鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

攻守の練習

2012年04月05日 | Weblog
2012年04月05日(木)

大宮戦にスタメン出場した選手は、15時よりリカバリートレーニングを実施しました。また他のメンバーは室内練習後、グラウンドで攻守のトレーニングを行いました。

練習する宮内、アレックス、本山である。
ルーキーの宮内はこのベテランから学ぶものが多かろう。
ここ多くを吸収し、一日も早くトップデビューを図って欲しい。
そして、実績ある二人は、再びレギュラーに戻るよう激しくトレーニングを積むのだ。
ポジション争いが厳しければ激しいほどチームは活性化する。
厳しい練習を楽しんで欲しい。
期待しておる。

goal.com浦和戦プレビュー

2012年04月05日 | Weblog
J1第5節:鹿島対浦和プレビュー
ナビスコカップで連勝の鹿島、リーグ初勝利で最下位脱出へ



4月7日17時:カシマスタジアム
鹿島

出場停止:なし
主な負傷者:中田


4日に行われたナビスコカップで大宮に1ー0で勝利。リーグ戦の悪い流れを断ち切ることができた。特にリーグ戦4試合無得点と懸念されていた攻撃陣の調子が上向きつつあることは光明。ストライカーの興梠がゴールを決めたこともチームにとって明るい材料と言えよう。これをきっかけに浮上のきっかけをつかみたい。

ただ、不安材料も。大宮戦で柴崎が負傷交代。細かな状態は分からないが、太もも裏を痛めた様子。調子の出ないチームの中で奮闘していた柴崎だけに、彼が試合に出られないようだと苦しくなる。ケガの状態が気になるところだ。

そして、大宮戦では新加入のドゥトラが初出場。シュートは打てなかったが、時折持ち味のドリブル突破からチャンスを作るなど、チームの武器になることをプレーで示した。今節もベンチ入り濃厚。流れを変える切り札になるに違いない。

予想先発

※選手名下の数字は第4節までの平均採点


浦和

出場停止:なし
主な負傷者:エスクデロ、山田直


日のナビスコカップ磐田戦では、4点を失って敗れたものの、今季最多となる3得点を記録。メンバーを入れ替えた中で、収穫の得られる一戦となった。

磐田戦では原口が60分間出場。リーグ戦を見越しての時短出場と見られ、この試合では先発復帰することになりそうだ。

マルシオ・リシャルデスの先発起用が濃厚。1トップに使われるか、2シャドーか、微妙なところだが、リーグでは今季初先発をすることになりそうだ。

前節のレッドカードの出場停止分をナビスコカップ磐田戦で消化した阿部と槙野は出場可能となる。


goal.comの浦和戦プレビューである。
負傷の岳の代役は誓志との予想。
確かに昨日の大宮戦でも岳が負傷してピッチに立ったのは誓志であり、そう考えるのが妥当と言えよう。
岳と誓志は持ち味が異なり、戦術的にも修正が加わることも念頭に置きたい。
誓志には岳にはない高さというオプションがあり、曽ケ端や山村から高精度のフィードが大迫だけでなく誓志にも送られることとなろう。
誓志を起点に攻撃を展開出来れば、浦和ゴールに迫ることが容易になるのではなかろうか。
そして、切り札のドゥトラは浦和戦でも途中投入がありそうである。
縦への突破はお手の物であり、逆にドゥトラに相手が引きつけられれば、大迫や誓志がゴールに迫ることとなる。
ドゥトラの投入で攻撃のシグナルが発せられる。
どのような相手といえども攻撃の手を緩めることなく戦おうではないか。
楽しみである。

大宮戦レビュー

2012年04月05日 | Weblog
【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 大宮】レポート:ルーキー梅鉢の活躍もあり鹿島が1-0でヤマザキナビスコカップ連勝を飾る!(12.04.05)
4月4日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 1 - 0 大宮 (19:00/カシマ/6,515人)
得点者:31' 興梠慎三(鹿島)


