J1リーグ 第14節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
今日は完封で勝利できて満足している。後半に点は取れなかったが、試合は勝たなければ意味がないので前半に2点を取って勝つことができて良かった。次節からカシマスタジアムで試合をできるようになるが、実家に帰るような気分。カシマスタジアムには良い思い出も良くない思い出もあるが、良い思い出のリスタートができればと思っている。
【遠藤 康】
久々、90分プレーして疲れた。これで勝ち癖がつけばいい。いい感じで守備はできていたと思う。次も勝って連勝したいし、ホームでは負ける気がしない。
【小笠原 満男】
再スタートのつもりでやったので勝ててよかった。守備は無失点だからといっていいわけではなく、フィーリングだとか助け合いができていることの方が大事。まだ改善するところはある。誓志とはバランスを見て動いた。お互いにうまく守備はできていたと思う。ホームに戻れるので連勝ができるようにがんばる。
【大迫 勇也】
勝てたことが一番よかった。しっかり守備から入ろうと話していたが、もっとうまくできたと思う。相手が引いていたこともあって攻撃の起点を作ろうと思ったが、下がりすぎた。誰かが起点にならないと攻められない。(シュートが0本だが)打たないとFWではない。
【田代 有三】
点を取りたかった。プレスのスピードが遅かったりしたのでもっと判断よくプレーしないといけない。もう少しすればコンディションも上がっていくので、結果を出していきたい。
2011年06月11日(土)
本日行われたJ1第14節山形戦は、2-0で勝利しました。
【J1:第14節 山形 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.06.11)
6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
山形 0 - 2 鹿島 (16:04/NDスタ/11,012人)
得点者:35' 興梠慎三(鹿島)、40' 岩政大樹(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日はリーグ戦で初めての無失点でしたが、それについての感想をお願いします。今日の守備で何がよかったかも含めて。
「失点をする、しないということは、別に試合において重要なことではありません。自分たちの理想の形を描いて試合に臨むんですけれど、当然ながら相手がいるわけであって、その状況を与えられた時にどういうふうに対応していくのかというのが一番重要な部分。その部分を選手たちがうまくコントロールしながら、考えながらプレーすることができたのではないかなとは思います」
Q:ACLで敗退して、帰ってきて広島戦と、この2週間は非常に難しい2週間だと思います。今日の選手のパフォーマンスの評価をお願いします。監督が満足されているのかということを。
「試合というのは勝負ごとですので、勝ったり負けたりすることもあるわけで、ソウルに負けるとか、サンフレッチェに負けるとか、負けるために行ったわけではなく、常に勝ちに行った、あるいは勝つことを意識してやった。我々がソウルに負けたから恥だとか、あるいはほかの韓国のチームとか日本のチームに負けたから恥という捉え方というのは、ぼくの中にない。質の高いチームたちが並んでいるわけですから、簡単に勝てると甘く見ている部分がみなさんのほうにあるんだったら、それは間違いだと思います。サンフレッチェも質の高いチームですし、その試合でも負けという結果を求めてやったわけではなくて、勝ちにいくということを意識してやった。そのなかで、連敗したりということもあるだろう。ただ、それが我々の気持ちだったり意識というものを低下させてはいけないし、そういった意味で、選手たちがこの2週間をどの目的をもって取り組むのかということは、彼らが、しっかりと伝えたメッセージというものを意識して取り組んでくれたのではないかなと思います。その成果というものが、今日の試合において、いろんな悪条件があったなかで、それを冷静に対処していったということができたわけで、ひとつの勝ちにつながった。あとは、今日の勝利がひとつの勝利ではなく、今後の明るい勝利になってくればいいなと思います」
Q:今日は山形で船山選手と川島選手がプレーしましたが、評価をお願いします。
「川島選手に関しては最後のほうしか出ていないので、そんなに見る部分というのはなかったんですけど、彼は将来有望とされている選手であって、来年また鹿島で仕事ができればなあという部分があります。船山選手は本当に経験豊富な選手で、ぼくらとともにいい経験、あるいはいい成果を出せた時期もありました。今日に関してはふつうのパフォーマンスかなあという印象です。それは理由もありまして、当然ながらチームメートとの連係だったりイメージが合わされてないというところもありますし、また監督の求めているやり方をまだ少しずつ理解している段階で、実行に移すまで、完璧にできるまではまだ時間がかかるだろう。ただ高い能力を持っている選手ですので、おそらく山形の力には将来的にはなるのではないかなと考えられます」
Q:小笠原選手から伊野波選手に交代しましたが、伊野波選手はどういう役割を期待されていたのでしょうか?
