦では1-2の後半35分から出場し2得点を挙げ、敗色濃厚のチームを逆転勝利に導いた。その勢いを持続し、小学6年まで過ごした故郷のクラブから初ゴールを奪って「恩返し」する覚悟だ。

 前回6月7日のアウェー山形戦では2得点を演出した。山形出身Jリーガーの凱旋(がいせん)として故郷に対するコメントを求められ、「また来年も帰ってきたいので、お願いします」と快く応じた。この発言は、ニッカンスポーツ・コムに「(残留)お願いします」と、山形にエールを送ったように報じられた。

 だが、土居の真意は違った。今季2度目の山形戦を前に、「自分は他チームのことを発言する立場ではないと思っています」とし、「残留とは一言も言っていないし、そういう意味で発言した訳ではありません。たくさんの思い出が残っている山形の地でプレーするために、また来年も帰ってきたいので『自分への応援を』お願いします、という思いで発言しました」と明かした。

 もちろん故郷への感謝はあるが、同じJ1のライバルクラブへの思いは違う。自らの活躍で5連勝へと導くつもりだ。


前回対戦時の報道について、偏向報道であったことを記事にするニッカンである。
「「また来年も帰ってきたいので(残留)お願いします」と、山形にエールを送った」この表現はなかろう。
真意どころか、こう言ったわけではないと聞いておる。
我らとしてはメディアから伝わってくるコメントから一喜一憂することとなるだけに、こういった報道をされると、気持ちとしても揺れてしまう。
ニッカンとしてはメディアとしての立場、責任を感じ、真の報道を心がけて欲しいと心から願う。

唯一の不安材料は小笠原の欠場か

2015年08月22日 | Weblog
【予想スタメン】4連勝で首位に浮上した鹿島、山形戦に向けてネガティブ要素は少ない

4連勝で2ndステージ首位に浮上した鹿島 [写真]=Getty Images

■鹿島アントラーズ 唯一の不安材料は小笠原の欠場か

 鹿島は、トニーニョ・セレーゾ前監督から石井正忠監督に交代してから、前節の仙台戦で4連勝を飾り、2ndステージでも首位に浮上した。システムもセレーゾ監督時代の4-2-3-1から、伝統の4-4-2に変更し、フィットしている。仙台戦では2点のビハインドから逆転勝利。勢いの付く勝ち方で波に乗っている。

 今節の相手は山形。J1では過去7試合で4勝3分と一度も負けておらず、ネガティブな要素を見出すことの方が困難だ。前節に続き、ホームのカシマスタジアムでの試合となるため、移動の負担もなく、万全のコンディションで臨めることも大きなアドバンテージとなる。

 ただ、小笠原満男が19日の練習で別メニュー調整。20日に復帰したがサブ組での調整となり、先発から外れる可能性が出てきた。仙台戦後、「先に失点してはいけないし、良くなっていない。楽に勝っている試合はないし、力があって勝っているわけじゃない。浮かれてはいられない」と、あえて厳しい言葉を並べたベテラン。若手の多いチームの中で、唯一と言っていいほどの引き締め役が出場できないとなれば、大きな痛手となる。

 また、山形には鹿島出身選手が多い。レギュラーである當間建文、石川竜也、スーパーサブの中島裕希らは鹿島の黄金期を知る選手。当時、満足に出番を得られなかったとはいえ、鹿島の伝統的スタイルを踏襲する石井監督のやり方は熟知しているだけに、侮ることはできない。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-4-2
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
遠藤康
山村和也
柴崎岳
カイオ
FW
土居聖真
赤崎秀平

■モンテディオ山形 最大の課題は決定力の低さ

 前節はホームで鳥栖と対戦。1-3で敗れ、これでリーグ戦13試合勝ち星なしとなった。年間の順位でも最下位となり、残り試合が10試合と少なくなる中で、目の前の試合とは別のプレッシャーがかかり始める時期を迎えている。そうしたプレッシャーを跳ねのけるためにも、勝利が最高の起爆剤になる。

 敗戦の理由は、失点の多さも気になるところだが、それ以上にやはり決定力の部分にあるだろう。前節はシュート数8本に終わったが、後半にCKから1-1の同点に追いつき、さらに決定機を作っている。しかし、ここで決めきれなかったことでカウンターから失点を喫した。スコアレスドローに終わった前々節の川崎戦も、前半に決定的なシュートチャンスを迎えながら、それを生かしきれなかった。

