鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

雨中の練習試合

2014年03月30日 | Weblog
2014年03月30日(日)

15時からのミーティング後、ユースと練習試合を行い、赤崎選手と本山選手のゴールで2-0と勝利しました。なお、練習試合に出場しなかった選手たちは軽めのトレーニングで調整をしました。

ユースとの練習試合にて躍動した本山である。
常に出られる状態を維持することもなかなか難しいところ。
本山は常に準備しておる。
ナビスコ杯・鳥栖戦、リーグ戦・ガンバ戦と過密日程となる今週には出場機会があろう。
本山の輝きにて勝利を積み重ねようではないか。
楽しみである。

Fマリノス戦レビュー

2014年03月30日 | Weblog
【J1:第5節 横浜FM vs 鹿島】レポート:柴崎の勇躍で鹿島が後半に大フィーバー!横浜FMは前節敗戦の余波から後半失速(14.03.30)
3月29日(土) 2014 J1リーグ戦 第5節
横浜FM 1 - 3 鹿島 (14:04/日産ス/27,764人)
得点者:42' 栗原勇蔵(横浜FM)、54' 土居聖真(鹿島)、80' 野沢拓也(鹿島)、87' 柴崎岳(鹿島)
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前半を終えた時点で、最終的にこの試合で2点も差が開くと予想できた人は少なかったに違いない。それほど前半は、首位攻防戦らしい締まったゲーム展開が続いていた。お互いに守備ラインを高く上げ、センターサークルを中心にコンパクトなゾーンの中で、20人のフィールドプレーヤーがひしめき合うハイレベルな攻防に、文字通り手に汗を握る。
その中でも卓越した技術でポゼッションを試みるほど、個の能力の高い選手が揃う両チームならではの戦いは、パスやトラップのミスが余計に浮き彫りになる。そして、お互いそこを見逃さない。ボールを奪った刹那、鋭利なカウンターを浴びせる。そんなスリリングな応酬は、見応えがあった。

均衡を破ったのは横浜FM。前節の甲府戦では前半はシュート、CKともに「0本」だったが、この日はその反省を生かし立ち上がりからアグレッシブに仕掛けて42分に4本目のCKを獲得。それを中村俊輔が蹴り、正確無比なボールが栗原勇蔵の迫力あるジャンプヘッドとマッチし、ゴールネットを突き刺す。
この日、中村は下がらずトップ下の位置を張り続け、サイドに流れてドリブルを仕掛けるシーンも何度もあった。左サイドバック・下平匠は、時には自らゴール前に侵入し受け手になるほど、積極果敢。1トップの伊藤翔も鹿島DF青木剛とのバトルに屈せず、17分には巧みなボールキープから惜しい右足シュートを放つなど「前へ」の姿勢を体現した。だが、それらがオーバーペースとなって、その反動が結果的に後半の失速を誘発してしまう…。

54分、柴崎岳→遠藤康→伊東幸敏→土居聖真とダイレクトで3本繋がれた速いパスワークに、横浜FMの中盤は付いていけず翻弄されて同点に。土居の軽やかな突破からのゴールは鮮やかだったが、この際にダヴィが開いて中澤佑二を引きつけ、土居への対応を遅らせる黒子になったのも見逃せない。

終盤には“柴崎劇場”が開演。まず80分に野沢拓也のボレー弾をアシスト。続く87分にはFWばりのフェイクを入れながらのランニングで、栗原と中澤の間をうまくすり抜け、カイオからのパスをネットへ流し込んだ。鹿島ゴール裏は大フィーバーとなり、トニーニョ セレーゾ監督も大興奮。メインスタンドの鹿島サポーターに向かって雄叫びを上げながら、力強く2度ガッツポーズを決めた。
だが、大量得点にも笑顔一つ見せなかったのが小笠原満男。「相手が崩れただけ。(相手の守備が)整っているところを崩したわけではない」とやや憮然と答える。「若さ」ばかりが強調される今季の鹿島だが、伝統継承のために引き締める小笠原の存在も、首位を走る要因ではなかろうか。

横浜FMにとっては「らしくない負け方」(中町公祐)だった。2失点目の場面ではボールウォッチャーとなり、セカンドボールを拾った柴崎に誰も詰め寄ることができなかった。3失点目もカイオのドリブルに対し、途中出場の奈良輪雄太が内側に絞ってマークに付くも周りの選手が連動せず、そのまま侵入を許し、柴崎へのパスをあっさり通された。足が止まったのは確かだが、集中力の欠如も気になるところ。前節の対甲府から狂い始めた歯車を元に戻すには、まずは本来のスタイル『堅守』の再築が不可欠だ。

以上
2014.03.30 Reported by 小林智明(インサイド)


前半のオーバーペースがその反動が結果的に後半の失速を誘発してしまうとFマリノスを評する小林氏のレポートである。
実際、前半と後半は別の試合のようであった。
特にカイオ投入後の鹿島の躍動感はFマリノス番の記者の目からは言葉に表せないものであった様子。
とはいえ、満男が申すように「相手が崩れただけ」と気を引き締める必要がある。
ゴール前を固めた相手をどう崩すかは大きな課題であろう。
次なる試合にてその答えを見出したい。
楽しみにしておる。

大宮・誓志、鹿島への思い入れ

2014年03月30日 | Weblog
手土産は韓国流タテの速さと強さ 古巣・鹿島に見せつけられるか 日本復帰を選んだ大宮MF増田誓志
2014.3.29 18:00


蔚山から大宮に電撃移籍した元日本代表MF増田誓志=26日、さいたま市西区(奧村信哉撮影)

 端正なマスクのMFが2年ぶりにJリーグでプレーすることになった。今季の第1登録期間(1月3日~3月28日)が閉じる直前、韓国Kリーグの強豪・蔚山からJ1大宮に期限付き移籍で加入したのは増田誓志。鹿島で2007~09年にリーグ3連覇を経験し、11、12年には日本代表にも選出された28歳。「蔚山は単純にいいチーム。ぎりぎりまで迷った」。背中を押したのは、着実に成長を遂げた姿を自国で披露したいという欲求だった。(奥村信哉)