「ひとつは、小笠原選手から交代の申し出がありました。その前に柴崎選手もピッチに送り出していて、あとはうちには本田選手と青木選手がいるんですけど、本田選手は怪我で、青木選手は体調不良でした。そのポジションに慣れた選手を入れたいなという部分があって、過去にボランチをやった経験があるので、そういった選手を置いたほうが安定するかなあという部分でそういった交代になりました」
以上
【J1:第14節 山形 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.06.11)
●岩政大樹選手(鹿島):
「勝ったことはよかったです」
Q:1点目は、興梠選手の動きは完全に見えていたのですか?
「いえいえ、見えるわけないですよ。見えてても出さないし(笑)。ああいうシーンはよくあるので。競り合うと、だいたいあっちに流れていきますからね。なんとか外に切れないように打とうと思ったんですけど、あれが限界でした」
Q:2点目は外から入ってドンピシャでした。
「プロの世界で、なかなかファーサイドで競り合って決めるというのは難しくて、ぼくもファーサイドで決めるというのはプロに入ってそんなに経験はないんですけど。あのシーンは(小笠原)満男さんのボールに対して、早めに落下地点に入って早めにジャンプすることができました。いいシーンだったんじゃないですかね。落下地点を早く読むということはヘディングにとって重要なことで、常に意識してやってはいます。とは言っても、毎回毎回読めるわけでもないですし、相手と体をぶつけ合ってるわけですから、バランスが崩れて少しずつ落下地点がズレることもある。ちょっとでもズレればシュートなんかほとんど入らないですから、相手と競り合いながら落下地点を早く読んで早く跳ぶ。いろんな要素が噛み合わないと、2点目みたいなシュートはなかなかないですね」
Q:これでチーム得点王ですが?
「(興梠)慎三に追いつかれたので、早めに追い越さないとと思って。すぐに単独トップになれたのでよかったです」
●増田誓志選手(鹿島):
「今日は何もしてないですよ。ただダラダラ走ってただけで。自分は暑さに弱いんだなあと、改めて思いました。こんなんじゃ出続けられないです」
Q:でもモチベーションは高かったのでは?
「今までの公式戦のなかでは、ここに出たいという気持ちが強かったのは確かです。1年間、青のユニフォームを着てやっていたので、逆に相手になるというのは、去年の鹿島戦のときもそうでしたけど、うまく表現できないような感じがします」
Q:チームとしても久しぶりの勝利と無失点ということで、今後の明るい材料かと思いますが?
「一番よかったのは、やっぱり失点がないということですよね。失点癖と言われるぐらいの大量失点ばかりしてきたので、0で抑えることができてみんな自信になったと思います。ただ、攻めに関して言えばセットプレーの2本。まだ流れのなかで点を取れたシーンというのは何回かあったので、そういうところを取れないと、もっと強い相手だと苦しいかなと思います」
Q:立ち上がりからどんどんシュートを打とうということは意識していましたか?
「悪い試合というのは前半が悪かったので、前半のうちに1点取るという意識がみんなの中にありました。3点目というより、流れのなかで取れないと乗り切れないというのもありますし、今のぼくたちのレベルだと2点でも足りない状況だったので、やっぱりもう1点欲しいですね」
Q:実際肌を合わせてみて、山形の感触はどうでしたか?
「去年の今頃と同じような、乗り切れないような感じは受けました。でも、去年もここからだったので、これからじゃないですか? 警戒しているのは、取られたあとの早さだった。警戒しているにも関わらず危ないシーンを何回もつくられたので、力はあるのかなと思います」
Q:ブーイングを浴びた感想は? 愛あるからこそのブーイングだと思いますが?
「うれしいです。1年しかいないのに、こうしてやってくれるというのは、本当に応援してくれてたんだなあと改めて実感しますし、今の選手たちにはそういう気持ちを持ってもらいたいと思うんですね」
Q:スカウティングで鹿島の試合映像を見た小林監督が、増田選手のプレーを誉めていました。
「ありがたいです。守備意識もかなり変わりました。後ろのほうからと考えるようになりましたから。その基礎は山形だと思っています」
●田代有三選手(鹿島):
「点取りたかったですね。でも、今の状態なら仕方がないなというところですね。まだ痛みはあるので、ちょっとずつ状態をよくしていきたいなと思います」
Q:何度かチャンスの起点になりましたが?