 今節は高崎寛之が、移籍元である鹿島との契約上の理由で出場することができない。前節は特に後半に起点を作る効果的な動きを発揮し、新たなピースとしての可能性も見せていただけに、山形にとっては残念だが、馴染んだ選手同士の連係で活路を見出したい。

 前回対戦では、内容的に劣勢の時間が長かったが、84分までリードを保っていた。過去、鹿島に勝利したことはなく、今季アウェーでの勝利もないという不利なデータはあるが、集中した守備をベースに大きな意味を持つ勝利を挙げたい。(totoONE編集部)

■山形予想スタメン
3-4-2-1
GK
山岸範宏
DF
宇佐美宏和
西河翔吾
石川竜也
MF
山田拓巳
宮阪政樹
アルセウ
キム・ボムヨン
ロメロ・フランク
川西翔太
FW
ディエゴ


満男の欠場を不安視するサッカーキングのプレビューである。
「過去7試合で4勝3分と一度も負けておらず、ネガティブな要素を見出すことの方が困難だ」といいきる中でのファクターである。
木曜日の紅白戦では山村と岳のダブルボランチを試しており、特に問題はないと考えたい。
逆にここで山村が高いパフォーマンスを魅せてくれれば、今後に向けて大きな要素となる。
山村の高さで空中戦を制するのだ。
楽しみな一戦である。

地元クラブから奪ったことのないゴールで成長を示したい

2015年08月22日 | Weblog
【J1展望】2ndステージ・8節|鹿島-山形|波に乗る鹿島と最下位の山形。番狂わせは起こるのか?
サッカーダイジェスト編集部
2015年08月21日


鹿島――最下位を叩いて首位への再浮上を狙う。 山形――奇跡の残留に向けてアップセットを演じたい。


故障者/鹿島=ジネイ 山形=伊東、渡辺、松岡
出場停止/鹿島=なし 山形=なし


J1リーグ 2ndステージ・8節
鹿島アントラーズ―モンテディオ山形
8月22日(日)/18:30/県立カシマサッカースタジアム

鹿島アントラーズ
2ndステージ成績(7節終了時):2位 勝点16 5勝1分1敗 12得点・7失点
年間成績(24試合終了時):6位 勝点38 11勝5分8敗 39得点・32失点
※8月21日時点

【最新チーム事情】
●地元クラブ・山形との対戦に土居が奮起。
●11年シーズン以来、4年ぶりの5連勝なるか。
●自身初の2戦連発。山本の空中戦は見もの。

【担当記者の視点】
 前節の仙台戦では土居がチームを救った。

 1-2の80分から出場し、わずか10分間で2ゴール。石井監督の就任2戦目から「スタメン落ち」していた鬱憤を劇的な逆転勝ちで晴らした。

 山形戦では先発復帰の可能性が高い。山形市出身でモチベーションも高く、まだ地元クラブから奪ったことのないゴールで成長を示したい。

 第2ステージ、年間ともに最下位の山形は負けが許されない相手。勝てば11年以来4年ぶりの5連勝となる。

 仙台戦でプロ初の2戦連発を決めた山本にも期待。クロスやCKに飛び込むタイミングは抜群で、自己記録を更新する3戦連発も視界に入っている。

モンテディオ山形
2ndステージ成績(7節終了時):18位 勝点4 0勝4分3敗 3得点・10失点
年間成績(24試合終了時):18位 勝点18 3勝9分12敗 17得点・34失点
※8月21日時点

【最新チーム事情】
●結果が出ていない新布陣(3-5-1-1)から3-4-2-1に変更して臨む。
●鹿島から加入したFWの高崎は契約の関係上、今節は出場できない。代わりに川西が先発予定。
●一時練習に合流したMFの松岡は再び別メニューで調整中。復帰は少し先になるか。
●前節の鳥栖戦でふるわなかった高木純はベンチへ。右WBは山田がスタメン濃厚。

【担当記者の視点】
 第2ステージに限らず、年間成績でも最下位。残留ラインの15位(年間成績)にいる新潟とは勝点4差とじわりじわりと引き離されており、もはや“待ったなし”の状況だ。

 とはいえ、相手はリーグ4連勝で首位に立つ鹿島。その勢いを考えると、敵地で勝点3を手にするのは至難の業だろう。

「引き分けでもOK」のスタンスを保ちつつ、あわよくばゴールを奪う戦い方が現実的か。いずれにせよ、低迷を打破するには攻撃陣の奮闘が不可欠。数少ないチャンスをモノにできるかという観点では、やはり得点源のディエゴが最大のキーマンだ。