「旬な選手を起用する」
そう言ったのは鹿島の前監督たるオズワルド・オリヴェイラだが、今まさに旬の選手と言えば梅鉢貴秀だろう。先の公式戦(リーグ第4節横浜FM戦)で、プロでの初めての出場を先発で飾ると、この日もピッチに立ち、大宮の攻撃を寸断した。試合後は、マンオブザマッチに該当するリクシル賞にも選ばれ、スタジアムを1周。ホーム側ゴール裏やメインスタンドにいたサポーターだけでなく、バックスタンドやアウェイ側のゴール裏にいた人々にも手を振り、勝利の喜びを分かちあう初々しさを見せた。
「バテバテでした」
試合中もときおり膝に手を付き、苦悶の表情を浮かべていた梅鉢。しかし、背後にいる岩政大樹からかかる「苦しいことを顔に出すな」という檄を聞き、気合いで乗り切る。
「初勝利はうれしいですね」
そういって笑顔を弾けさせた。

とはいえ、試合は鹿島にとって手放しで喜べるものではなかっただろう。前半こそシュート9本を放ち、相手を圧倒した。しかし、その多くはミドルシュート。大宮が高いラインを敷いていただけに、フィニッシュがミドルレンジからのシュートに終わるというのは、選手同士の意思疎通がまだまだ足りていないことを物語っていた。興梠慎三や、大迫勇也、遠藤康、柴崎岳が前を向いて仕掛ける場面は何度もあったが、得点が生まれたのは31分の興梠の1点のみ。その得点シーンは美しく、ドリブルでゴールに迫る柴崎から、DFラインの裏に抜けた大迫への絶妙なスルーパスは、鋭く前に出てきた大宮のGK北野貴之がブロックしたものの、そのこぼれ球を興梠が落ち着いて流し込むという、すばらしい1点だった。
しかし、それ以外の場面ではつねに北野が立ち塞がる。前半42分には大迫が右サイドから囲みに来た相手DFを切り裂くドリブルで、ゴール前に侵入するも、シュートは正面を突き、追加点は生まれなかった。

後半になると大宮も息を吹き返す。
「ボールも後半は支配できたんですけども、サイドのところまでボールを持っていってもそこからの崩しがなかなかできなかった」
そう鈴木淳監が振り返ったとおり、ホイッスルと同時に前からボールを奪う姿勢を見せ、次第にボールを支配する。しかし、トップ下からポジションを下げてゲームをつくるカルリーニョスの空けたスペースを効果的に活用することができず、サイドまでボールは回るものの、そこからの崩しに工夫は感じられなかった。
鹿島もカウンターからチャンスをうかがうが、こちらもいまひとつ噛み合わない。結局、前半の1点に留まり、1-0で鹿島が勝利を収めた。

お互いにスタメンの平均年齢が25歳代という若いチーム構成での試合となったこともあり、選手の個性が噛み合わない印象を残した。次の試合は中2日と修正する時間も少ないが、どちらもホームで迎える。特に鹿島は浦和との一戦だ。この勝利が良い弾みとなったことを願いたい。


以上
2012.04.05 Reported by 田中滋


旬な選手にバチを挙げる田中氏である。
確かに初先発に抜擢されたFマリノス戦から中三日で再び先発し、フル出場で完封勝利を呼び込んだプレイは感嘆で迎えられるべきであろう。
二試合を通じて成長する過程が手に取るように伝わってくる。
それを共に実感出来るのは喜びと言って良かろう。
しかしながら、この大宮戦の後半は押し込まれる時間帯もあり、手放しで喜ぶことが出来ないことも事実であろう。
若きバチはともかくとして、経験豊富な満男や新井場、岩政がピッチにおってこの展開を招いてしまうのは、好意的に取ることは出来ぬ。
次の試合では危なげない試合運びを臨みたい。
期待しておる。

大宮戦報道

2012年04月05日 | Weblog
鹿島柴崎が左太もも裏痛める/ナビスコ杯
<ナビスコ杯:鹿島1-0大宮>◇1次リーグ◇4日◇カシマ

 鹿島MF柴崎岳(19)が、左太もも裏を痛め途中交代した。前半41分、相手ボールを奪おうとパスカットで左足を伸ばした際、太もも裏に痛みを感じ、そのままタンカで退場した。試合後はジャージー姿で歩きながら引き揚げ、重傷には至らなかった模様。柴崎は「前にも痛めたことがあるところ。メディカルと話をして(検査を受けるか)決めたい」と話した。

 それでも、ピッチでは存在感を見せていた。前半31分にスルーパスを送り、FW興梠慎三(25)のゴールのきっかけをつくった。「おれのパスで決めた訳じゃないけど、イメージ通り。今日はあれしかなかった」と振り返った。
 [2012年4月4日22時30分]