「でも、ちょっとプレースピードが遅かったり、思いきったプレーができなかったりしたので、もうちょっと判断よくプレーしていかないといけないなと思いました」
Q:後ろにはパスを出さないという意識が見えましたが?
「そんな気持ちはそれほどなかったですけど、みんな疲れていたので、とりあえず時間をかけて、上がってきた選手を使おうと思ってやっていた。危ないシーンもあったので、ああいうところはしっかりキープしなきゃいけないと思います。もうちょっとすれば、自分のコンディションも上がってくると思うので、これから試合に出してもらったら結果を出していきたいです」
Q:まだ足の状態を気にしながらプレーをしている?
「常に気にはしている。練習のときからそうですけど、それはしょうがないことなので、いかにいいところだけ出せるかと思っている。時間はかかりますけど、徐々によくなっていけばいいかなと思っています」
Q:スタジアムの雰囲気はどうでしたか?
「やっぱりなつかしいし、いい雰囲気でサッカーしてたんだなというのを、また改めて思ったし、山形のサポーターはぼくにとって大切なものなので、ちょっとでもプレーできたことはよかったです」
J1:第14節 山形 vs 鹿島 ]
0-0で迎えた35分、鹿島は右からのCKを岩政大樹がヘッドですらし、このボールを興梠慎三がボレーシュートで決めて先制に成功する。
写真は興梠慎三の得点シーン。
[ J1:第14節 山形 vs 鹿島 ]
追加点を狙う鹿島は40分、左からのCKを岩政大樹がヘッドで決めて追加点をチームにもたらす。
試合は後半両チームとも得点を奪えず、そのまま2-0で試合終了。鹿島は3試合ぶりの勝利をあげ、今季初の無失点での勝利となった。
[ J1 第14節 山形vs鹿島 ] WOWプレーヤーズアワード
本日の試合で決勝点をあげた興梠慎三選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。
青木の欠場は体調不良とのこと。
しかしながら、怪我の功名で誓志と満男のコンビも機能しておった。
とはいえ、満男自らが交代を申し出るとは非常事態といえよう。
過密日程の次節、先発が読めなくなった。
監督の手腕に期待である。
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
今日は完封で勝利できて満足している。後半に点は取れなかったが、試合は勝たなければ意味がないので前半に2点を取って勝つことができて良かった。次節からカシマスタジアムで試合をできるようになるが、実家に帰るような気分。カシマスタジアムには良い思い出も良くない思い出もあるが、良い思い出のリスタートができればと思っている。
【遠藤 康】
久々、90分プレーして疲れた。これで勝ち癖がつけばいい。いい感じで守備はできていたと思う。次も勝って連勝したいし、ホームでは負ける気がしない。
【小笠原 満男】
再スタートのつもりでやったので勝ててよかった。守備は無失点だからといっていいわけではなく、フィーリングだとか助け合いができていることの方が大事。まだ改善するところはある。誓志とはバランスを見て動いた。お互いにうまく守備はできていたと思う。ホームに戻れるので連勝ができるようにがんばる。
【大迫 勇也】
勝てたことが一番よかった。しっかり守備から入ろうと話していたが、もっとうまくできたと思う。相手が引いていたこともあって攻撃の起点を作ろうと思ったが、下がりすぎた。誰かが起点にならないと攻められない。(シュートが0本だが)打たないとFWではない。
【田代 有三】
点を取りたかった。プレスのスピードが遅かったりしたのでもっと判断よくプレーしないといけない。もう少しすればコンディションも上がっていくので、結果を出していきたい。
2011年06月11日(土)
本日行われたJ1第14節山形戦は、2-0で勝利しました。
【J1:第14節 山形 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.06.11)
6月11日(土) 2011 J1リーグ戦 第14節
山形 0 - 2 鹿島 (16:04/NDスタ/11,012人)
得点者:35' 興梠慎三(鹿島)、40' 岩政大樹(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日はリーグ戦で初めての無失点でしたが、それについての感想をお願いします。今日の守備で何がよかったかも含めて。
「失点をする、しないということは、別に試合において重要なことではありません。自分たちの理想の形を描いて試合に臨むんですけれど、当然ながら相手がいるわけであって、その状況を与えられた時にどういうふうに対応していくのかというのが一番重要な部分。その部分を選手たちがうまくコントロールしながら、考えながらプレーすることができたのではないかなとは思います」