 移籍が発表されたのは、3月26日。同日の練習からチームに合流した増田は紅白戦形式の練習でボランチとしてサブ組に入り、大熊清監督の指示を受けながら、連係アップにいそしんだ。全体練習後には残ってランニング。「一番いい状態を思い描くと、あと2、3割くらい上げないとダメ。しっかりと見せられる体を作って、試合に出してもらえたら」。当然、レギュラーを狙っている。

 今季はここまで、蔚山の一員としてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の2試合に出場。川崎などのいる1次リーグH組で首位を走るチームを、パスの供給源として支えてきた。蔚山は12年にACLを制してクラブ・ワールドカップ(W杯)に出場しており、鹿島時代にも経験したアジアや世界との戦いは、増田にとっても大きな魅力の一つだった。

 その舞台を捨てて日本に戻る決断を下した理由は何なのか。「オファーが来たとき、『俺、今、日本でどれくらいやれんだろ?』と思った。どう変化したか、成長したかをピッチで見せたい」。サッカーでも生活でも環境の異なる隣国で自身を1年間磨き続けた。慣れ親しんだリーグに再び身を置き、その成果がいかほどだったかを一刻も早く試したい思いが勝った。

 身に付けたと口にするのは、手数をかけずに押し切る速さと強さ。「日本だと確実につないで、空いたところで前へ…。でも、向こうは結構、縦に速い。1年やってみて、そういう部分は前より力がついた。全部が全部そうなると、(日本人的な)よさがなくなるけど、『今だ』という瞬間を逃さないプレーを見せたい」。

 U-18(18歳以下)日本代表の肩書をひっさげ、宮崎・鵬翔高から鹿島に入団したのは04年だった。07年からのリーグ3連覇にも貢献したが、小笠原満男や青木剛らレギュラーの壁を崩せず、10年には出場機会を求め山形へ移籍した。そこで「パフォーマンスが悪くても続けて試合に出させてもらい、自信にもなったし、修正力がついた」。翌11年に鹿島に復帰すると先発に定着。同年8月の代表候補合宿を経て、9月には追加招集ながら、W杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦の遠征メンバーに選ばれた。

 12年2月、国内組のみで臨んだシーズン初戦のアイスランド戦で代表デビュー。遠藤保仁(G大阪)とのダブルボランチをそつなくこなしてフル出場し、ザッケローニ監督からも「クオリティーもありながら、ピッチ全体をカバーできる」と合格点をもらっている。もともとパスセンスには定評があった。この活躍で「ポスト遠藤」の1番手と位置づけられる立場に躍り出たはずだった。

 だが、この年、ジョルジーニョ監督を迎えた鹿島では柴崎岳の台頭もあり、出場機会は徐々に減少。代表からも声がかからなくなった。心機一転を図るため、オフに選んだ道が蔚山への移籍だった。

 それから1年余。今でも鹿島への思い入れは強い。「正直、(対戦するのが)一番楽しみ。(成長が)ちょっとやそっとじゃ、『何で出ていったんだ』といわれる。『よかった』といわれるプレーをしないと、認めてもらえない」。まずは古巣の本拠地で激突する7月23日の対戦を心待ちにしている。






鹿島への思い入れを語る大宮の誓志である。
「正直、(対戦するのが)一番楽しみ。(成長が)ちょっとやそっとじゃ、『何で出ていったんだ』といわれる。『よかった』といわれるプレーをしないと、認めてもらえない」とのこと。
この言葉にはこちらも燃えねばならぬ。
7月23日の対戦は必見と言えよう。
楽しみである。

BECテロ・サーサナ・岩政、今は苦悩しながらやるしかないでしょう

2014年03月30日 | Weblog
【現地ルポ】元日本代表選手も続々と移籍! 元Jリーガーたちのタイ奮闘記
[2014年03月30日]

日本のサッカー選手が目指すのはヨーロッパだけじゃない! ここ数年、移籍先としてホットなのが東南アジアのタイ。しかも今季は、まだまだJリーグでも活躍できそうな日本代表経験者も続々と移籍を決めた。

何が彼らを引きつけるのか? そして彼らを待つ現実とは?

■今や年俸の相場はJ1と同レベル?

2月22日に開幕した今季のタイ・プレミアリーグ(全20チーム)。開幕節には計19人もの日本人選手が出場した。2部、3部を含めると、現在タイのチームには約60人もの日本人選手が所属しているという。

果たして、彼らはどんな環境で、どんな思いでプレーしているのか。

リーグ開幕の2月22日、バンコクから北西へ約100Kmの街スパンブリーへ向かった。

スタジアムに着いて、まず驚いたのはサポーターの約9割がレプリカのユニフォームを着用していたこと。周辺にはサテ(串焼き料理)やビールを売る屋台が軒を連ねている。そのノリはサッカー観戦というよりはお祭り感覚である。しかし、いざ試合が始まれば約1万5000人収容のスタジアムは満員となり、メインスタンドもゴール裏も関係もなく、誰もが大声を張り上げ、手を叩くなど活気に満ちていた。

ホームのスパンブリーFCは惜しくも1-2で敗れたが、勝ったラチャブリーFCの決勝点を決めたのは、なでしこジャパンの大儀見優季(おおぎみゆうき)、永里亜紗乃(ながさとあさの)の兄である永里源気(げんき/28歳)だった。

昨季、永里が所属していたガイナーレ鳥取はJ2で最下位に沈み、J3に降格。だが、永里自身はチーム得点王となる10得点を挙げている。本人が望めば、今季もJ2以上のチームでプレーできたはずだ。にもかかわらず、なぜ、タイへ渡ったのか。

「一番の理由は妹たちが海外でやっていて、すごくいい経験をしているなと思ったから。チャンスがあれば海外に出てみたかった。僕は国内での移籍をけっこうしてきましたけど、異国の地でサッカーをやるって相当なエネルギーが必要だし、その中に身を置くことは絶対に自分にプラスになるんじゃないかと思ったんです」(永里)