鹿島・興梠決勝弾!J先発落ち雪辱/ナビスコ杯
 ヤマザキナビスコカップ1次L第2節(4日、ニッパツ三ツ沢球技場ほか)6試合を行い、2連覇を狙うB組の鹿島と、A組の磐田が2連勝した。鹿島はFW興梠慎三(25)のゴールで大宮を1-0で振り切った。磐田は浦和との点の取り合いを4-3で制した。A組ではJ1首位の仙台が2-0で鳥栖に快勝。広島-川崎は1-1で引き分けた。B組では大会初戦の清水が1-0で新潟に勝ち、札幌は2-1で横浜Mを下してJ1復帰後、公式戦初勝利をあげた。

 FW興梠が前回王者のプライドを保つ決勝弾。前半31分、FW大迫のシュートのこぼれ球に反応し落ち着いて左足で決めた。「いいところでトラップできたので、流し込むだけだった」。エースとして君臨してきたが、今季はFWジュニーニョの加入もあり、リーグ戦で開幕から3試合連続先発落ち。屈辱を糧に「きょうは何とか期待に応えたかった」と結果を出して笑顔。
(紙面から)

鹿島・柴崎、負傷交代/ナビスコ杯
 J1鹿島の日本代表MF柴崎岳(19)が4日のナビスコ杯・大宮戦(カシマ)の前半41分、接触プレーから左もも裏を痛め途中交代した。張りを訴えており、5日にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受ける予定。7日のJ1浦和戦(カシマ)出場は難しいとみられる。
(紙面から)

鹿島、粘り強く勝ち点3 指揮官「シュートの意識が高まってきた」
ナビスコ杯グループB 鹿島1―0大宮 (4月4日 カシマ)

 リーグ戦は4戦未勝利(1分け3敗)の最下位と精彩を欠く鹿島だが、ナビスコ杯は2連勝。リズムよくパスが回る場面はそれほど多くなかったが、小笠原らが中盤で泥くさい守備を見せるなど粘り強く戦って勝ち点3を引き寄せた。

 開幕当初は控えに回っていた興梠が3月31日のリーグ戦に続いて先発し、今季初得点。「出れば結果を出せる気持ちはある。監督が使ってくれて、期待に応えたかった」と笑みをのぞかせた。

 この白星をリーグ戦への弾みとしたいところ。ジョルジーニョ監督は「得点機は何度かあった。シュートの意識が高まってきたのはよかった。まだ、うまく流れがこっちに来ていないが、変わっていくと思う」と手応えを口にした。
[ 2012年4月4日 23:16 ]

興梠、今季初ゴール!リーグ戦4連続無得点の鹿島に朗報
ナビスコ杯予選リーググループB 鹿島1-0大宮 (4月4日 カシマ)

 1次リーグを行い、2連覇を狙うB組の鹿島とA組の磐田が2連勝した。B組の札幌はJ1復帰後、公式戦初勝利を挙げた。鹿島はFW興梠慎三(25)がゴールを決め、1―0で大宮を振り切った。磐田は浦和との点の取り合いを4―3で制した。札幌は2―1で横浜を下した。

 興梠が待望の今季初ゴールを決めた。前半31分に柴崎のスルーパスから生まれたこぼれ球に反応。GKのクリアボールを左足で押し込んだ。今季は98年に柳沢が記録したクラブの日本人リーグ最多22得点を目標に掲げながら開幕から3試合連続で先発落ち。3月31日の横浜戦で初先発して軽快な動きを見せ、2戦連続の先発を勝ち取っていた。公式戦では昨年11月19日の大宮戦以来となる約5カ月ぶりの一撃が決勝弾となり「先発で使ってくれた監督の期待に応えられたと思う」と笑顔。背番号13に復調の兆しが見えたことは、リーグ戦で開幕から4戦連続無得点と深刻な得点力不足に陥っているチームにとって朗報だ。

 ≪柴崎負傷交代≫鹿島・柴崎が左太腿裏痛で途中交代するアクシデントに見舞われた。前半41分に相手の横パスをスライディングでカットした際に負傷。「(患部の状態は)検査してみないと分からない」と厳しい表情を浮かべた。5日にも精密検査を受ける予定だが、次戦7日の浦和戦は中2日の強行日程のため欠場が濃厚。今季公式戦全6試合に先発していた司令塔の離脱は大きな痛手となる。
[ 2012年4月5日 06:00 ]