Q:ACLで敗退して、帰ってきて広島戦と、この2週間は非常に難しい2週間だと思います。今日の選手のパフォーマンスの評価をお願いします。監督が満足されているのかということを。
「試合というのは勝負ごとですので、勝ったり負けたりすることもあるわけで、ソウルに負けるとか、サンフレッチェに負けるとか、負けるために行ったわけではなく、常に勝ちに行った、あるいは勝つことを意識してやった。我々がソウルに負けたから恥だとか、あるいはほかの韓国のチームとか日本のチームに負けたから恥という捉え方というのは、ぼくの中にない。質の高いチームたちが並んでいるわけですから、簡単に勝てると甘く見ている部分がみなさんのほうにあるんだったら、それは間違いだと思います。サンフレッチェも質の高いチームですし、その試合でも負けという結果を求めてやったわけではなくて、勝ちにいくということを意識してやった。そのなかで、連敗したりということもあるだろう。ただ、それが我々の気持ちだったり意識というものを低下させてはいけないし、そういった意味で、選手たちがこの2週間をどの目的をもって取り組むのかということは、彼らが、しっかりと伝えたメッセージというものを意識して取り組んでくれたのではないかなと思います。その成果というものが、今日の試合において、いろんな悪条件があったなかで、それを冷静に対処していったということができたわけで、ひとつの勝ちにつながった。あとは、今日の勝利がひとつの勝利ではなく、今後の明るい勝利になってくればいいなと思います」
Q:今日は山形で船山選手と川島選手がプレーしましたが、評価をお願いします。
「川島選手に関しては最後のほうしか出ていないので、そんなに見る部分というのはなかったんですけど、彼は将来有望とされている選手であって、来年また鹿島で仕事ができればなあという部分があります。船山選手は本当に経験豊富な選手で、ぼくらとともにいい経験、あるいはいい成果を出せた時期もありました。今日に関してはふつうのパフォーマンスかなあという印象です。それは理由もありまして、当然ながらチームメートとの連係だったりイメージが合わされてないというところもありますし、また監督の求めているやり方をまだ少しずつ理解している段階で、実行に移すまで、完璧にできるまではまだ時間がかかるだろう。ただ高い能力を持っている選手ですので、おそらく山形の力には将来的にはなるのではないかなと考えられます」
Q:小笠原選手から伊野波選手に交代しましたが、伊野波選手はどういう役割を期待されていたのでしょうか?
「ひとつは、小笠原選手から交代の申し出がありました。その前に柴崎選手もピッチに送り出していて、あとはうちには本田選手と青木選手がいるんですけど、本田選手は怪我で、青木選手は体調不良でした。そのポジションに慣れた選手を入れたいなという部分があって、過去にボランチをやった経験があるので、そういった選手を置いたほうが安定するかなあという部分でそういった交代になりました」
以上
【J1:第14節 山形 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(11.06.11)
●岩政大樹選手(鹿島):
「勝ったことはよかったです」
Q:1点目は、興梠選手の動きは完全に見えていたのですか?
「いえいえ、見えるわけないですよ。見えてても出さないし(笑)。ああいうシーンはよくあるので。競り合うと、だいたいあっちに流れていきますからね。なんとか外に切れないように打とうと思ったんですけど、あれが限界でした」
Q:2点目は外から入ってドンピシャでした。
「プロの世界で、なかなかファーサイドで競り合って決めるというのは難しくて、ぼくもファーサイドで決めるというのはプロに入ってそんなに経験はないんですけど。あのシーンは(小笠原)満男さんのボールに対して、早めに落下地点に入って早めにジャンプすることができました。いいシーンだったんじゃないですかね。落下地点を早く読むということはヘディングにとって重要なことで、常に意識してやってはいます。とは言っても、毎回毎回読めるわけでもないですし、相手と体をぶつけ合ってるわけですから、バランスが崩れて少しずつ落下地点がズレることもある。ちょっとでもズレればシュートなんかほとんど入らないですから、相手と競り合いながら落下地点を早く読んで早く跳ぶ。いろんな要素が噛み合わないと、2点目みたいなシュートはなかなかないですね」
Q:これでチーム得点王ですが?
「(興梠)慎三に追いつかれたので、早めに追い越さないとと思って。すぐに単独トップになれたのでよかったです」
●増田誓志選手(鹿島):
「今日は何もしてないですよ。ただダラダラ走ってただけで。自分は暑さに弱いんだなあと、改めて思いました。こんなんじゃ出続けられないです」
Q:でもモチベーションは高かったのでは?