初めての海外でのプレーを、どう感じているのだろう。

「日本人はやっぱりマジメだなと感じます。こっちでは時間どおりに練習に来ない選手もいて、練習もダラダラしている。日本では考えられませんよ。でも、それもいい経験。自分が手本になれればいいかなと。ただ、(通訳がいないので)タイ語はヤバいっス(笑)。あと今はホテル暮らしで食事も大変。近所のレストランがいろいろリクエストを聞いてくれるので、なんとかやっていけてます」(永里)

タイ・プレミアリーグは来季からリーグの再編成で20から18へとチーム数が減るため、今季は下位5チームが降格するという厳しい条件下で行なわれている。その意味でも永里の決勝弾は「大きかった」し、そう話す彼の表情は充実感に満ちているようだった。

一方、スパンブリーFCの左MFとして先発フル出場したのは、欧州経由でタイに渡ってきたカレン・ロバート(28歳)だ。

昨季途中にオランダのVVVフェンロから加入したものの、選手登録が間に合わずにこの試合がタイでの公式戦デビューとなった。本人に新天地の印象を聞いた。

「僕ひとりでどうこうできるというほどではありませんが、やっぱりレベルは高くない。ディフェンスもそうですけど、プレッシャーとかルーズな面が多いです」

欧州からタイへの移籍に抵抗はなかった?

「最初はすごくありましたよ。どんなリーグか全然知らなかったし、初めて試合を観にきたときも、虫が多くてヤバいなと思いましたから(笑)。でも、これまで数ヵ月生活してきて、ネガティブなことはそんなにないですね。立派な家を用意してもらいましたし、練習施設も最低限は整っている。チームの堅苦しくない感じも、ある意味で僕的には合っているかもしれないですね(笑)」(カレン)

昨年、カレンのタイ移籍が発表された際、一部記事の「年俸4000万円」という条件面が注目された。

「Jリーグの現状を知らないので日本との比較はできないですけど、僕史上では最高。今までで一番いい条件ですね」(カレン)

今オフに茂庭(もにわ)照幸(32歳)、西紀寛(のりひろ/33歳)、船山祐二(29歳)のタイ移籍を手がけたFIFA(国際サッカー連盟)公認代理人の稲川朝弘(いながわともひろ)氏が、増える日本人選手のタイ移籍について話す。

「単純にサラリーの相場が上がったことが大きいですね。しかも、基本的に税別の手取り金額。また、物価が安く、日本と同じ金額でもその価値が全然違う。日本人選手全員がそうではないと思いますが、サラリーはJ1並みでしょう。その背景には財力のあるオーナーカンパニーが持つクラブが増え、資金が流入し始めていることがあります。住環境的にも、バンコクには日本人も多く住んでいますし、選手にとって『この国、ありかな』という場所になってきたということではないでしょうか」

かつては給与の未払い問題などもあったようだが、そうしたリスクはないのだろうか。

「契約書さえしっかりしていれば問題はない。ただ、だからといって、今後も(日本人選手がタイへ続々と移籍する)流れが続くかどうかはわかりません。チーム側からすれば、外国人枠の問題もありますし、お金を出せばもっといい外国人選手が取れるチャンスも出てくるわけですから。移籍はタイミング。自分がどういうキャリアを歩みたいのか。当然ですが、タイって聞いた瞬間に『え?』っていやな顔をする選手もいます。私も誰にでもタイ移籍を勧めるわけではありません」(稲川氏)

■元日本代表選手は「苦労しかない(苦笑)」

翌23日は、バンコクから南西へ約70Kmのサムットソンクラームへ。前日のスパンブリーに比べると、スタジアム周辺にはかなり牧歌的な雰囲気が漂っていた。

ホームのサムットソンクラームFCには4人の日本人選手が所属しているが、先発出場はかつて柏レイソルなどでプレーしたGKのノグチピント・エリキソン(33歳)のみ。後半に新加入のFW田原豊(31歳)が途中出場し、アクロバティックなシュートを放つなどスタンドを沸かせた場面もあったが、アウェーのBECテロ・サーサナFCも元日本代表DFの岩政大樹(いわまさだいき/32歳)を中心によく守り、試合はスコアレスドローに。試合終了後、更衣室から出てきた岩政を直撃した。ザックジャパンにも名を連ねた選手が、どうしてタイを選んだのか。

「今までとまったく違う経験をするために海外に出たかったというのが大きいですね。日本国内で移籍しても環境はそれほど変わらないですけど、こっちに来ればすべてが違いますから。年齢的にもあと3、4年で引退すると思いますし、それまでにセカンドキャリアに向けて何を残すか。自分の場合は鹿島しか知らない。その状態で引退したくないと思ったんです」

そのJリーグの名門・鹿島とは環境も、目指すものも、すべてが違うタイで、岩政は壁にぶち当たっている。

「事前に聞いて覚悟はしていたんですけど、サッカーに関しては、まあ苦労しかない(苦笑)。選手もクラブも意識が低くて、プレー面でもかなり遅れている。だから、もうちょっと変えていこうと、すでにクラブ内でもぶつかっていて……。まだ始まったばかりなのに、早く(契約期間の)1年が終わらないかなと(苦笑)。でも、今は苦悩しながらやるしかないでしょう。それが、きっとセカンドキャリアに生きてくると思うんで」(岩政)

その岩政のチームメイト、下地奨(しもじしょう/28歳)はJ2時代のサガン鳥栖を経て、南米のクラブを渡り歩き、タイにたどり着き、BECで2年目を迎えた苦労人だ。

「僕の場合は選択肢がなかった。環境については、どこを基準にするか、その選手のキャリアによっても感じ方は変わってくるのでは。僕個人としては、タイは物価も安いので生活もラクになりましたね」(下地)