興梠初ゴールで鹿島2連勝!…ナビスコ杯
 ◆ナビスコ杯予選リーグ第2節 ▽B組 鹿島1―0大宮(4日・カシマスタジアム) 鹿島がFW興梠の今季初ゴールでナビスコ杯2連勝を飾った。前半21分、ゴール前のこぼれ球を左足でゴールに流し込んだ。「勝ったのが一番」。開幕からベンチだったが、前試合のリーグ戦横浜M戦(3月31日)で先発で復帰し、「先発で出たらやってやると思っていたし、監督の期待に応えたかった」と燃えていた。リーグ戦では最下位に沈む常勝軍団が復調してきた。

(2012年4月5日06時02分 スポーツ報知)

ナビスコ杯、鹿島連勝 大宮に1-0

【写真説明】鹿島-大宮 前半31分、先制ゴールを決め笑顔を見せる鹿嶋・興梠(右)=カシマスタジアム

Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第2日(4日・カシマスタジアムほか=6試合)1次リーグを行い、2連覇を狙うB組の鹿島は1-0で大宮を下し、2勝目を上げた。

鹿島は前半31分、興梠が先制ゴールを決めた。その後も再三いい形をつくって攻めた。守備も安定し相手を零封した。

A組では磐田が浦和との点の取り合いを4-3で制して2連勝。J1首位の仙台が2-0で鳥栖に快勝。広島-川崎は1-1で引き分けた。B組では大会初戦の清水が1-0で新潟に勝ち、白星スタートを切った。


興梠のゴールが中心である。
待望のゴールと言って良かろう。
高い身体能力で青手守備陣を切り裂く興梠が、得点を決めることでチームはノってくる。
興梠と共に勝利を積み重ねたい。
そんな中で、負傷交代した岳についても報じられておる。
以前痛めた古傷とのことで非常に不安である。
浦和戦は欠場濃厚とのことで、チームにとって痛いところ。
しかしながら、本当に無念なのは岳本人である。
岳のためにも次戦・浦和戦は勝利を掴みたい。
聖地へ集い、声を出してチームに勝利を呼び込みたい。

大宮戦コメント

2012年04月05日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節


鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
(興梠の2試合連続先発出場について)1つは彼の動き出し、技術を生かせればと思い、起用した。また同時に守備や戦う姿勢も求めていたし、リーグ戦でも今日の試合でもそれが出ていたし、非常にいいプレーだったと思う。しかしこれは興梠だけに当てはまるのではなく、チーム全体に求めているもの。今日は得点するチャンスは何度かあって、その場面で選手たちはシュートしようという意思を持っていた。徐々に変わってきて、またゴールが取れれば波に乗れると思う。(梅鉢について)前の試合もそうだし、今日もいいパフォーマンスだったと思う。ベンチに入っていない選手もチームの一員であり、常に準備しておくことが大事。チームとして必要なボールへのアプローチ、アグレッシブさを梅鉢はしっかりと見せてくれた。また小笠原も同じタイプだし、遠藤、柴崎、そして途中で入った増田も中盤でその姿勢を持続してプレーしてくれた。勝ったことに甘えず、この姿勢を持続すれば結果は自ずからついてくると思う。監督は冷静に分析する立場であると同時に試合の流れを入っていかなければいけないもの。どんな試合になっても自分の試合に臨む姿勢は変わらない。

【興梠 慎三】
FWが点を取れない中で取れたのは大きい。ただ2点目が取れていないのは問題だと思う。リーグ戦は点が取れていないのでFWはプレッシャーを感じている。今日もそうだが決定機がそこまであるかというとそこまでないので、中盤からもっと仕掛けられれば良いと思う。

【大迫 勇也】
納得できない。今日は少し迷い過ぎた。ちゃんと決めないと。

【曽ヶ端 準】
DFがしっかり仕事をしてくれた。先制すると楽になる。相手も出て来るしね。相手の5番の選手に満男とかバチがゲームの中でうまく対応したと思う。

【ドゥトラ】
デビュー出来たのは嬉しく思う。チームに貢献するためピッチに立ったが、1-0で勝ててよかった。まだ試合の流れについて行けてないと思うので、もっとトレーニングをして今日以上のパフォーマンスを見せたい。リーグ戦が未勝利なのは信じられないが、経験豊富な選手がいるのであせりはない。チームが一つになって前向きだから最後には優勝争いをしていると思う。