 仮にアップセットを演じれば、奇跡の残留に向けてチームの士気は一気に高まる。ある意味、鹿島戦は“一発逆転”の可能性を秘める重要な一戦と言える。


聖真の先発復帰を予想するサッカーダイジェストのプレビューである。
前節・仙台戦では試合終盤に投入され、短い時間にて同点・逆転弾を叩き込み、大きなインパクトを与えた。
地元の山形との試合ということもあり、先発で起用するというのも頷ける。
ただ、この予想にあるようにトップ下ということはなかろう。
先日の仙台戦でもFWとしての起用であった。
2TOPは継続されるように思う。
先発か途中出場かは今はわからぬが、聖真の躍動にて勝利を掴みたい。
楽しみである。

サポーターと撮った一枚

2015年08月21日 | Weblog
山形戦前日練習


山形戦を明日に控えた選手たちは9時にトレーニングを開始し、パス練習やセットプレー練習、レクリエーションゲームなどを実施しました。写真は、練習の合間にサポーターの皆さんと撮った1枚です。


練習の合間にサポーターを交えた全体写真を撮ったチームである。
先週と同様、練習に駆けつけたサポーターに対して大きなプレゼントとなった。
石井監督になり、ファンサービスも大きく改善されたといって良かろう。
チーム、クラブ、サポーター、全てが一丸となっておる。
また、練習にレクリエーションゲームを取り入れるのはオリヴェイラ監督時代が思い起こされる。
ここまで多くの名将の下で仕事をしてきた石井監督としては、良いものを多く吸収してきたことが見て取れる。
常勝を知る者が、鹿島を復活させてくれる予感がする。
楽しみである。

鹿島、LED照明で芝育成

2015年08月21日 | Weblog
鹿島アントラーズ、LEDでサッカー場の芝生育成
2015/8/21 11:10日本経済新聞 電子版

 鹿島アントラーズ・エフ・シー(FC、茨城県鹿嶋市)は2016年からスタジアムの天然芝の育成に発光ダイオード(LED)照明を活用する。芝育成は太陽光に頼っており、屋根の日陰などでは状態にばらつきがあった。ソニー子会社や信州大学などと共同開発した専用機器を導入。ピッチ全体の芝を均等な状態にする国内スポーツ施設では初めての試みだ。

 鹿島アントラーズFCが運営するサッカーJリーグ1部(J1)の鹿島アントラーズの本拠地、県立カシマサッカースタジアム(同)に芝育成用のLED照明機器「ブライターフ」を導入する。約6メートルから16メートルまで伸び、約2メートルの高さから芝にLED照明の光を当てる。芝の成長促進を早めるため、植物の光合成に最適とされる赤色と青色を組み合わせた。1台で約90平方メートルを一度に照射でき、移動させながら芝の育成が可能だ。

 光源は昭和電工のLEDチップを使い、機器の製造は電気器具製造のセキシン電機(東京・目黒)が担当した。運転パターンの診断などのコンサルティング業務も含め、ソニー子会社のソニービジネスソリューション(東京・港)がブライターフの運用を担当し、鹿島アントラーズFCがレンタル料を支払う。

 カシマサッカースタジアムでは太陽光で芝を育てているが、天候に左右されるほか、屋根の日陰となるピッチの南西付近や、試合で芝が荒れやすいゴール付近などでは芝を均等に育成することが難しかった。こうした部分にブライターフを導入することで、ピッチ全体の芝をより均一な状態に保つことができるようになるとみている。

 またコンサートなどイベント会場として使われる場合、芝の上に機材を置いたり多くの人が芝の上を歩いたりするため芝が荒れやすくなる。ブライターフにより痛んだ芝を短期間で育成し、元の状態に戻せれば、試合以外のイベント会場として提供できる機会が増え、収益増にもつながる。


スタジアムの天然芝育成にLED照明を活用する鹿島アントラーズである。
現在、太陽光にて育成しておるが、天候や屋根の陰などの影響で状態にばらつきが出ておった。
これを最新技術によって解決させるとのこと。
最高のピッチ状態にて、最高のフットボールを魅せてくれることとなろう。
また、コンサートなどのイベント会場としても使いやすくなる。
一歩進むカシマスタジアムに注目である。