高校卒業後に欧州に渡り、Jリーグを経由することなくタイに渡った23歳の能登正人(のとまさひと/アーミーユナイテッドFC)の場合はどうか。ドイツ時代にはハノーファーのセカンドチームで日本代表DFの酒井宏樹のバックアッパーを務めたこともあり、近い将来の再ステップを夢見ている。

「タイに来たのは決してマイナスではないし、上にいけるチャンスだってあると思っています。サラリー的にも悪くないし、住居もプールとジムのついたコンドミニアムを用意してくれた。近所の足裏マッサージ店だって1000円しないで行けるし、ケアも万全にできて、いい環境です」(能登)

タイは日本人選手にとって、天国でも地獄でもない。何を求め、何を感じるかは、その選手のキャリアや気の持ち方次第で大きく変わる。

個人的には、J2や今季から新設されたJ3でくすぶっているくらいなら、悪くない新天地だと思うが……。ほほ笑みの国での、日本人選手たちの奮闘に期待したい。

(取材・文・撮影/栗原正夫)



名門・鹿島で長らく活躍し、かつてザックジャパンにも選ばれた岩政大樹も参戦中だ

タイにて奮戦するBECテロ・サーサナの岩政である。
「まあ苦労しかない」とのこと。
この経験はいずれ活きるとはいえ、少々苦悩しておる様子。
これは、まさに良い経験であろう。
これを糧に大きく成長することとなる。
応援しておる。

Fマリノス戦報道

2014年03月30日 | Weblog
鹿島、途中出場の野沢がV弾/横-鹿5節

後半、鹿島MF野沢(右)は勝ち越しゴールを奪いイレブンの祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<J1:横浜1-3鹿島>◇第5節◇29日◇日産ス

 ホームの横浜が先制した。前半42分に中村の左CKからDF栗原が頭で決めた。後半は追う鹿島ペース。同9分にFW土居が同点ゴール。選手交代でさらに勢いを増し、途中出場のMF野沢が見事な勝ち越し弾。

 同42分にはMF柴崎がだめ押しゴールを決めた。横浜は後半に失速しリーグ2連敗となった。
 [2014年3月29日18時5分]

鹿島MF野沢「全員一丸となって勝てた」

鹿島MF野沢(右)は勝ち越しゴールを決めイレブンの祝福を受ける(撮影・小沢裕)

<J1:鹿島3-1横浜>◇第5節◇29日◇日産ス

 鹿島が鮮やかな3発で首位をキープした。0-1の後半9分、DF伊東幸敏(20)のパスを中央で追いかけたMFMF土居聖真(21)が、DF栗原勇蔵と中沢佑二の間を抜いて独走。

 左足でゴール右に流し込んで同点弾を奪った。これで流れを引き戻した鹿島は同35分、MF柴崎岳(21)が浮き球パスをゴール前に送ると、途中出場のMF野沢拓也(32)が右足でダイレクトボレー。「スーパー」と言っていい一撃で勝ち越した。さらに42分、柴崎が中沢との駆け引きで最終ラインの裏に抜け、左足で今季初ゴールを流し込んだ。

 今季初の逆転勝ちに、野沢は「ベテランなんで」と笑顔を見せながら「先発の11人がすべてじゃない。全員が一丸となって勝てた」。柴崎も「まだ始まったばかりだけど、若いチームがこうして壁を越えていくことで、アントラーズは強くあり続ける」と話した。
 [2014年3月29日21時39分]

鹿島首位キープ 柴崎から全3得点
<J1:横浜1-3鹿島>◇第5節◇29日◇日産ス

 MF柴崎岳(21)から3点が生まれ、鹿島が首位を守った。0-1の後半9分、中盤のパス交換でMF土居の同点弾の起点になると、同35分にMF野沢へ浮き球パスを送って決勝ボレーをアシスト。42分には今季初ゴールを挙げた。駆け引きでDF中沢の右をまず狙い、1度下がってから目の前を通り直し、密集の左へ抜けた。「オフサイドになりづらい」と冷静に判断し、衰えない運動量で実行に移した。

 4月7日にA代表国内組合宿が始まる。「いま知った」と笑ったが、W杯へのラストチャンスと自覚する。昨夏の東アジア杯を、嘔吐(おうと)を伴う体調不良で参加辞退。「そこでチャンスをモノにした選手もいる。惜しいことをした」と言うように、同じボランチのMF山口蛍(23=C大阪)がブレークした。ただ「後悔はなく、あの時のことは消化できた」と切り替えた。首位を走るクラブで輝けば、おのずと代表も見えてくる。
 [2014年3月30日7時43分 紙面から]

鹿島・柴崎、1得点1アシストで代表復帰へ猛アピール

チーム3点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)

 J1第5節(29日、横浜M1-3鹿島、日産ス)鹿島のMF柴崎が1得点1アシストと活躍した。1-1の後半35分にピンポイントの浮き球パスで野沢の勝ち越し点を演出。守備的MFからトップ下に移った後半42分には「コースを肌で感じて走れた」と中沢と栗原の間を割る巧みな動きで裏へ抜け、左足で今季初ゴールを沈めた。

 昨夏の東アジア・カップを体調不良で辞退してからは日本代表に選ばれていない。4月上旬には国内組の合宿を控える。「これから選ばれるのは難しいかもしれないが、そういう方が燃える」と最後までアピールを続ける腹積もりだ。(共同)


競り合う鹿島・柴崎(左)と横浜M・中村=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎(中央)ら鹿島イレブン=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


同点ゴールを決め、喜ぶ鹿島・土居(中央28番)=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(左から2人目20番)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、同点ゴールを決め、ダビ(11)と抱き合う鹿島・土居=日産スタジアム


横浜M・中沢(左)らを突破する鹿島・土居=日産スタジアム


ダイレクトボレー!鹿島・野沢、技ありV弾も謙遜
 J1第5節(29日、横浜M1-3鹿島、日産ス)後半35分にMF野沢が値千金の勝ち越しゴール。後ろから出たMF柴崎の浮いた縦パスを、トラップせずに前を向いたままダイレクトで沈めた。技ありゴールにも32歳は「(柴崎が)よく見ていてくれた。もう、あとはGKしかいなかったし」と謙遜。今季はすべて途中出場で、この日も後半14分から投入されるなど難しい状況が続いているが、「ベテランだからうまくやらないと」と胸を張った。
(紙面から)

鹿島に柴崎あり!芸術浮き球で勝ち越しアシスト&ダメ押し弾

後半42分の今季初得点など、1ゴール1アシストの柴崎。大逆転のW杯代表入り、あるかも?