【岩政 大樹】
あまり良い試合だと思わない。何とか勝った。また引き分けかと思うような内容だった。前にも言ったが、これでリーグ戦の最下位を脱出出来るわけではないし、予選を突破したわけでもない。


2012年04月04日(水)

本日行われたナビスコ予選リーグ 第2節大宮戦は1-0で勝利しました。

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 大宮】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.04.04)
4月4日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
鹿島 1 - 0 大宮 (19:00/カシマ/6,515人)
得点者:31' 興梠慎三(鹿島)


●ジョルジーニョ監督(鹿島)
Q:この前のリーグ戦から興梠選手を先発させていると思います。彼の状態と今日のパフォーマンスについて評価をお願いします。
「ひとつは、彼の動きだし、スピード、技術を生かせればと思って起用するようになりました。攻撃だけではなく、守備の部分での貢献度や戦う姿勢を求めており、前の公式戦でも今日においても出ていたのではないかと思います。良い運動量で戦い続けていたと思います。ただ、僕が求めているのは個人が突出したパフォーマンスを見せるのではなく、チームとしての機能性です。その部分では、前の公式戦と今日と出るようになってきたので、それがチームとしての一番の収穫だと思います。今日もシュートするチャンスや得点するチャンスが何度かありました。そのなかでシュートしようという意欲が高まってきたことが良かった部分としてあげられると思います。まだ、得点が入らないという課題はあり、流れはこちらに来ていませんが、変わっていくと思いますし、うまく1回でも流れのなかでゴールが入れば波に乗れると思います」

Q:ベンチ前で監督が攻撃の時も守備の時も苛立つ場面があったと思いますが、いまチームの攻撃と守備について一番気になっているところはどういうところなのでしょうか?
「監督というのは冷静に状況を分析しなければいけない立場にあります。それと同時に気持ちをしっかりと試合に向けることも大切だと思います。ですから、苛立つという風に見受けられたのでしたら考えますが、僕はそういう風なことは考えていませんでした。ただ、チームとしては最後の3分の1に入ったところで、もう少し落ち着いてパスを出すことができるのではないかと思っています。それは1-0だからというわけではなく、3-0でも4-0でも同じような姿勢です」

Q:今日の試合、梅鉢選手がよかったと思いますが、監督の評価を聞かせて下さい。
「前の試合も含めて、今回も非常に良いパフォーマンスを確かに見せているかと思います。僕が一番強調したいのは、ベンチに入っていない選手でもチームの一員であるということです。試合に出るための準備の大切さを、皆さんが強調してもらえればと思います。チームとして求めているボールへのアプローチ、しっかり寄せきるというところで、彼はそういう姿勢を見せてチームを引っぱったと思います。同時に小笠原選手もそういったタイプの選手ですし、それが中盤の安定感に繋がったと思います。当然ながら、遠藤、柴崎、途中から増田になりましたが、彼らもボールに寄せきるアグレッシブさを持つことができました。今日の梅鉢選手に関しては相手の危険な選手、大宮さんの5番カルリーニョスというのが、そんなに目立った仕事ができなかったと思います。そこをしっかり抑えることができたのではないでしょうか。ただ、同時にこの2試合に出場したことで、マスコミの皆さんは彼をちやほやしようと考えると思います。ただ、それで勘違いをすれば足下をすくわれることになってしまいます。選手たちには先ほどロッカールームで言いましたが、勝ったからといって、あるいは良いパフォーマンスを見せたからといって、それがすべてではない。この先が一番難しいことで、それを持続することが難しいことだ。一人ひとりが意識を持続すれば、良い結果が出るようになるだろう、と話しました。

「オツカレサマデシタ。ドウモ」


以上

【ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 大宮】試合終了後の各選手コメント(12.04.04)
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(梅鉢は)満男とかもカバーしているけど、そのなかでがむしゃらにやっている。そういうのも大事。紅白戦でもっと厳しいプレッシャーのなかでやってますし。
(この勝利で手応えは?)やっぱり勝たないと。結果として残さないといけない。中二日なのでフィールドの選手は大変だと思いますけど、強い気持ちをもってやりたい。次もホームで戦えますし、そういうのはプラスになります」

