鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ゼロックス展望

2008年02月17日 | Weblog

2007年J1、第87回天皇杯に続く3連続タイトル獲得で、最高の新シーズンスタートを切りたい鹿島

昨季J1では、開幕戦から5試合未勝利という苦しいスタートを強いられながら、終盤戦の9連勝で奇跡的な逆転優勝を飾った鹿島アントラーズ。2002年のJリーグヤマザキナビスコカップ以来、足踏みし続けてきたクラブ10冠目をついに達成し、「常勝軍団の誇り」を取り戻した。この歓喜から1ヶ月も経たないうちに、今度は第87回天皇杯全日本サッカー選手権も制覇。2冠という最高の結果で2007年シーズンを終えることができた。

2008 年元日の天皇杯決勝から約1ヶ月のオフを経て、オズワルドオリヴェイラ監督率いる2年目のチームが本格始動。オフの間に、過去11冠の全てを知るベテラン FW柳沢敦が京都サンガF.C.へ移籍したのは痛手だが、U-23日本代表候補の伊野波雅彦や鈴木修人らフレッシュな新戦力が加入。レンタルで名古屋グランパスに移籍していた金古聖司も復帰を果たしており、戦力的には、昨季と比較してもそれほど大きな違いはないといえるだろう。

2月4日から始まった宮崎キャンプでは、指揮官や奥野僚右コーチのもと、順調なコンディション調整が続けられている。右足間接捻挫で全治4週間と診断された興梠慎三以外は大きなケガ人はなし。小笠原満男や本山雅志ら主力選手もいいペースで体調を整えている。東アジアサッカー選手権2008決勝大会に挑む日本代表に召集された岩政大樹、内田篤人、田代有三、U-23日本代表アメリカ遠征に呼ばれた伊野波、石神直哉の5人が離脱したのは気がかりだが、オリヴェイラ監督が昨季1年がかりで徹底させてきた基本戦術が揺らぐことはない。2008年最初の公式戦となる3月1日の2008ゼロックススーパーカップ直前に彼らが戻ってきても、問題なく戦えるはずだ。

この一戦の相手は天皇杯決勝と同じサンフレッチェ広島。今季J2で戦うチームだけに、J1王者として絶対に負けられない。チームの軸をなす小笠原、本山、野沢拓也という創造性あふれる中盤がどんな連動を見せるか。まずはそこに注目したい。3人が美しいハーモニーを見せた時の攻撃は止められない。昨季2冠という結果によって、彼らへのマークはこれまで以上に厳しくなるだろうが、そんな相手の守備網をかいくぐる攻めをぜひ見たい。

柳沢が去ったFW陣も大きなポイント。田代にはマルキーニョスと並ぶ「エース」としての存在感を示してもらう必要がある。興梠がこの大会には間に合わないと見られるだけに、佐々木竜太ら若手の台頭も期待される。守備陣でも岩政、内田、曽ヶ端準ら昨季の主力が中心になるだろうが、そこに伊野波や金古らがどう絡んでくるのか。選手起用に長けた「オズの魔法使い」の手腕も見ものだ。この試合の出来不出来が2008年の行方を大きく左右するのは言うまでもない。まずは確実に白星を挙げ、最高の新シーズンスタートを切りたいものだ。
以上
Reported by 元川悦子

悦っちゃんのゼロックス・スーパーカップ連動記事である。
我等が二冠を達成した為、天皇杯と同じ組み合わせとなるスーパーカップである、天皇杯同様危なげない試合運びが肝要となろう。
今回の相手は、J2に挑む広島である。
所謂、手負いの獅子である。
心して挑まねばならぬ。
そう、我等はここでもチャレンジャーの気持ちを忘れてはならないのである。
悦ちゃんによると、我等の戦力は柳沢前主将が抜けたにも拘わらず、昨季と同様との評価。
ここは相手がどうこうというよりも我等のサッカーをどこまで実践できるかが鍵である。
今季最初の公式戦で我等がどう挑戦するのかを見極めたい。