 J1第5節最終日(29日、日産スタジアムほか)鹿島が横浜Mとの上位対決で3-1の逆転勝利を収め、首位をキープ。MF柴崎岳(21)が1ゴール1アシストの活躍で、日本代表入りへ猛アピールした。横浜Mは5位に後退。前節の清水戦を無観客で戦った浦和は敵地で神戸に1-3で逆転負け。C大阪は新潟と0-0で引き分けたが2位を守った。ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)は後半に交代し、2戦連発はならなかった。広島は徳島を3-1で破り3位に浮上した。


競り合う鹿島・柴崎(左)と横浜M・中村=日産スタジアム (撮影・吉澤良太)

 得点を決めると、普段はクールなMF柴崎が飛び上がって喜んだ。リーグ戦では昨年4月27日の新潟戦(アウェー)以来の一発。逆転勝利に貢献し、首位を守った。

 「上位対決で勝てたのは自信になる。(得点は)いいパスが出たので、考えずにできた」

 まず才能の片鱗(へんりん)を見せたのは、1-1の後半35分だ。ペナルティーエリアの外でこぼれ球を拾うと、「シュートを狙ったけど拓さん(野沢)が見えたので」と冷静に浮き球でパス。これをMF野沢がボレーで沈めた。後半39分にボランチからトップ下に上がると、その3分後には横浜M守備陣の裏に抜け左足で落ち着いて流し込むダメ押し弾。「相手が前がかりになっていたので、後ろのスペースを狙った」。判断力に優れる柴崎らしさで2点に絡んだ。


横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎(中央)ら鹿島イレブン=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)

 現役時代にブラジル代表で中盤の「黄金のカルテット」を形成したセレーゾ監督から、「オレのような攻撃的なボランチになれ」と指導を受けている。実際に映像もチェックし、「ボランチは守備的なポジションではなく、第3のアタッカー」と考えを改めた。「これからも前線で得点に絡みたい」と意気込む。

 昨年7月の東アジア杯(韓国)を体調不良で辞退。そこで活躍したFW柿谷曜一朗(C大阪)らが代表に定着し「惜しいことをした」というが、「ここから(W杯の代表に)選ばれるのは難しいけど、逆に燃えます」。4月には国内組の代表候補合宿もある。21歳の若武者が牙を研ぎ、この日以上の“大逆転”の機会を待つ。(伊藤昇)


後半、チーム3点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


チーム3点目のゴールを決め、喜ぶ鹿島・柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(左から2人目20番)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、チーム3点目のゴールを決めた鹿島・柴崎(20)=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


鹿島・中村(手前)のマークに苦しむ横浜M・中村=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、マッチアップする鹿島・小笠原(左)と横浜M・中村=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


タッチラインを割ったボールを、華麗にトラップする鹿島・セレーゾ監督。元ブラジル代表の足技は健在だった=日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


後半、同点ゴールを決め、ダビ(11)と抱き合う鹿島・土居=日産スタジアム


横浜M・中沢(左)らを突破する鹿島・土居=日産スタジアム


(紙面から)


柴崎1G1A!鹿島が横浜に逆転勝利「気持ちが入ってた」
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半9分、鹿島・土居がゴールを決め、ダヴィに抱き抱えられる
Photo By スポニチ


 首位攻防戦はMF柴崎岳の1ゴール1アシストを決める活躍で、鹿島がアウェーで逆転勝利を飾り、首位をキープした。

 前半に先制されるも後半序盤に追いつくと、同35分MF野沢が柴崎の後方からのパスをダイレクトで叩き込んで逆転。好守に冴えわたっていた柴崎は終盤、スルーパスにDFの裏を抜けると、試合を決定づけるチーム3点目も奪った。

 後半途中出場で決勝弾を決めた野沢は「良いパスが来たので、決めるだけだった」と柴崎を絶賛。

 セレーゾ監督は前半の出来に「チャンスを作っていたが、相手を恐れていたのかゴールに結びつかなかった」と不満げな表情を見せたが「後半は気持ちが入って、追いついて逆転することができた」と満面の笑みを浮かべていた。
[ 2014年3月29日 16:28 ]

鹿島 土居が同点弾「チャレンジ精神で」中沢&栗原抜き去った
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半9分、同点ゴールを決めた鹿島・土居(手前)
Photo By スポニチ


 鹿島は柴崎と同学年の土居がチームを活気づけた。0―1の後半9分にU―21日本代表候補DF伊東の縦パスに反応。中沢、栗原の間でボールを受け、元日本代表センターバックコンビを抜き去って同点ゴールを決めた。

 「名前も実力も知られている方だけど、チャレンジ精神で当たった。それが良い方向に出ました」。今季開幕からトップ下として先発した新鋭は、さらに自信を深める一発に終始笑顔だった。
[ 2014年3月30日 05:30 ]

柴崎 長谷部代役名乗り!技ありアシスト&ダメ押し弾でアピール
J1第5節 鹿島3―1横浜 (3月29日 日産ス)


<横浜・鹿島>後半42分、ダメ押しのゴールを決める柴崎(右)
Photo By スポニチ


 鹿島は敵地で横浜を3―1で下して首位をキープした。後半35分にMF柴崎岳(21)がMF野沢拓也(32)の勝ち越し弾をアシストし、同42分には今季初得点となるダメ押し弾。W杯ブラジル大会の国内組最終選考となる4月上旬の日本代表候補合宿メンバー入りをアピールした。