●岩政大樹選手(鹿島):
「あまり良い試合をしたとは思っていません。
(それは後半の出来ということですか?)そうですね。この内容だと、また引き分けだったり、勝てなかったりがあるのかな、と思います。
(勝ったことについては?)前回、勝ったときと同じです。これで最下位が変わるわけでも、予選突破が決まるわけでもない。まあ、この世界ではよくあることです。リーグで勝てないチームがナビスコで勝っていく。うーん、言葉にするのは難しいですね。
(梅鉢選手が今回も良いパフォーマンスを見せたが?)言ったことをマジメにやってくれる。頭、体力、賢さ、聞く耳も持っている。それをできることが重要だと思います」

●ドゥトラ選手(鹿島):
「鹿島は、来たときからほんとうに良い環境下にあると感じています。文句ひとつ無い、サッカーのしやすいところだと言えると思います。そして今日、鹿島アントラーズのユニフォームを着てデビューできたことを、とても嬉しく思います。デビューできたから嬉しいのですが、チームに貢献することを考えてピッチに立ちましたので、結果が1-0と勝利に結びつけられたことがよかったと思います。まだ、コンディション的に試合の流れについていけないところが多少ありますが、そこはしっかり練習の中でトレーニングをして上げていくことで、今日以上のパフォーマンスを皆さんに見せられるように取り組んでいきたいと思います。
(勝利、そしてゴールが求められていると思いますが?)いまの結果を見れば、鹿島アントラーズというクラブを考えれば少し信じられませんが、私たちのクラブには経験豊富で能力の高い選手たちがいますので、そこは焦ることなく、地に足をついてやっていけば、必ず結果は付いてくると思います。あと私はチームのなかに入って感じることは、こういう状況にありながら、チームがひとつにまとまって団結し、みんながとても前向きに取り組んでいると感じました。あとは自分もいち早く貢献できるようにトレーニングしたいと思います。そして、連携を含めてチームに貢献できるようにがんばるのと、少しでも順位をあげ、年末には優勝争いに加わる順位まで引っぱって行けたらと思っています。
(土曜日、すぐにレッズ戦です)勝利だけです。ホームでやる分、アドバンテージがありますし、大勢のサポーターの後押しもあるはずです。必ず皆さんに勝利をプレゼントしたいと思います。いま勝利という言葉を口にしましたが、シーズンの最初からチームにいる選手たちはその勝利を待ち遠しく思っているはずです。必ず勝利に結びつける試合をすると思いますので、ひとつでも多く彼らのサポートができるよう、グラウンドに入ったときは自分のプレーでサポートしたいと思います」

●梅鉢貴秀選手(鹿島):
「バテバテです。ちょっと体力的にきつかった。今日は80分までは大丈夫だったんですけど、80分以降は後ろの人の声で気力だけでやってました。声がなかったら倒れてた。
(なんて言われたのですか?)大樹さんからいつも言われていることなんですが『苦しいことを顔に出すな』『あと10分だぞ』と言われていました。1回、90分通してやれれば慣れると思う。
(高校時代の90分とは違う?)1つ1つのプレーで頭を使いますし、想像以上に疲れます。でも、初勝利は嬉しいですね」


[ ヤマザキナビスコカップ:第2節 鹿島 vs 大宮 ]

前半31分、鹿島は興梠慎三(写真)が決めて1点を先制。前半は鹿島が1点をリードして折り返した。

[ ヤマザキナビスコカップ:第2節 鹿島 vs 大宮 ]

興梠慎三のゴールを守りきった鹿島が1-0で大宮に勝利。ヤマザキナビスコカップ2連勝を飾った。


勝利も不出来の内容と分析する岩政である。
確かに前半だけ観れば、圧勝と言えるパフォーマンスを魅せたが、後半から別のチームかと思わせるように大宮に押し込まれた。
試合終了間際にはあわや同点ゴールが決まるかと思わせられるような崩しをされたことも事実である。
これは、戦術的なものなのかスタミナ的なものなのかの分析はスタッフに任せたい。
ただ、我等としては選手を鼓舞するため声を出すだけである。
スタジアム全体で勝利を目指すのだ。
次はリーグ戦初勝利に向けて聖地へ向かいたい。
楽しみである。