「今までの公式戦のなかでは、ここに出たいという気持ちが強かったのは確かです。1年間、青のユニフォームを着てやっていたので、逆に相手になるというのは、去年の鹿島戦のときもそうでしたけど、うまく表現できないような感じがします」
Q:チームとしても久しぶりの勝利と無失点ということで、今後の明るい材料かと思いますが?
「一番よかったのは、やっぱり失点がないということですよね。失点癖と言われるぐらいの大量失点ばかりしてきたので、0で抑えることができてみんな自信になったと思います。ただ、攻めに関して言えばセットプレーの2本。まだ流れのなかで点を取れたシーンというのは何回かあったので、そういうところを取れないと、もっと強い相手だと苦しいかなと思います」
Q:立ち上がりからどんどんシュートを打とうということは意識していましたか?
「悪い試合というのは前半が悪かったので、前半のうちに1点取るという意識がみんなの中にありました。3点目というより、流れのなかで取れないと乗り切れないというのもありますし、今のぼくたちのレベルだと2点でも足りない状況だったので、やっぱりもう1点欲しいですね」
Q:実際肌を合わせてみて、山形の感触はどうでしたか?
「去年の今頃と同じような、乗り切れないような感じは受けました。でも、去年もここからだったので、これからじゃないですか? 警戒しているのは、取られたあとの早さだった。警戒しているにも関わらず危ないシーンを何回もつくられたので、力はあるのかなと思います」
Q:ブーイングを浴びた感想は? 愛あるからこそのブーイングだと思いますが?
「うれしいです。1年しかいないのに、こうしてやってくれるというのは、本当に応援してくれてたんだなあと改めて実感しますし、今の選手たちにはそういう気持ちを持ってもらいたいと思うんですね」
Q:スカウティングで鹿島の試合映像を見た小林監督が、増田選手のプレーを誉めていました。
「ありがたいです。守備意識もかなり変わりました。後ろのほうからと考えるようになりましたから。その基礎は山形だと思っています」
●田代有三選手(鹿島):
「点取りたかったですね。でも、今の状態なら仕方がないなというところですね。まだ痛みはあるので、ちょっとずつ状態をよくしていきたいなと思います」
Q:何度かチャンスの起点になりましたが?
「でも、ちょっとプレースピードが遅かったり、思いきったプレーができなかったりしたので、もうちょっと判断よくプレーしていかないといけないなと思いました」
Q:後ろにはパスを出さないという意識が見えましたが?
「そんな気持ちはそれほどなかったですけど、みんな疲れていたので、とりあえず時間をかけて、上がってきた選手を使おうと思ってやっていた。危ないシーンもあったので、ああいうところはしっかりキープしなきゃいけないと思います。もうちょっとすれば、自分のコンディションも上がってくると思うので、これから試合に出してもらったら結果を出していきたいです」
Q:まだ足の状態を気にしながらプレーをしている?
「常に気にはしている。練習のときからそうですけど、それはしょうがないことなので、いかにいいところだけ出せるかと思っている。時間はかかりますけど、徐々によくなっていけばいいかなと思っています」
Q:スタジアムの雰囲気はどうでしたか?
「やっぱりなつかしいし、いい雰囲気でサッカーしてたんだなというのを、また改めて思ったし、山形のサポーターはぼくにとって大切なものなので、ちょっとでもプレーできたことはよかったです」
J1:第14節 山形 vs 鹿島 ]
0-0で迎えた35分、鹿島は右からのCKを岩政大樹がヘッドですらし、このボールを興梠慎三がボレーシュートで決めて先制に成功する。
写真は興梠慎三の得点シーン。
[ J1:第14節 山形 vs 鹿島 ]
追加点を狙う鹿島は40分、左からのCKを岩政大樹がヘッドで決めて追加点をチームにもたらす。
試合は後半両チームとも得点を奪えず、そのまま2-0で試合終了。鹿島は3試合ぶりの勝利をあげ、今季初の無失点での勝利となった。
[ J1 第14節 山形vs鹿島 ] WOWプレーヤーズアワード
本日の試合で決勝点をあげた興梠慎三選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。
青木の欠場は体調不良とのこと。
しかしながら、怪我の功名で誓志と満男のコンビも機能しておった。
とはいえ、満男自らが交代を申し出るとは非常事態といえよう。
過密日程の次節、先発が読めなくなった。
監督の手腕に期待である。