 意表を突く選択肢だった。1―1の後半35分。ゴール前中央約25メートルの位置でこぼれ球を拾った柴崎はフワッとボールを浮かせた。ゴール前の密集で動き出していたのは野沢ただ一人。「最初はロングシュートを打とうとしたけど判断を変えました」。そして、「ゴロは読まれると思ったし、浮き球なら(DFに)読まれても取られづらいと思った」。キラーパスで前方に壁をつくる横浜の守備陣を棒立ちにさせた。視野の広さ、とっさの判断力、キックの精度。柴崎のレベルの高いプレーが、逆転ゴールを生んだ。

 “柴崎劇場”はそれだけではない。トップ下にポジションを変えた42分には、左サイドのスペースに抜け出して左足でダメ押し弾。「頭で考えて走ったわけではなく、コースを肌で感じながら走れた」。感性もさえた。

 壮大な目標がある。昨年7月の東アジア杯では代表に選出されたが体調不良のため辞退した。その大会で活躍した柿谷や山口、大迫らはザックジャパンに定着。「惜しいことをしたなとは思うけど、もう消化できている」と淡々と振り返る一方で「今からメンバーに入る方が難しいので、逆に僕は燃えています」と不敵な笑みを浮かべる。

 4月にはW杯メンバーの国内組最終選考となる合宿がある。ザックジャパンは主将の長谷部が離脱中で、最高のパフォーマンスで本大会に臨めるかどうかは不透明。ボランチでは山口が台頭してきているが、12年に代表に招集されている柴崎に長谷部の代役として白羽の矢が立つ可能性はゼロではない。「代表は特別な場所。選ばれるためにはクラブで結果を出すことが絶対条件」。首位を走る若きチームのかじ取り役を担う21歳は、逆転ブラジルW杯を諦めていない。


<横浜・鹿島>前半、パスを出す鹿島・柴崎
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[ 2014年3月30日 08:02 ]

【J1】鹿島首位キープ!横浜Mに逆転勝ち
 ◆J1第5節(29日・日産スタジアムほか8試合) 鹿島が勝ち点で並んでいた横浜Mに3―1で逆転勝ちし、勝ち点を12として首位を守った。横浜Mは2連敗。

 3連覇を狙う広島は徳島に3―1で快勝し、勝ち点10で3位に浮上した。徳島は開幕5連敗。新潟と0―0で引き分けたC大阪は、広島と勝ち点で並んだが得失点差で2位をキープした。

 FC東京は清水を下し、今季初勝利。神戸は浦和を破った。柏―大宮、仙台―甲府は引き分けた。
(2014年3月29日18時05分 スポーツ報知)

【鹿島】柴崎、W杯逆転選出へ会心アシストにダメ押し弾!

後半42分、チーム3点目のゴールを決める鹿島・柴崎

 ◆J1第5節 横浜M1―3鹿島(29日・日産スタジアム) 鹿島のMF柴崎が「完ぺき」な1得点1アシストで勝利に貢献した。後半35分に逆転ゴールを浮き球でアシストすると、同43分には左足でダメ押しゴール。「あまり頭で考えることなく、肌で(走る、パスの)コースを感じることができた」。目標が高く、めったに自身のプレーに納得することのない21歳が、この日ばかりは目尻を下げて、思い切り笑った。

 一つの目標が近づいている。ブラジルW杯だ。昨年7月、東アジア杯(韓国)に招集されたが、開幕直前に体調不良で辞退。同じボランチのMF山口(C大阪)が大会MVPに輝き、チャンスをものにした。しかし、柴崎は言う。「(不参加に)後悔はない。今から(W杯に)選ばれる方が難しい。僕は逆に燃える」と逆転選出を狙う。

 この日のアシスト。混戦の中で「シュートを打っても望みが薄い」、さらに元日本代表DF中沢に対する「足を出しにくい位置へ、取られにくい浮き球パス」と瞬時に考えて、ゴールにつなげた。こうした判断力と、体現できる技術が最大の魅力。日本代表のザッケローニ監督も注目する柴崎が逆転選出されても不思議ではない。
(2014年3月30日06時02分 スポーツ報知)

鹿島逆転勝ち!柴崎、代表狙うん弾
2014年3月30日


 後半、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎

 「J1、横浜M1-3鹿島」(29日、日産ス)

 鹿島が元日本代表MF柴崎岳(21)の1ゴール1アシストの活躍などで、勝ち点で並んでいた横浜Mに3‐1で逆転勝ちし、首位を守った。浦和は神戸に1‐3で逆転負け。柏は大宮と2‐2で引き分けた。FC東京は清水を3‐1で下し、今季初勝利を挙げた。

 鹿島のセレーゾ監督は、会見場にガッツポーズをして入場した。横浜Mとの上位対決を制し、「ダービーみたいな試合に勝てて、興奮してしまった。マリノスの関係者もいらっしゃるのにすみません」と、照れながら謝罪した。

 セットプレーで先制されながらも、後半9分、21歳のMF土居がDF中沢、栗原の2人を抜き去って同点ゴール。同じく21歳の柴崎は1ゴール1アシストで逆転勝利を飾った。今季、若手を育てながら戦うと宣言した指揮官にとって最高の結果で首位をキープした。

 柴崎は後半35分、野沢のボレーシュートを引き出すアシストを決めた。同42分にポジションを前に上げると、自ら攻め上がり、DF2人をかわして左足でトドメの3点目を突き刺した。

 4月7日からW杯ブラジル大会に向けたメンバー選考の国内合宿が行われる。柴崎は「代表はチームで結果を残した選手が選ばれるもの。さっき言われるまで(合宿は)意識になかった」と淡々と語った。国内組で戦った昨年7月の東アジア選手権では代表に選出されながら、体調不良で辞退している。

 「あの東アジアでチャンスをつかんだ選手もいる。今はしょうがないと(気持ちを)消化できているけど、惜しいことをしたと思う」。そこから代表に定着した山口、柿谷、斎藤らの存在は柴崎の頭にある。「現状をしっかりとらえてベストを尽くしたい」と、ひそかにラストチャンスを狙っている。

柴崎 1ゴール1アシスト 代表射止める
2014年3月30日 紙面から
◇J1第5節 鹿島3-1横浜M


横浜M-鹿島 後半42分、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎=日産スタジアムで

 3位横浜Mを破った鹿島のセレーゾ監督は記者会見場に思わずガッツポーズで入場。「ダービーみたいな試合に勝てて興奮してしまった。マリノスの関係者もいらっしゃるのにすみません」と照れながら謝罪した。
 セットプレーで先制されながらも、21歳の土居が後半9分、DF中沢、栗原の2人を抜き去って同点ゴール。そして同じく21歳のMF柴崎が1ゴール1アシストで逆転勝利を飾った。今季、若手を育てながら戦うことを宣言した指揮官にとって最高の結果で首位をキープした。
 中でも柴崎は後半36分、野沢のボレーシュートを引き出すアシストを決めると、同42分にポジションを前に上げると、自ら攻め上がり、DF2人をかわして左足でトドメの3点目を突き刺した。
 4月7日からブラジルワールドカップ(W杯)に向けたメンバー選考の国内合宿が行われる。柴崎は「代表はチームで結果を残した選手が選ばれるもの。さっき言われるまで(合宿は)意識になかった」と淡々。だが国内組で戦った昨年7月の東アジア選手権には代表に選出されながら、体調不良で辞退している。
 「あの東アジアでチャンスをつかんだ選手もいる。今はしょうがないと消化できているけど、惜しいことをしたと思う」。そこから代表に定着した山口、柿谷、斎藤らの存在は柴崎の頭にある。「現状をしっかりとらえてベストを尽くしたい」とひそかにラストチャンスを狙っていた。 (荒川敬則)

若返りで活性化の鹿島 3発逆転で首位堅持
2014.3.29 19:25


横浜M-鹿島 後半42分、3点目のゴールを決める鹿島・柴崎=日産スタジアム

 勝利を決定づける柴崎の3点目が決まると、鹿島のセレーゾ監督はスタンドに向かって渾身のガッツボーズを披露した。ともに開幕3連勝を飾った横浜Mとの上位対決に完勝し、首位をがっちりキープ。「私にとってはダービーに値する試合。逆転勝ちは率直にうれしい」と声を弾ませた。

 前半は横浜Mの鋭い出足に押され、セットプレーから先制を許したが、悪い流れを後半に引きずらなかった。「自分たちのペースが来るまで我慢強く」と誓ってピッチに入った21歳の土居が、横浜Mの誇る中沢、栗原の両DFを置き去りにして同点弾を決めると、同学年の司令塔・柴崎も本領を発揮。鋭い浮き球で野沢の勝ち越し弾をアシストすると、その直後には「コースを肌で感じながら走れていた」と左に流れて19歳のカイオのパスを引き出し、今季初得点でダメ押しした。

 5年ぶりの覇権奪還を目指す今季は日本代表FW大迫(1860ミュンヘン)の移籍という激震に見舞われたが、2000年度に鹿島でリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成した指揮官は、土居や19歳の豊川らを開幕から先発で送り出す大幅な若返りを断行。「いい刺激になる」と認める32歳の野沢らベテランも目の色を変え、チームは活性化している。柴崎は「まだ相手が(鹿島を)分析できていない部分もある」と慎重だが、常勝軍団再来の素地は十分にある。(奥村信哉)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 後半、同点ゴールを決めた土居聖真(中央28番)=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・野沢拓也(手前)。GK・榎本哲也=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 横浜Mに逆転勝利し、タッチをかわす柴崎岳(中央)ら鹿島イレブン=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ タッチラインを割ったボールを華麗にトラップする鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督。元ブラジル代表の足技は健在=29日、日産スタジアム(撮影・吉澤良太)


若い鹿島、貪欲な攻め 21歳の土居・柴崎が得点
中川文如 2014年3月29日20時17分


後半9分、鹿島・土居(右から2人目)は同点ゴールを決め、ダビ⑪に祝福される=関田航撮影

(29日、鹿島3―1横浜マ)

 若さは両刃(もろは)の剣だ。ナビスコ杯から2試合続けて先に失点し、連敗中の鹿島。20歳代前半が中心のチームは横浜マにも先制され、意気消沈しかけた。同じ失敗を繰り返そうとしていた。

 しかし、一つのきっかけで一気に盛り返せるのも若さの特権だ。

 後半9分、21歳の土居。横や後ろへのパスが目立って「積極的にプレーしなきゃ、と感じていた」。中央でパスを受けると、左右に栗原と中沢。元日本代表DFが待ち構えていた。それでも、仕掛けた。

 2タッチで2人を置き去りにできたのは「体が勝手に動いたから」。やっとつかんだ好機に才能が刺激されたかのよう。目の前にはGKだけ。滑り込むような左足シュートで同点。

 一転して押せ押せ。勝ち越し点をアシストし、だめ押し点を決めたのは、土居と同い年の柴崎。35分、野沢の動き出しを見逃さず浮き球を合わせた。布陣変更でボランチからトップ下に位置を上げると「より攻撃を意識できた」。42分、ゴール左に飛び出して左足を振り抜いた。

 連係に心を砕く分、ともすれば迫力を欠いていた土居と柴崎。2人に芽生えた積極性は、首位を争う横浜マを破ったことよりも大きな意味を持つ。土居に残った感触はこうだ。「貪欲(どんよく)な姿勢を次につなげたい。いや、つなげなければ」

 勢いを揺るぎない強さに。今季を終えた時、あれが分岐点だったと振り返れる90分間になるかもしれない。(中川文如)

鹿島:ベテランと若手 相乗効果
毎日新聞 2014年03月29日 22時35分(最終更新 03月29日 23時34分)


【横浜マ・鹿島】後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・野沢=日産スタジアムで2014年3月29日、小出洋平撮影

 ○鹿島3-1横浜マ●(29日・日産スタジアム)

 世代交代の難しさに直面している横浜マに、鹿島がベテランと若手の融合の理想型を見せつけて圧倒した。

 0-1で迎えた後半9分。20歳伊東のパスを受けた21歳土居がドリブルで中央を突破。「1人抜ければと思っていたけど、気づいたら置き去りにできちゃった」と横浜マの中沢だけではなく栗原も抜き去り同点弾を決めれば、次は「気持ちはまだ若い」という32歳野沢が若手に負けじと、21歳柴崎の絶妙パスをボレーで逆転ゴールを突き刺す。最後は柴崎がダメを押した。

 鹿島の先発5人は20~23歳。3点目をアシストした途中出場のカイオは19歳。一方でリーグ3連覇に貢献し、三十路を超えてベテランとなった主将の小笠原、曽ケ端、野沢、本山も健在だ。

 若手が斎藤らに限られ、35歳中村らベテランに依存している横浜マとはあまりにも対照的。「ダメな時に(小笠原)満男さんに活を入れられたり、野沢さんら先輩に助けられている」と21歳の昌子(しょうじ)が言えば、野沢は「若い時はいろんな選手を見て学んできた。今、若手はライバル」と相乗効果が生まれている。

 ベテランから若手へ。強い鹿島の系譜は受け継がれている。「(ベテランは)偉大。ピッチに立って満男さんの背中から学ぶことがある。追いつきたい」と昌子。野沢は言う。「ベテランはまだまだ力を出せる。そして若手がいい刺激になってチームになっていく。それが鹿島です」【福田智沙】

J1鹿島、鮮やか逆転 首位キープ
J1第5節最終日(29日・日産スタジアムほか=8試合)鹿島は野沢のゴールなどで3-1で横浜Mに逆転勝ちし、首位を守った。通算成績は4勝1敗で勝ち点12。横浜Mは2連敗。

鹿島は前半42分に失点。1点を追う後半9分、土居の得点で同点とした。35分には途中出場の野沢が勝ち越しゴールを決め、42分に柴崎がダメを押した。

3連覇を狙う広島は徳島に3-1で快勝し、勝ち点10で3位に浮上した。徳島は開幕5連敗。

新潟と0-0で引き分けたC大阪は、広島と勝ち点で並んだが得失点差で2位をキープした。

鳥栖はG大阪を破り、勝ち点9で4位に上がった。

FC東京は清水を下し、今季初勝利。神戸は浦和を破った。柏-大宮、仙台-甲府は引き分けた。

鹿島が後半の猛反撃で3発逆転勝利
14/3/29 20:01

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産ス]

 J1は29日、第5節2日目を各地で行った。横浜F・マリノスはホームで鹿島アントラーズと対戦し、1-3で敗れた。


鹿島は逆転勝利で首位堅持


後半3発で鮮やかな逆転劇


MF柴崎岳は1ゴール1アシスト


絶妙なタイミングで相手の裏へ飛び出し、左足で流し込んだ


後半9分に同点ゴールを挙げたFW土居聖真


元日本代表の中澤と栗原を交わして右足で流し込んだ


MF野沢拓也は後方からの浮き球パスを右足で合わせた


途中出場で監督の起用に応えた


反射神経の良さがウリのGK曽ヶ端準


U-21日本代表候補に初招集されたDF伊東幸敏


DF青木剛はセットプレーからヘディングシュートを放った


開幕からフル出場を続けるDF昌子源


今季磐田から加入したDF山本脩斗。持ち味の運動量で好守に貢献


セットプレーから正確なボールを供給したMF小笠原満男


キャプテンとしてチームメイトを鼓舞


今季ここまで3得点を挙げているMF遠藤康


MF中村充孝は今季リーグ戦初先発となった


強引な突破でゴールに迫ったFWダヴィ


ボランチで守備力も高いMFルイス・アルベルト


千葉国際高から加入したMFカイオ。柴崎に絶妙なスルーパスを通した


土居が鮮やかな突破から同点ゴール!
14/3/29 22:27

[3.29 J1第5節 横浜FM1-3鹿島 日産ス]

 J1は29日、第5節2日目を各地で行った。首位の鹿島アントラーズは敵地で横浜F・マリノスと対戦し、3-1で逆転勝利をおさめた。


笑みがこぼれるFW土居聖真


開幕戦から先発出場を続ける


伊東からパスを受け、ドリブル開始


中澤と栗原を軽やかなステップで抜き去る


左足を振り抜く土居


倒れ込みながらもゴールに流し込んだ


ダヴィに抱き付く土居


チームメイトも同点ゴールを喜ぶ


今季2点目が貴重な同点ゴール


同期の柴崎も土居のゴールを喜んだ


同点ゴールを挙げたが、シュートは1本に終わった



後半39分までプレーした


聖真の同点弾、野沢の芸術的逆転弾も素晴らしいが、ここは1G1Aの岳に多くの紙面が割かれておる。
6月のW杯に向けて代表選出への期待が高まったと報じられておる。
代表については楽しみであるが、鹿島にて実績を積み上げてこそ。
これからも岳のプレイを楽しみにしていきたい。

野沢のゴール、ノミネート

2014年03月30日 | Weblog
J1リーグ戦第5節ノミネートゴール決定のお知らせ
2014年3月29日(土)

 J1リーグ戦第5節のノミネートゴールが決定しましたのでお知らせいたします。

J1リーグ戦
豊田 陽平(鳥栖) 3月29日 対 G大阪戦 得点時間:72
野沢 拓也(鹿島) 3月29日 対 横浜FM戦 得点時間:80
野津田 岳人(広島) 3月29日 対 徳島戦 得点時間:66
※ノミネートゴールの映像はスカパー!のホームページ(http://soccer.skyperfectv.co.jp/static/award)で近日公開されます。


第5節のノミネートゴールに選出された野沢のゴールである。
あれほどの芸術的シュートは歴史に刻む必要があろう。
ゴールマウスに決めるのは野沢の技術があってこそ。
まさに天才。
素晴らしいゴールを目の当たりに出来たことを幸せに思う。